2024年釣行記(59) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:09月13日(金) 18:20~22:30
潮回り:若潮
(↓↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 2、カサゴ x 1、豆アジ x 1
同行者:YTさん、AKWさん、(ISBSさん)

前回はMHR-KGNでの刀狩りだったので、今回はKMI’sアジングをしようと思っていたが、予報では南or南南西の風が7mとかなり強め。時間の経過と共に弱くなる様だがそれでも5m。9月中旬になったとは云え、まだまだ残暑が厳しいので、風が吹くのは有り難い。しかも、KMI’sでは背後の植栽で多少の風なら凌げるので都合が良いが、7mは強過ぎる。
と云う訳で、MHR-KGNにするかKMI’sにするか決めかねていたのだが、AIKWさんを連れてMHR-KGNに行くとのYTさんからの連絡で、ようやく心が決まった次第。

18:00過ぎ、先着していたYTさんに迎えられて現地に到着。
所が、YTさんの車の中にはAKWさんの姿が見えない。AKWさんに会うのは年初の1月末以来になるため楽しみにしていたので、どうしたのかYTさんに尋ねた所、既に岸壁に出て釣りをしているとのことで、一安心。

早速、キャリヤーに道具を積み込んで岸壁に出てみると、18番スポット付近までの間は一定の間隔で長いロッドを振っているアングラーの姿があって、一時期に比べると、少し賑やかになっている。
その中に真っ黒に日焼けしたAKWさんの姿があり、短い挨拶の後小生は24番スポット付近に進み釣り座を構えた。

前回、YTさんアジを爆釣したので、念の為にTenryu改も持ち込んでアジングの用意もして来たが、小生にとっての本命はやはりタチウオなので、Sephia S806ML-Sを先発に選びアクアウェーブスパークテンヤ ショート 11gを組み合わせて、18:20頃、キャスティングを開始した。

風は時折息を付く様に弱くなる時もあるが、予報通り強めに吹き付けているので、暑さも凌げて有り難い。しかもほゞ背後からの南風のため、軽いジグを使うアジングではなく、11gの重たいテンヤを扱う刀狩りなので影響はない。寧ろ、上手く風に乗せるとかなり飛距離が稼げるので、好都合。

この時間帯は潮位が130cm超もあるため、目の前のテトラ帯の殆どが海中に没しており所々に一際背の高いテトラの頂上が海面から頭を出しているだけで、海が広く見える。

時間的にはゴールデン・タイムに入ったばかりで、前回も18:30過ぎに最初のコンタクトがあったので、期待をして反応が帰って来るのを待ったが、この日は音無しの構え。

タチウオの反応は、突然返って来ることが多い。その瞬間にタイミング良く対応出来なければ、千載一遇のチャンスをミスミス逃すことになるので、一時も気を抜くことが出来ない。
いつでも来い!!
微かな違和感をも逃すまいとロッドを持つ手に注意力を集中させて小さなリフト&フォールを繰り返したが、全く反応が返って来ない.

ゴールデン・タイムはアッと云う間に過ぎてしまったが、回って来れば、必ず反応は返って来る筈と根拠のない期待を胸にキャスティングを繰り返し、そして失望することの繰り返し。
そして、19:45頃になって待望の違和感があり、反射的に腕を煽って合わせを入れたが、これは空振り。コンでもコツッでもなかったのでタチウオではないかも知れないが、刀狩りに来た以上はタチウオの反応であると思いたい。
どちらにしろ何かが寄って来た・・・。
ロッドを握る手に力を込めてキャスティングを繰り返していると、20:00頃、前回よりのはっきりとした違和感があって、今度は獲物が針掛かりした感触はあった。だが、残念ながら次の瞬間にはフッとロッドが軽くなって、またもや空振りの憂き目。

連続して空振りしたのは残念無念だが、何も反応がない時間帯より、状況は良くなって来たと萎えそうになる気持ちに活を入れてキャスティングを繰り返していると、20:19、テトラ帯の近くでコンと、今度ははっきりとした反応が返って来た。
合わせも決まってタチウオ独特の強い引きを楽しみながら寄せて来て抜き上げた獲物は指3本にも満たないベルト・サイズ。指3本以上を目標にしていたので、これでは物足りないが、ボーズではなくなったと一安心。

三度目の正直で何とか1匹獲れた所で後続を狙ったが、全く気配がなく交通事故にあった気分。
暫くキャスティングを繰り返していたが、何も変化がないので気分転換のためにクーラーに腰を掛けて晩飯のパンを齧っている所にISBSさんが登場。
ISBSさんYTさんからアジが釣れているとの連絡を受けて、押っ取り刀で駆け付けて来た由で、直ぐにYTさんAKWさんを追い掛けて岸壁を先に向かって行った。

20:40頃、刀狩りを再開。
すると程なくして、ガツガツと反応が返って来て、ようやくこの日2匹目の本命をゲット。時刻は20:47のことで、これは指3.5本の良型。

タチウオは群れで回遊しているので、続けて反応が返って来ても良さそうなものだが、群れが小さいためか、これも単発の一発勝負で後続は皆無。

長いロッドを振り続けて来たにも拘らず、反応があったのは4回。その内、ものに出来たのは2匹なので、打率で云えば5割と高水準。しかし、例え打率が低くなっとしても、反応の回数がもっとある方が釣りとしては楽しい。
にも拘らず2匹目を掛けてからは、梨の礫状態が続き、気持ちが切れ掛かった22:00近くになって、YTさんが一人戻って来てくれ、一息付けた格好。

戻って来たYTさん用に刀狩りの支度をし、小生はアジングをする積りでTenryu改を引っ張り出してアジングの支度も整えた。
そして、Tenryu改カサゴを掛け、豆アジを釣り上げた所で、遅れて戻ってきたAKWさんに使って貰い、小生は刀狩りを再開しYTさんと並んでキャスティングを繰り返した。しかし、小生には反応は全くなく、YTさんには刀狩りを始めた途端に反応があっただけとのこと。

それでもキャスティングを続けたが、タチウオには完全にそっぽを向かれた格好で、22:30頃には事実上のStopFishingとなり、その後はYTさんと二人並んでAKWさんアジングを見守って、結局、23:00過ぎに釣り場を後にした。

2024年釣行記(58) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:09月10日(火) 18:20~23:00
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 2
同行者:YTさん

今回は、久し振りに湘南の達人ことYTさんMHR-KGNでのコラボ・フィッシングをすることになった。と云っても、小生のタチウオ狙いに対して、YTさんメバルを狙うとのこと。9月に入って10日程経ち、猛暑・酷暑も幾分和らいで来たとは云え、海の中の季節はまだ夏真っ盛り。メバルを狙うには少し早過ぎると思うが・・・・。

先着していたYTさんに迎えられて18:00頃に現地到着。
この時期の日没時刻は17:55なので、ノンビリしているとゴールデン・タイムを逃すことになるため、直ぐにクーラーやバッカンをキャリアに積み込んで、YTさんを置いて一足早く岸壁に出た。

岸壁を歩きながら、釣り場の様子を見ると、小潮だが潮位が約150cmと高いため目の前にある筈のテトラ帯ほ殆どが海中に沈んでおり、一際背の高いテトラの頂上が少し見えるだけ。風は予報通り背後からの南風だが、予報よりも弱めの印象。

この日は、釣り座を24番スポット付近に構える積りだったが、近付いてみると残念ながらアングラーの姿がある。仕方がないので、前回と同じ22番スポット付近に道具を置いて準備に取り掛かったが、程なくしてそのアングラーの姿が消えていることに気が付いた。
と云う訳で、当初の予定通り24番スポット付近をこの日の釣り座とすることが出来た。

今回の先発は、ベイト・ロッドAY 90MLB-S-4MHR-KGNでは目の前の8~10m付近にテトラ帯が入っているため、タチウオを狙える範囲はそのテトラ帯の沖側になってしまう。となると、飛距離の出るスピニング・ロッドの方が優利なのは自明だが、9フィートもある長いAY 90MLB-S-4であれば、そこそこ距離が出るのではないかと考えた。
と云う訳で、アクアウェーブスパークテンヤ ショート 11gを結んで、18:20頃、キャスティングを開始した。所が、思っていた程飛距離が出ない。やはり、アユを狙うためのロッドを長いからと云って、キャスティング用に引っ張り出すのは無理があると云うことだろう。
キャスト方法を少し工夫すれば、もう少し距離は出るだろうが、変に力を入れてキャストすれば、ライン・トラブルの元。となると、折角のゴールデン・タイムに刀狩りが出来ないことになってしまう。
となると、ここは素直にスピニング・ロッドに持ち帰る方が良いだろう。
急いでSephia S809M/Fの支度を整えて、刀狩りを再開することにした。

そして、その2投目か3投目で、コツン。時刻は18:34のことで、隣りに居たYTさんタチウオを掛けた現場を現認して貰えて、正直な所ホッとした。
この獲物は、指3本あるかないかの太めのベルト・サイズだったので写真撮影後海に帰って貰い、もっと太いタチウオを狙ってキャスティングを続けたが、反応が返って来ない。

暫く、近くでキャスティングをしていたYTさんは、メバルの居場所を探すために離れて行き、小生は独り残って刀狩りを続けた。

19:00頃、YTさんからアジが頻繁にアタッて来るが針掛りさせられない。針掛かりさせても、直ぐにバレてしまうとの連絡が入って来た。
そこで、タチウオからの反応がなく、気配も感じられなかったので、気分転換を兼ねてYTさんの様子を見に行くことにした。
そして、への字カーブの少し先でキャスティングをしているYTさんの隣りに立って様子を見ていると、連絡の通り中々抜き上げるまでには至っていない。それでも、何度かバラした後に抜き上げた獲物を見ると、サイズこそ15cm足らずだが立派なマアジ

元の釣り座に戻って刀狩りを続けたが、まるで気配がない。タチウオが寄って来ていれば、合わせを入れる程ではないが、何かしらの違和感があるのだが、それが全くない。

それでも、その内、廻って来る筈だと根拠のない期待を胸にキャスティングを繰り返した。
しかし、完全に梨の礫
そこで、20:30頃、どうせ、アタリがないなら、キャスティングの練習をしょうAY 90MLB-S-4にロッドを持ち替えて、キャスティングを続けた。

22:00頃、YTさんが戻って来て、近くでキャスティングを始めた。
すると、間もなくして
アッ、アタッた!
アッ、バレた!
と楽しそうな声が聞こえて来て、この近くにもアジが回って来ている様子だったが、その内、ゴミを掛けてラインが切れてしまったと戻って来た。

そこで、YTさんに刀狩りをして貰おうと思い、再々度ロッドをSephia S809M/Fに替えて仕掛けを組み直して、YTさんに振って貰うことにした。
そして、湘南の達人に対しておこがましいが、アクションの付け方などを軽くレクチャーして、キャスティングを初めて貰った。すると、やはり湘南の達人だけのことはあって、早くも10分か15分後にロッドを大きく曲げて遣り取りを始めた。所が、残念なことにバラしてしまって、抜き上げることは叶わず切歯扼腕
逃がした獲物は大きいと云われるが、YTさんに取っては、初めてのテンヤで掛けたタチウオなので、大きさ云々と云うよりも抜き上げられなかった悔しさの方が大きかった筈。小生にしても同じで、何とかYTさんにあの独特なタチウオの引きを経験して貰いたいと思っていただけに、何とも中途半端な結果で、残念無念。

その後も、YTさんには刀狩りを続けて貰ったが、何も反応がないとのこと。そこで、試しに小生がキャストしてみると、ジワーッと重たくなる反応があって、指3本をゲット。時刻は22:30頃のことで、タチウオが寄って来ていることが分かった所で、選手交代。ロッドをYTさんに渡して刀狩りを続けて貰った。

しかし、チャンスが巡って来ることなく23:00を廻った所で、二人共諦めてStopFisingとした。

今回、YTさんメバル狙いで入釣したのだが、やはり時期的にも早過ぎた様で、メバルは全く出なかったとのこと。代わりに型は小さいがアジが何処でもアタッて来た由。
この釣り場ではメバルの外道として、たまにアジが来ることはあったが、テトラ帯の手前にまで入って来ることはなかった。否、これまで夏の暑い時期に、この釣り場で軽いJHを使うことがなかったので、アジが入り込んでいることを知らなかっただけかも知れない。事実、YTさんによれば二人組のアジンガーが居たとのことだったので、知る人ぞ知るアジの隠れた釣り場だったのかも知れない。
サイズの面ではもう一つだったが、海水温が最高になるこの時期では、何処の陸っぱりの釣り場でも、豆アジばかりになるのは避けられない。しかし、季節が進み海水温が落ち着いて来た頃に20cmクラスが出る様であればと思うが、兎に角、潮位が高い時間帯は、狙い目かも知れない。

そして、もう一つの刀狩りについて。
今回は、メバリングの序にテンヤでの刀狩りを試して貰ったが、中途半端な結果に終わってしまったので、次回は、刀狩りでコラボすることにした。

しかし、アジが出ているこを考えると、アジタチウオの二本立てになるのかも・・・・・。

2024年釣行記(57) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:09月05日(木) 18:20~22:00
潮回り:中潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 34、サバ x 6
同行者:単独、(FJKW、IKOK、IKD、TKKW各氏)

9月に入って夜になると虫の音が聞こえる様になって、ようやく秋の気配が感じられる頃になったが、海の中は未だ夏真っ盛りで、いつもならこの頃からアジは釣れても豆アジになる時期。と云う訳で獲物をアジからタチウオに替えて前回、前々回と刀狩りに精を出した。
所が、今年はどう云う訳か、KMI’s夏枯れすることなく好釣果の情報や写真が仲間達から寄せられて来る。こうなるとジッとしている訳には行かない。小生も肖りたいとKMI’sに行くことにした。

17:15頃、現地に到着。
早速、道具を手に細い獣道を通って岸壁に出て様子を見ると、最奥中央付近徳利サビキ釣りをしている顔見知りの年配者が2名居るだけ。挨拶がてら様子を尋ねると、サバが多くアジは少しだけで、良くないとのことで、最奥の御仁は余りにも反応がないので引き揚げると道具の片付けに入り始めた。
仲間からの情報とは随分と違っているが、夜になれば状況も変わるだろう最奥の御仁に入れ替わって釣り座を構えた。

この頃の日没時刻は18:06と、一頃より1時間程早くなっているが、陽は未だ高いので、アジングを始めるには早過ぎる。そこで、BlueCurrentⅢ 82/B10gのメタルジグの組み合わせで時間潰しをしている所にFJKWさんが登場。木曜日には必ず姿を見せる筈のSMTさんが来ていないので、徳利サビキの2人が引き揚げて行った後は、一人寂しくロッドを振ることになると思っていたので、正直な所ホッとした。

18:20頃、SaltyStage改1.0gのJHを組み合わせてアジングを開始。
そして、2投か3投した所で水道前付近に釣り座を構えたFJKWさんの様子を見ると、早くもロッドを曲げて22~23cm良型アジを抜き上げた所。
幸先の良いスタートにFJKWさんは満面の笑みを浮かべ、小生も集中力を上げて本命からの反応を待った。

小生がこの日に口開けの1匹を掛けたのは、18:27のこと。サイズはFJKWさんの1匹目には及ばないが、お持ち帰り基準丁度の20cm。
そして、その5分後の18:322匹目をゲット。これは基準に1cm足りなかったので、これまでであればお持ち帰りの対象にしていたが、そのまゝ海にお帰り願った。

丁度この頃、珍しくIKDさんTKGWさんのコンビが登場。この二人に前後してIKOKさんもやって来て、釣り場は5人のアングラーでほゞ満員状態。
この5人は、最奥に小生、事務机前TKKWさん水道前FJKWさん救命具付近IKDさんと並び、そしてIKOKさんは一人離れて入り口アジを狙うことになり、釣り場は一気に賑やかになった。

この日のアジの活性は高くて、入れ掛かりになることは余りなかったが、それでも大きくダレる時間帯もなく、コンスタントに釣れ続いて19:11には早くもつ抜けを達成。
しかし、サイズが20cmに僅かに足りないものばかり。この日はお持ち帰りは20cm以上と決めていたので、明らかに判るものを除いてスケールで体長を計測したのだが、クーラーに収納した獲物は、この時点で半分の5匹だけ。

更に、時間が進むに連れて20cm以上が来ることが減って来て、所謂豆アジは2~3匹しか混じらず、殆どが18~19cm。それでも、20:17には20匹目21:08には30匹目と順調に数を伸ばすことが出来た。
しかし、21:30頃になった所で、疲れで腰に痛みが来ていたこともあって、引き揚げる積りでクーラーを見ると、入っていたのは8匹だけ。感覚的に10~12匹位はキープしているものとばかり思っていたが、8匹では少ない。慌てて追加を企てたが、掛かって来るのは20cm未満ばかり。仕方がないので目を瞑って21:4821:55に釣れた19cmのアジをクーラーに収納して辻褄を合わせ、IKD・TKKW組の二人を残して22:00StopFishingとした。

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18:27 1匹目 19:20 11匹目 20:21 21匹目 21:21 31匹目
18:32 2匹目 19:26 12匹目 20:26 22匹目 21:45 32匹目
18:41 3匹目 19:31 13匹目 20:32 23匹目 21:48 33匹目
18:45 4匹目 19:33 14匹目 20:33 24匹目 21:55 34匹目
18:47 5匹目 19:35 15匹目 20:38 25匹目
18:57 6匹目 19:39 16匹目 20:46 26匹目
18:59 7匹目 19:42 17匹目 20:52 27匹目
19:00 8匹目 19:47 18匹目 20:54 28匹目
19:06 9匹目 19:49 19匹目 20:57 29匹目
19:11 10匹目 20:17 20匹目 21:08 30匹目

2024年釣行記(56) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:09月02日(月) 18:15~22:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

迷走台風10号が日本列島付近をうろついていたため、連日の豪雨・強風の悪天候続きで釣りに出掛けられず道楽部屋で悶々としていた。所が、釣り仲間の中には、敢えて悪天候を狙って釣行する者が、それも複数居ることが分かって愕然。正に病膏肓で、後期高齢者としては事故のないことを願うばかり。
その台風も熱帯低気圧になって、ようやく傘マークのない日が巡って来たので、今シーズン5回目の刀狩りに行くことにした。しかし、天気予報では南南西の風が5~6mと強めに吹くとのこと。こうなるとUMB-FPでは横風になるので具合が悪い。しかし、MHR-KGNならば背後から受けることになるので、支障はないだろう。

18:00頃、現地に到着。
早速、岸壁に出て様子を見ると、今回もやはり岸壁の入り口付近に4人程のアングラーの姿が見えるだけ。いつもは点々とアングラーの姿が見えるのに、寂しい限りだが、少ないとは云え同好の士が居るのを見て、一安心。
風は、予報通り背後から強く吹いており、UMB-FPにしなくて正解。海は大潮の満潮時刻を過ぎたばかりで、潮位は180cm近くもあって、目の前にある筈のテトラ帯は全く見えない。

4人の先行者の背後を通って先に進み、前回と同じ22番スポット付近に釣り座を構えた。前回は、このポイントでテンヤを3個奉納する結果になったので、注意をする必要があるが、テトラ帯が見えないので、少しでも様子が分っていることを優先した。

18:15頃、Sephia S809M/Fを手にキャスティングを開始。
いつもはベイト・ロッドを手にしているのだが、前回の反省からMHR-KGNでは、飛距離の出るスピニング・ロッドを使うべきと考えたもの。
組み合わせたテンヤは、快適波止タチウオテンヤSS3Sをチョイスした。と云うのは、強いフォローの風なので軽いテンヤでも飛距離が出る上、テトラ帯に掛けるリスクが減ると考えた次第。

キャスティングを繰り返している内に徐々に周囲の光量が減って来て、ゴールデン・タイム。
今か今かとタチウオの反応を待っていたが、何も音沙汰がないまゝ時間が経ち、前回掛けた19:00を廻っても、梨の礫

アリャー、今日は駄目か・・・・・・
実釣を開始して1時間程で、早くも弱気の虫がムクムクと頭をもたげて来る始末だったが、それでも、まだ釣り始めたばかりだと考え直して、キャスティングを繰り返していた。すると、何やらタチウオが寄って来ている様な気配が伝わって来た。

オッ、寄って来たかな・・・確信が持てないまゝキャストし軽いリフト&フォールを繰り返していると、コツと前アタリがあって、次にガツン。
待ちに待ったタチウオ独特な引きを楽しみながら抜き上げてみると、指3.5本のまあまあのサイズ。時刻は19:33のことで、これでお土産が確保出来たとヤレヤレ。

チャンス到来とばかりに、血抜きのために急いでエラを切って海水を汲んだバケツに放り込んで後続を狙ったが、反応はそれっきり返って来ない。
そこで、24番スポット付近にプチ移動して、タチウオを探したが見付けられず、結局30分程で元のポイントに戻って来た。そして、バケツに入れておいた獲物をクーラーに収納しようとして、びっくり。バケツには獲物の姿はなくもぬけの殻になっており、一瞬、我が目を疑った程。
獰猛な顔に似わず、意外に生命力のないタチウオがバケツから抜け出して海に帰っていったとも考えられず、アオサギも見ていなかったので、野良猫の仕業だろう。しかし、漁港や釣り場には野良猫が付き物だが、MHR-KGNでは見たことがなかったので、完全に油断をしていた。

あぁ、折角のお土産を・・・とがっくりし、何としてでもその代わりをとキャスティングを続けていると、程なくして強いアタリが返って来た。
良かった。これで埋め合わせが出来たと喜んだのも束の間。抜き上げに入った瞬間、ポチャンと虚しい音を残してオート・リリース。

ガックリしたが、このまま尻尾を巻いて引き上げるのは、昭和男児の沽券に関わるとボーズを覚悟しつつキャスティングを繰り返した。
すると、約40分後の20:46にこの日2匹目タチウオをゲット。
このタチウオはテトラ帯の直ぐ近くで反応を返して来たので、瞬間的にテトラに掛けてしまったか・・・と思った。しかし、ラインを張って様子を伺うと明らかに生命体の反応が伝わって来たので、本命であることを確信。強い引きを楽しみながら、抜き上げた獲物は指4本の良型。これは、マタマタ、野良猫に持って行かれない様に、用心をして血を抜きクーラーに収納したのは、云うまでもない😁

そして、その直後の20:493匹目をゲット。これは指3本だったので、直ぐにリリースしたが、続けて反応が返って来たことに気を良くして連チャンを狙った。しかし、続けて来たのはマグレだったと見えて、元の木阿弥

それでも、ポイントを行ったり来たりして替えてキャスティングを繰り返して、24番スポット付近で、21:13指3本サイズをゲット。これも即リリース。

その後も追加出来ないかと粘ったが、音沙汰はなく、22:00過ぎに諦めてStopFishingとした。

所で、刀狩りで使っているケミホタルだが・・・。
いつもは50サイズを使っているのだが、この日は試しに一回り大きな75サイズを使ってみた。このサイズのケミホタルは、刀狩りを本格的に始めた頃に購入したものだが、水に沈むのでお蔵入りにしていた。しかし、このまゝ死蔵しておくのも勿体ないので、どの程度沈下するのか真水を入れたバケツでチェックしてみた所、完全には沈んでいないことが分かった。実際に使用するのは海水の環境なので、この程度の沈み具合であれば、全く問題はないだろうと考えたものだが75サイズにしてみた結果、視認性が上がってテンヤの位置が手に取るように判り、テトラ帯ギリギリまで狙えた。
と云う訳で、今後はMHR-KGNで使用するケミホタル75サイズにしようと思う。

又、この日は夜の22:00まで刀狩りをして来たのだが、この時刻の潮位は1m足らず。この潮位であれば、テトラ帯も海面から出ているので位置の把握は容易だが、一方で浅くなり過ぎているため、テトラ帯とテトラ帯の切れ目であっても根掛かりし易くなる様に思える。
と云うことから、MHR-KGNでの刀狩りは、1m以上の潮位を取り敢えずの条件とすることにしよう。

2024年釣行記(55) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月26日(月) 18:15~22:10
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

この所アジング続きだったので、久し振りに刀狩りに行くことにした。

予報では、風は南風の3m。
当初は、真横からの風になるのでやり難そうだが、3mならば何とかなるだろうと思い、UMB-FPに行く予定で自宅を出た。しかし、釣り場近くの街路樹を見ると、風に吹かれて大きく揺れており、予報の3mよりも遥かに強そう。こうなると、隣りとの間隔が余りないUMB-FPではお祭り騒ぎになりかねない。特に、隣りが餌釣り師の場合は、仕掛けを流し放しにするので、尚更。
と云う訳で、急遽、釣り場を南風の背負えるMHR-KGNに変更することにした。

前回このMHR-KGNに入った時は、小生以外にアングラーの姿は全く見えず異様な雰囲気だった。しかし、今回は、何を狙っているのかは判らないが、3~4人のアングラーが岸壁の入り口付近で長いロッドを振っているのが見えて、一安心。

早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで岸壁に出た所、風は時々息を止める様に止む時もあるが、背後から強めに吹いて来ており、MHR-KGNにして正解だった。しかし、海は潮位が高くて、岸壁から8~10mの位置にあるテトラ帯の殆んどが海中に没していて目視出来ない。となると、釣り座の位置によっては根掛かりラッシュになりかねない。どうしようかと思ったが、前回入った22番スポット付近が空いていたので、ここに釣り座を構えることにして、準備に取り掛かった。

最近はベイト・タックルをメインに使っているので、BlueCurrentⅢ 82/Bがレギュラー・ロッドなのだが、MHR-KGNでは実際に狙うのはテトラ帯の沖側になりテトラ帯と岸壁の間は捨てることになる。となると、どうしても飛距離が欲しい。
と云う訳で、持ち込んだBlueCurrentⅢ 82/BSephia S809M/Fの2本の内、飛距離の面では有利なSephia S809M/Fを手に、快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせて、日没時刻の18:15頃にキャスティングを開始。

前回のUMB-FPでのことではあるが、時合は日没時刻を過ぎた極々僅かな時間しかなかった。そのUMB-FPとMHR-KGNはそれ程距離が離れていないので、同じ傾向にあるだろうと思い、集中してタチウオからの反応を待ったが梨の礫。それどころか、海中に没しているテトラに根掛かりして、ラインを高切れさせる始末。そこで、折角のチャンス・タイムを逃してはならじと慌ててBlueCurrentⅢ 82/Bを引っ張り出してキャスティングを続けたが、コンタクトはない。

こうなると、やはり広範囲を探るしかないと考え、改めてSephia S809M/Fを取り出し替えスプールをセットして、刀狩りを続けた。

すると、これが奏功したのか、突然、ガツガツと待ちに待った反応が返って来て、この日初の獲物をゲット。時刻は19:04のことで、サイズはベルト・サイズに毛が生えた様な指3本しかなく、嬉しいには嬉しいが両手を上げて喜ぶには物足りない。
もっと太いものが欲しいと力を込めてキャスティングを繰り返したが、群れをなして回遊している筈なのに、後続の反応はない。逆に、またまた海中に沈んでいるテトラ帯の餌食になって、この日2度めの高切れの憂き目。

仕方がないので、マタマタBlueCurrentⅢ 82/Bに取り替えて刀狩りを続けた。そして、この日3度めの根掛かりで、3個めの快適波止タチウオテンヤSS2Sを奉納してしまい、手持ちの2Sは全て無くなってしまった。

時間的にはまだまだ余裕がある上、指3本が1匹の釣果では満足出来ない。
と云う訳で、快適波止タチウオテンヤSSを手持ちの中では最も軽い5Sを試しに使ってみることにした。しかし、BlueCurrentⅢ 82/B5g程度しかない軽いテンヤをキャストしても飛距離は更に出ず、釣りにならないことははっきりとしている。そこで、再々度Sephia S809M/Fにお出ましを願うことにして、ライン・システムを組み直した。

だが、ここまでしても空振りの連続で、1度だけ合わせ切れなかったアタリがあったのみ。それでも惰性と未練のキャスティングを繰り返したが、何も変化がないまゝ時間が経ち、22:00頃、精魂尽き果ててtopFishingとして、引き揚げて来た。

今回釣り座を構えた22番スポット付近は、これまでも入ったポイントで、その時は根掛かりすることはなかった。そんなこともあって、根掛かりの心配は殆んどしていなかったのだが・・・・。
油断があったのかも知れないが、兎に角、お気に入りの2Sのテンヤを3個もなくしたのは、痛かった。
帰宅後、直ぐに密林に注文したのだが、到着は29日の木曜日になる由なので、次回の刀狩りに間に合わないだろう。

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