2024年釣行記(68) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:10月21日(月) 17:00~22:00
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
釣 果:タチウオ x 3
同行者:単独、(FJKWさん、YROさん)

前々回のエギング釣行では、KRKZさんと枕を並べて見事にパーフェクト・ゲームを喰らってしまったので、何とかリベンジをしたいと思っていたが、予報によると水曜日以外は北風の予報。となると、北風にはめっきり弱いMHR-KGNエギングをするのは、水曜日以外にない。と云う訳で、今週の釣行は水曜日の1回だけにする積りにしていた。
しかし、そう考えたからと云って、週1回の釣行はやはり寂しい。中一日しか休めないが、月曜or金曜はどうかと諦め切れずに、予報を何度もチェックしていると、月曜の夜はチェックする度に風が弱くなっており、結局、風向きこそ北北東or北と変わらないが、2~3mとのこと。
となると、KMI’sでの刀狩りならば、横風にはなるがテンヤの重さも11gなので何とかなるだろうと、急遽、KMI’sに行くことにした。

現地到着は16:35頃。
直ぐに岸壁に出てみると、以外にもアングラーの姿が多い。入り口に一人、その隣りにも一人。中央付近にはFJKWさん救命浮輪付近にはスバル505の年配者、そして最奥にはYROさんとほゞ満員状態。
これじゃ、入る場所がないなぁ。無理をして来るんじゃなかった!!と思っていると最奥のアングラーが手招いているのが見えた。近付いてみるとそのアングラーはYROさんで、お言葉に甘えて有り難く最奥に入らせて貰った。

今回のタックルは、前回ベイト・ロッドを持ち込んで失敗したのでロッドはスピニングのSephia S809M/Fを選択し、エコギア熟成アクア スーパーどじょうを括り付けた11gのテンヤの組み合わせとして、17:00頃、キャスティングを開始した。

岸壁に際に立ってみると、風向きこそ予報通りの北北東だが、予報の2~3mよりも遥かに強い風にラインは吹かれて大きく膨らむし、風上の左斜めに向かってキャストしても、テンヤが吹き戻されてしまって全く飛ばずやり難くて仕方がない。
しかし、来た以上このまゝ黙って引き下がる訳にも行かない
我慢をしてキャストし、いつもの様に軽いリフト&フォールを繰り返していると、突然コンとハッキリとしたコンタクトがあった。
おっ、来た!!と反射的に合わせを入れてやり取りをして、抜き上げた獲物は指4本の良型の本命。
時刻は17:39のことで、偽物のドジョウで獲った最初の獲物に、ついつい嬉しくなってわざわざFJKWさんに報告に行った程。

前回、最初にタチウオを掛けたのは19:00を回った頃だったので、こんなにも早い時間帯から反応が返って来るとは思っておらず、予想が外れた格好だがひょっとすると、今夜はタチウオの爆釣・・・・

所が、この様な甘い考えが浮かんで来ると、碌なことがないのは釣りではよくある話で、その後は全く気配がない。
いつ回って来るかも知れないタチウオをものにするには、キャストし続けなければ・・・
しかし、音沙汰はないまゝ。

ひょっとすると、偽物のドジョウはお口に合わないのかも知れないと思い、本物のドジョウを括ったテンヤに替えてキャスティングを続けていると20:04にコンと反応があって、ようやくこの日の2本目をゲット。
やっぱり、本物には敵わないか・・・と本物をキャストし続けたが、一匹狼だったと見えて、その後は梨の礫

小生の刀狩りは専ら海面直下を狙ってテンヤを流す釣りなので、11g超のテンヤを使うことは先ずないのだが、余りにも気配がないためボトムを狙おうと15g19gの重たいテンヤまで動員してみた。
しかし、何れも空振りで、タチウオからの音信は途絶えたまゝ。

この日は、偽物のドジョウが使えるかどうかのチェックも、目的の一つで、取り敢えず答えは出た格好だが、1本だけではマグレと云うこともあり得る。タチウオの活性が高くないので、テストの環境としては余り良くないが、この先は偽物のドジョウで通そう

そして、偽物のドジョウを括り付けたテンヤに替えてキャスティングを繰り返していると、記憶が定かではないのだが、20:30前後のことだったと思う。モゾモゾと感じるコンタクトに合わせを入れて、やり取りを始めた。所が、残念ながら、獲物の重さを感じた途端にロッドが軽くなって無念のバラシ

その後は、元の木阿弥に戻って音沙汰のない時間が続いたが、21:27に反応があって、ようやく、この日3本目のタチウオをゲット。そして、またまた何も変化のない状態に戻ってしまい、22:00を廻った頃、精根尽き果ててStopFishingとして、YROさんFJKWさんを置いて帰路に着いた。

所で、この日は17:00にキャスティングを開始して22:00頃にStopFishingとするまでの5時間、殆んど休むことなくロッドを振り続けたにも拘わらず、タチウオからのコンタクトは、たったの4回しかなかった。
タチウオのご機嫌が頗る悪かったのは、一昨日から昨日に掛けて、一気に気温が下がったためか、冷たく強い北風が吹き続けていたためか、小生にはその原因は良く解らない。
しかし・・・。
そんな状況下でも、エコギア熟成アクア スーパーどじょう本物のドジョウに伍して使えることが分かったことは、この日の最大の収穫だった。

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17:39 1匹目
20:04 2匹目
21:27 3匹目

2024年釣行記(67) – AJ&TC

2024年 Ajing Touching 釣行記

日 時:10月17日(木) 16:25~22:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 20、タチウオ x 0
同行者:単独、(AIYM、NKYM、IKOK各氏)

前回の釣行は火曜日だったので、順当であれば週の後半の釣行は金曜日になる筈だが、生憎なことに金曜日の天候はもう一つ。所によっては雨が降りそうとのことなので、御老体には少々キツイが、前回から中1日置いた木曜日に釣行することにした。しかし、予報では、木曜日は雨は降らないが北東の風になるとのこと。となると、MHR-KGNでのエギングは出来そうにもないため、KMI’sアジを主体に、チャンスが有ればタチウオを狙う算段で出掛けることにした。

現地到着は、16:15頃。
岸壁には、最奥AIYMさん、その手前にHONDA-55NKYMさんが入っているので、今回は、入り口に釣り座を構えることにして、準備に取り掛かった。

ベイト・ロッドBlueCurrentⅢ 82/B3号のエギを組み合わせて、キャスティングを開始したのは16:25頃。
この日はアジング刀狩りの予定で準備をしていたのだが、実は、家を出る間際になって明かるい時間帯は、エギングを・・・と思い付いて、忍ばして来たエギを結んだもので、これで緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんが出れば、正に行き掛けの駄賃
しかし、予報通り北東の風が左前方から吹いて来ている上、潮も右から左にかなり早くて、エギがアッと云う間に流されて右横から戻って来る始末。それでも、何とかならないかと色々と試してみたが、何とも出来ず、結局エギングは諦めて、予定の刀狩りに切り替えた。

刀狩りでは、小生はいつもドジョウを括り付けたテンヤを使っていて、これで充分以上の結果を出している。しかし、いつもいつもドジョウでは面白みに欠ける。そこで、今回はドジョウの代わりにエコギア熟成アクア スーパーどじょうを使ってみることにした。幸い、拙宅の冷蔵庫にはタチウオの在庫はまだあるため、目論見が外れて釣れなくても全く問題はない。

そして、刀狩りを始めたのだが、テンヤが風にフラフラらと吹き戻されて全く飛ばない。16gの3号のエギから、11gのテンヤに替わったのだから当然と云えば当然なのだが、予想していた以上に飛距離が出ない。
これじゃ、沖に居るタチウオを寄せて来るには無理があるなぁなどと考えながらキャスティングを繰り返していた。すると、何投目かの時、振り被ったロッドを振り切った瞬間、軽いショックが伝わって来て、テンヤが糸の切れた凧の様に飛んで行くのが見えた。
これにガックリして、ライン・システムを組み直す気にもならず、予定より早くG-TECXSC-59ST-Proにロッドを持ち替えてアジングを始めることにした。

その1投目。
潮が左から右に早いことは分っていたので、1.2gのJHを結んで、斜め左前方に向かってキャスト。
斜めに伸びたラインが沈んで行くJHに引っ張られて垂直になった頃、何やらモゾモゾとした感触が伝わって来たので、ラインを張って聞いてみた。すると、明らかな生命体の反応が返って来て、この日の口開けの本命をゲット。時刻は17:07のことで、サイズは21cm程。
日没直後のまだ明るい時間帯に、1投目から来るとは思っていなかったので、些かビックリしたが、後続を狙ってキャスティングを繰り返し17:1117:13に立て続けに本命をゲット。サイズは20cmを超えるものばかりで、思わぬロケット・スタートに思わず独りニンマリ。
所が、その後は反応がなくなってしまったので、アジが戻って来るまでの時間潰しとばかりにライン・システムを組み直して、刀狩りを再開したが気配がない。
早々にタチウオを諦めてアジングに戻った17:30頃、IKOKさんが登場。IKOKさん中央付近に釣り座を構えてエギングから、この日の釣りを開始。

アジングに戻って程ない17:34にこの日の4匹目をゲット。更に、少し間を置いた17:525匹目。この5匹目から17:598匹目を抜き上げるまでの7分間がこの日のハイライトで、この7分間で4匹をゲット。しかも、全部が20cm超の良型ばかりで、最大サイズは25cmと上出来。

その後は、若干ペースは落ちたが、退屈しない程度の間隔で反応が返って来て、18:22には早くもつ抜けを達成し、それから1時間後の19:20には20匹目をものにする好調振り。

このまゝアジングを続けていれば、更に釣果を伸ばすことは出来ただろうが、老夫婦二人と限られた配布先では、これ以上釣っても処分に困ることになる。
アングラーとしては諦めきれない気持ちが強かったが、20匹でアジングは打ち止めとし、再度刀狩りをすることにした。

相変わらず風は斜め左前方から時折強く吹いて来ているので、テンヤは風に押し戻されて全く飛距離が出ない。とは云え、時間が進んだので、岸壁近くにまで寄って来ているタチウオが居てもおかしくはない。そう信じてキャスティングを繰り返したが、やはり音沙汰はない。

音沙汰のない時間帯が続くと、知らず知らずの内に少しでも沖目を通そうとしてしまう。そうなると、無意識の内に、キャストする際に力が入ってしまいバック・ラッシュが起きる危険性が高くなる。
事実、この日は軽度・重度を含めて何度もバック・ラッシュを起こしてしまい、1度はどうしても解けず、已むなくラインを切断して改めてシステムを組み直すことを余儀なくされたこともあった。

そんな苦労を続けたが、タチウオは寄って来ていないのか、偽物のドジョウに興味はないのか、サッパリ音沙汰がない。最奥AIYMさんNKYMさんも引き揚げて行き、IKOKさんと二人きりになった岸壁を行ったり来たりして、タチウオのご機嫌を伺ったが、空振り。

結局、22:00過ぎにStopFishingとし、IKOKさんと連れ立って釣り場を後にして帰路に着いた。

この日は、向かい風になる予報が出ていたにも拘わらず、ベイト・ロッドを持ち込んだのが最大の敗因。
スピニング・ロッドを使ったからと云ってタチウオが釣れるとは限らないが、少なくともベイト・ロッドよりも広い範囲をチェックすることは出来た筈。それでも駄目だったとしても、納得感はあるが、飛距離の面では不利なベイト・ロッドを向かい風の中で使用する選択をした結果なので、やり残し感が満載。
そう云っても、今でもベイト・ロッドで釣りたい気持ちは強く持っているが、次回は、この日の様な過ちを繰り返さないためにも柔軟に考えなければ・・・と反省する次第。

アジングについては、今回でG-TECXSC-59ST-Proを使用するのは2回目だが、良く曲がってくれるので楽しいロッドであることは確かで、この点は大満足。強いて云えば感度の面が??と疑問符が付くが、それでも致命的なものではなく、気にすればそうかも知れないと云った程度なので、エースの座に落ち着きそう。

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17:07 1匹目 18:24 11匹目
17:11 2匹目 18:36 12匹目
17:13 3匹目 18:42 13匹目
17:34 4匹目 18:47 14匹目
17:52 5匹目 19:01 15匹目
17:53 6匹目 19:04 16匹目
17:56 7匹目 19:06 17匹目
17:59 8匹目 19:11 18匹目
18:08 9匹目 19:13 19匹目
18:22 10匹目 19:20 20匹目

2024年釣行記(66) – EG

2024年 Eging 釣行記

日 時:10月15日(火) 17:45~22:20
潮回り:中潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:アオリイカ x 0
同行者:KRKZさん

前回はメバリングで通っていたMHR-KGNでも、緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんと遊べるのではないかと思い、ボーズを喰らうことを覚悟の上で、調査に行って来た。すると、その結果は思いも掛けない爆釣で、この時期としては良型と云っても良い445gを筆頭に9杯と自分でもビックリ。
この日以来、20年前にあのアオリイカの特徴的な引き方に魅入られてしまった様に、アオリイカのことが気になって、寝ても覚めてもアオリイカのことが頭から離れない。どうやら、アオリイカの引きには中毒性があるらしい。

と云う訳で、夢よもう一度とばかりに、前回に続いてMHR-KGNエギングをすることにした。

現地到着は、17:15頃。
程なくして到着したKRKZさんと連れ立って岸壁に出て様子を見ると、海は、中潮の満潮時刻から1時間程しか経過しておらず潮位は170cmもあって、テトラ帯は海中に没していて見えない。風は、予報では2mの南東の風とのことだったが、殆んど吹いておらず、ウィンド・ブレーカーを着ていると蒸し暑く感じる。
岸壁には、前回程ではないが、アングラーの姿が数が多くて、テトラ帯と岸壁の間を狙って斜めにキャストするには、間隔が狭過ぎる。そこで沖目を狙って真っ直ぐに数投してみたが、何も反応が返って来ない。

そこで、先行者を避けて場所を移動し、結局、への字カーブに到達してしまった。しかし、ここでも曲がり角付近にアングラーの影があるので、少し進んで50番スポット付近から、気を入れて始めることにした。

17:40頃、Sephia S806ML-Sのロッドに2.5号のエギの組み合わせで、曲がり角の先行者を背中に見て、斜め右前方に向かってキャスティングを始めた。
実は、ここは、前回、MHR-KGNで初めてアオリイカを掛けたポイントであり、しかも時刻も殆んど同じ。直ぐに反応があるかも知れないと期待をしたが、この日は留守の様で、残念ながら梨の礫

しばらくこのポイントで粘ってみたが、一向に気配が伝わって来ないので、追い付いて来たKRKZさんを促して、蟹の横這い釣法可愛娘ちゃん達を探すことにした。

しかし、前回の釣果が夢か現か幻かと思える程、反応が返って来ない。
前回の実績ポイントでは、特に念を入れてチェックしたが、まるで音沙汰がない。
可愛娘ちゃん達は、何処かに行ってしまったのか?
喰い気がないので、エギを追って来ないのか?
秋の新仔アオリを狙うのは、これで2回目なので、この様な状況の場合の対処方法が分からない。少しでも反応があれば、それをヒントにすることも出来るが、こんなにも相手にされないと、何をどうして良いのかサッパリ見当もつかない。だからと云って、同じことを何度繰り返しても、事態を打破することには繋がらない。何か変化を付けなければ・・と思っても、小生が出来ることと云えば、エギの色や重さを替えることや、エギを通すレンジを変えること位しかない。
と云う訳で、下手な鉄砲、数撃ちゃ当たるとばかりに持参したエギを取っ替え引っ替えし、レンジを替えても見たが、答えが見付からない。

前回の小生の釣果に煽られて刀狩りではなくエギングをしに来たKRKZさんにもコンタクトはないとのことなので、喰い気のある可愛娘ちゃんは、この日は近くには寄って来ていなかったのかも知れないが、KRKZさんには何か申し訳ないことをしてしまった様な・・・・。

結局、可愛娘ちゃんの姿が見たくて凸部の先にまで足を伸ばしたが、完全に無視され続け、22:20頃、疲れ果てゝStopFishingとした。

前回の調査結果が余りにも良かったので、まさかパーフェクト・ゲームを喰らうとは思いもしなかった。考えが甘いと云われればそれまでだが・・・。
このまゝでは追われないので、近い内にチャンスを見付けて、再度チャレンジする積り。

2024年釣行記(65) – EG

2024年 Eging 釣行記

日 時:10月11日(金) 17:25~22:20
潮回り:小潮
(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:アオリイカ x 9
同行者:単独

釣りには行きたいが、アジタチウオも在庫はある。アオリイカも前回タチウオと交換にIKOKさんから頂いたものが残っている。となると小生の釣り物で残っているのはカワハギ位しかないが、朝早く起きて出掛けるのも億劫だ。
さてどうするか?
ノークーラー・デイにしてホームのKMI’sでアジングをするか・・・?
色々とない頭を絞って考えた結果、アオリイカの在庫はあるとは云え、1杯だけなので、追加があっても文句を云われることはないだろう
と云う訳で、ボーズ覚悟でMHR-KGNでのアオリ調査をすることにした。
元々MHR-KGNメバリングで足繁く通った場所だが、数年前からメバルが余り釣れなくなり、代わりにタチウオが出る様になって、今シーズンも8~9月には刀狩りで通っていた。
そんなポイントだが、
湾奥のKMI’sでアオリイカが出るならMHR-KGNでも出るのではないか?
昔からアオリイカとメバルのポイントは被っていると云われており、しかも最近はアジングも成立していることを考えると、浅場を回遊している新仔アオリなら充分可能性があるのではないか?
と考えた次第。

現地到着は、17:15頃。
これまでこのMHR-KGNでは全く狙ったことのないアオリイカなので、何処に着いているかも分からない。兎に角、岸壁の最も手前の7番スポット付近から少なくとも凸部付近までは、じっくりとチェックする計画で岸壁に出て見ると、小潮とは云え夕方の干潮時でも140cmも潮位が高いため、テトラ帯の殆どが海面下に没していて、海が広く見える。風は、予報では南南東or東風が2mとのことだったが、殆んど吹いておらず、ウィンド・ブレーカーを着ていると少々汗ばむ位で、潮の動きが余りない小潮の潮回りを除けば、条件としては良い方だろう。

この日は、出来ればベイト・ロッドを使いたかったが、MHR-KGNでは遠投出来る方が何かと優利なので、ロッドはスピニング・ロッドSephia S806ML-Sを選択し、2.5号のエギを組み合わせて、17:25頃、キャスティングを開始。

このMHR-KGNはテトラ帯と岸壁の間は激浅なので、油断をすると直ぐに根掛かりをしてしまって釣りにならないため、底を取らずに中層を攻めることにしたが、エギを何処まで沈めるか?
使用するエギの沈下速度は、5.5秒/mとのことだが、テンション・フォールをさせれば更に沈下速度は遅くなる筈。となると、キャスト後ライン・テンションを張っていれば、エギが着水してから5カウントでは、1mも沈んでいないだろうし、潮位の高い時間帯での釣りなので、根掛かりリスクはないだろう。
そこで、キャスト後5カウント程テンション・フォールをさせた後小さく鋭いシャクリを2~3回入れて、そのまゝ5カウント程テンション・フォールをさせるか、サビいて反応を待ち、反応がなければ又小さく鋭いシャクリを2~3回入れて・・・・を繰り返すことにした。
しかし、動画を見て秋イカの狙い方を勉強した筈だが、畳の上の水練と同じで、どうにも要領を得ない。
一度でも反応があれば、その答えが出るのだが、これで良いのか?と自問自答してキャスティングを繰り返した。しかし、反応は返って来ない。動画では、極端な場合1投しただけで、ポイント移動をしてアオリイカの居場所を探していたので、小生も同じポイントで粘ることはせずに蟹の横這い釣法で探すことにした。

所が、この日はアングラーの数が多くて、への字カーブの手前までほゞ等間隔に先行者の姿があって、間を割って入るには少々勇気が居る。無理をして入り込んでも正面にテトラ帯があっては、どうにもならない。正面にテトラ帯のないことが分っている20番24番26番スポット付近には、当然、アングラーの姿がある。
結局、7番スポット付近をチェックしただけで、への字カーブに到達してしまったが、そのへの字カーブの曲がり角にも人影がある。仕方がないので、更に進んで49番スポット付近から調査を再開することにした。

この付近はテトラ帯と岸壁の間にはテトラが入っていない筈なので、右斜め前方にキャストして、やはり5カウント程沈めて鋭くシャクった後テンション・フォールで反応を待ちをして・・・・回収、又、キャストして云々を2回繰り返して、無反応なら少し移動して・・・を繰り返して救命浮き輪付近に来た時のこと。
同じ様にキャストして5カウント沈めてシャクった後、テンション・フォールをさせていると、ビニール状のゴミを拾った様なジワーッとした重さを感じた。
あれ、何だ! ゴミか・・・と思っていると、グイーングイーンと余り強くはないが、明らかにイカの引きと判る感触が伝わって来た。
抜き上げた緑のアイシャドウした可愛娘ちゃんは200g程度の新仔だったが、初めて狙う場所の初めて獲った獲物で、殊の外嬉しい1杯だった。幸か不幸かこの日は単独釣行だったので、一人ニヤニヤするだけだったが、近くに知り合いが居れば、出たよ~と大声を上げていたことだろう。
時刻は実釣開始後約30分経った17:50のことで、手探りの状態だったにしては良い出足だった。

そして、後続を狙おうとした時、への字カーブの曲がった所の人影が居なくなっているのに気が付いた。そこで、少し戻って曲がり角に立って、右斜め前方にキャストして・・・・。
蟹の横這い釣法で居場所を探りながら救命浮き輪付近に戻って来た18:16、1杯目と全く同じ様な反応で1杯目よりはやや大きめの可愛娘ちゃんをゲット。アオリイカを1時間で2杯は出来過ぎだよと思いながら、キャスティングを繰り返したが、反応は続かなかった。

その後は18:463杯目19:094杯目19:205杯目と移動しながらの拾い釣りだったが、アオリイカにしては順調な結果に気を良くして、今日は調査に来たのだから、凸部の先もチェックしておこうと、足を伸ばした。
しかし、凸部の先では反応がなかったので、20:12119番スポット付近で折り返しに入った。

復路に入ってからも無反応状態が続き、半ば諦めながら90番スポット付近でキャスティングを繰り返していると、久し振りに忘れ掛けていた反応が返って来て、20:546杯目をゲット。これは目測300g程の、この時期にしては良い型だった。
これに気を良くして、テトラ帯の反対側の角を狙った所、エギが着水すると同時に反応が返って来た。一瞬、何かが掛かった感触はあったが、空振りに終わったので、再度同じポイントを狙い、7杯目となる300~350gをゲット。時刻は21:04のことだった。
そして、21:118杯目がこの日のハイライト。
7杯目とは逆の側のテトラ帯の角狙ってキャストして、5カウント沈めシャクリを入れてテンション・フォールをさせていると、コンとはっきりとしたアタリがあった。
合わせも決まって、やり取りを始めた所、グィーングィーンとこれまでになく強い引きが伝わって来た。何年か振りに味わうアオリイカの強い独特な引きに、ドキドキしながら抜き上げた獲物は、445g(自宅計量値)もあるこの時期にしては立派な獲物。

同じ90番スポット付近で、3杯も連続して掛けたことに気を良くして、又々テトラ帯の角を狙ってキャスト。しかし、今度は見事にテトラ帯に掛けてしまって、折角の当たりエギを海の神様に奉納する始末。

何事も、調子に乗りすぎるのは良くないことの典型だが、今度は手に入れたばかりのエギ王Kシャロー3号を結んで、キャスティングを続けた。

そして21:4691番スポット付近で250g程度のアオリを掛けて、9杯目
こうなると、何とか切りの良いつ抜けを狙うのは、アングラーとしては当然のことで、キャスティングを続けていた所、何の前触れもなく強い引きの獲物が掛かって来た。
イカにしては変だぞと思いつゝ、海面にまで浮かせて来るとバシャバシャと暴れまわっている。イカではなく魚であることは判ったが、魚種までは判らない。この日のターゲットは新仔アオリなので、玉網までは持って来ていないため、抜き上げるしかない。2個めのエギをなくすのは辛いが、ラインが切れることを覚悟して抜き上げに掛かった。幸いライン・ブレイクすることなく抜き上げに成功したが、魚を見てビックリ。その主は大きなフグで、目の付近にエギのカンナが刺さっていた。

この出来事が21:56のことで、この後は目についたポイントをチェックしながら戻って、22:20頃、StopFishingとした。

それにしても、この日の結果は出来過ぎ!!
全く実績のないポイントで予想外に良い結果に恵まれて、一人ニヤついてハンドルを握って帰路に着いていたのは、云うまでもない・・・😁

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17:50 1杯目 50番スポット付近
18:16 2杯目 50番スポット付近
18:46 3杯目 70番スポット付近
19:09 4杯目 74番スポット付近
19:20 5杯目 109番スポット付近
20:54 6杯目 90番スポット付近
21:04 7杯目 90番スポット付近
21:11 8杯目 90番スポット付近
21:46 9杯目 91番スポット付近

 

2024年釣行記(64) – EG&TC

2024年 Eging Touching 釣行記

日 時:10月07日(月) 16:20~21:30
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アオリイカ x 0、タチウオ x 6
同行者:単独、(AIYM、FJKW、NT、YRO夫妻、IKOK&友人各氏)

予報によると、月曜日の夜は南南西の風が6mとやゝ強目、翌火曜日は終日雨模様とのこと。となると、週の前半の釣行日は必然的に月曜日になり、南寄りの強い風を考慮すると、MHR-KGN刀狩りをするのが順当な所。しかし、我が家の冷蔵庫の冷凍室には、まだタチウオが残っているので、持ち帰ってもカミさんに喜ばれることはないだろう。
と云う訳で、MHR-KGNは却下。次に考えられる候補地はKMI’sになるのだが、アジも前回の釣果が残っているため、お持ち帰りはし辛い。
こうなると何処に行くにしてもノー・クーラー・デイとして持ち帰らないか、又は、アジタチウオ以外の別の魚種をターゲットにする必要がある。
そこで、前回果たせなかった緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんをターゲットにしようと考えた。アオリイカであれば、カミさんにもきっと喜んで貰える筈。と云う訳で、アオリイカをメイン・ターゲットにしてタチウオはサブにする計画でKMI’sに行くことにした。

16:10頃、現地に到着。
早速、岸壁に出てみると、思いの外混んでいて、入り口AIYMさん最奥FJKWさん水道前付近にスバル505NTさんが入っており、岸壁の中央付近にしか入れそうな場所がない。出来れば最奥入り口に入りたかったが、今回はアジは狙わないので、場所に拘る必要はないだろうと考えて、空いている中央付近のやゝ入り口に寄った所にバッカンやクーラーを置いて、支度に掛かった。

今回持ち込んだロッドは、エギング用のSephia S806ML-S刀狩り用のSephia S809M/Fの2本で、日が沈むまでの明るい時間帯はアオリイカ、暗くなってからは、状況によってタチウオに切り替える算段で、Sephia S806ML-Sを先発に選び3号のエギを組み合わせて、16:20頃、キャスティングを開始。

緑のアイシャドウをしたアオリイカは、20年程前から約10年間、夢中になって追い掛け回していた獲物で、その頃は専ら地磯を釣り場にしており、KMI’sの様な湾奥の岸壁でアオリイカを狙うことなどあり得なかった。が、温暖化の影響なのか東京湾の環境が良くなっったのか、理由は判らないが、新仔とは云えアオリイカが釣りの対象になったことに、10年一昔と云われているが隔世の感がする。

岸壁では、風は予報通りかなり強目だが、背後から吹いて来るので、釣りには全く影響はなく、寧ろ、蚊が寄って来ることもなく、涼しくて気持ちが良い。これで緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんが遊びに来てくれれば云うことはないのだが・・・・・。

そんなことを考えながらキャスティングを繰り返したが、何も反応は返って来ない。

記憶が定かではないのだが、17:00を廻った頃、YROさん奥さんを伴って登場し、NTさんと小生の間に釣り座を構えて夫婦水入らずアジングを開始。

日没時刻を回り、周囲の光量が減って来た所でタチウオを狙い始めた最奥FJKWさん入り口AIYMさんの赤い電気ウキの灯りを左右に見ながら、アオリイカの反応が返って来るのを待ったが、音沙汰はない。右や左の電気ウキの灯りが海中に沈んで行く様子もなく、隣りのYROさんアジを掛けた様子も見えず、岸壁全体に活気がない。

余りにも岸壁全体が静かなので、最奥FJKWさんに様子を確かめに行ってみた。すると、指4本クラスを1匹釣り上げたと水汲みバケツに入っている銀色に輝く魚体を見せてくれた。タチウオが寄って来たかどうかの目安になるので、電気ウキの動きには注意を払っていた筈だが、全く気が付かなかった。しかし、寄って来ていることは確実。
そこでエギングを諦めて刀狩りに切り替えることにしたが、FJKWさんの電気ウキが浮かんでいる場所は、到底テンヤが届きそうにもない遥か沖。しかし、岸壁近くまでタチウオが寄って来るのは時間の問題だろうし、寄って来れば必ず反応が返って来る筈。

18:00頃、ロッドをSephia S809M/Fに持ち替え、11gのテンヤを組み合わせて刀狩りを開始した。
しかし、タチウオは中々寄って来る気配を見せない。入り口AIYMさんの電気ウキは、相変わらず波間を漂っているだけで、海中に引き込まれる様子はなく、遥か遠くに小さく見えるFJKWさんの電気ウキは、波の谷間に落ち込んで時々消えるだけ。

その内来るだろうと思いながらも、一方では今日はひょっとして駄目かも・・・と右に左に揺れる気持ちを抱えながらキャストし、軽いリフト&フォールを繰り返していると、それまでとは違った違和感が伝わって来た。
あれっ!ひょっとすると寄って来たのかも知れないと思ったが、所謂、お触りだけだったため、そのまゝ次のキャストに移った。すると今度はコツンとはっきりとした反応が返って来て、この日最初の獲物をゲット。
時刻は19:16のことで、抜き上げた獲物のサイズは指4本の良型。お恥ずかしい限りだが、待ちに待ってようやく手にした獲物に年甲斐もなく興奮して、AIYMさん、来たよー!!と大きな声を掛けていた。

この日は、タチウオのお持ち帰り予定はなかったので、この獲物はAIYMさんに引き取って頂けて助かった。しかし、アングラーとしてはこの1匹だけで終わるのは面白くない。と云っても、釣れても処分に困る。釣りたいのか、釣りたくないのか、何とも中途半端な気持ちのまゝキャスティングを続けたが、幸か不幸か、後続の反応は暫くの間返って来ることはなかった。
そして、この日は1匹だけで終わりそうだと弱気の虫が動き出した頃、1匹目から約20分経った19:39に、テンヤを押さえ込む様な反応があって、2匹目をゲット。そして、それから約10分後の19:503匹目を掛け、2匹目も3匹目もAIYMさんに引取って貰った。

この頃から調子が出て来て5分後の19:554匹目をゲット。
頼めば引き受けて貰えるだろうが、余り無理を云うのも良くないと考えて、これ以降は持ち帰ることにした。

20:00頃、IKOKさんと友人の二人が登場して来て、状況の説明をしている最中にコン。これは針掛かりさせた途端にバレてしまったが、それから10分後の20:105匹目をゲット。

IKOKさんと友人の二人はAIYMさんが引き揚げて行った後の入り口に釣り座を構えて、エギングアジングを始めたので、アオリイカタチウオを交換する提案をして、刀狩りを続けた。

所が、その頃からはピタリと反応がなくなってしまった。そこで、気分転換のためにFJKWさんの隣りのNTさんの帰った後に移動。この時点でFJKWさんの釣果は6匹程だったが、やはり、気配はなくなったとのこと。

暫く、FJKWさんと話をしながらキャスティングを繰り返し、20:546匹目を掛け、IKOKさんが掛けた新仔アオリイカと交換して、何とかカミさんの喜ぶお土産を確保することが出来た。

その後も刀狩りを続けていたのだが、21:00を回った頃から霧雨が降り出して来た。予報よりも少し降り出しが早まった様だが、雨には滅法弱い小生であっても、何とか我慢が出来る程度の降り具合だった。
しかし、タチウオからもアオリイカからも反応がないため、嫌気が差して来ており、しかも、8フィートを超える長いロッドを5~6時間もの間降り続けていて、かなり疲れが溜まっていたので、21:30頃、StopFishingとし、22:00過ぎに帰路に着いた。

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19:16 1匹目
19:39 2匹目
19:50 3匹目
19:55 4匹目
20:10 5匹目
20:54 6匹目

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