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1060製作記(31) 弁装置 – 4

フル・スクラッチ 弁装置 形式1060

railtruckさんから頂いたコメントを切っ掛けに、スティーブンソン弁装置について、再度勉強し直した結果、少々都合の悪い部分が見付かってしまった。知らなければこのまま進める所だが、知ってしまった以上放置しておく訳にも行かず、再度、図面を描き直してみることにした。

どうせ書き直すなら、湘南鉄道模型クラブSさん形式5700の様に逆転装置を可動させることを前提にしようと思ったが、例え図面は描けても、それを実現するのは、どう考えても小生のこの腕には余りある課題。しかし、中立状態で前進・後退させるのも、もう一つの感がある。それならせめて前進状態で弁装置を可動させようと云うことにした。

弁装置描き直した結果、偏心棒の長さが2mm程も長くなってしまったが、小生が持っている資料では、どの程度の長さにするのが合理的なのか不明な上、動輪フレームの陰に隠れて目立たない存在であり、弁装置を可動にすることが主目的なので、この辺りは目を瞑ることにした。

偏心棒の長さが変わったので、フレームのフロント部分にも影響が出てしまい、作り直す必要が出て来てしまったが、これは仕方がない。寧ろ、素材から切り出しただけで半田付けもしていないこの段階だったので、ラッキーだったと云うべきだろう。