※ 月別アーカイブ:4月2012 ※

5230製作記(83)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-095R.JPG

老眼の眼をショボショボさせて、リンク・カプラーを作った。

フックは径1mmの真鍮線を、それらしい形に曲げた上で、バイスでプレスしヤスリで整形した。
その下にぶら下がっている鎖となる部分は、内径0.2mm外径0.6mmのパイプをやはりバイスでプレスしたものを主として使った。そして、ピンを通す部分は、更にプレスを掛けている。
0.2mmとは云え、中が空洞になっているので無垢の真鍮線を使うより、工作が楽なので専ら最近はパイプを使うことが多い。

又、そのピンが通る関節部分・・・・名称はあるのだろうが、浅学にしてその知識がなく、的確に表現出来ないが・・・・は、1mm角の立方体に0.6mmと0.4mmのドリルを直交する様に通している。
そして仮組みして見たのがこの写真。

初めて手掛けたにしては、我ながら良く出来たのではないかと、自画自賛したのだが・・・・・。
残念ながら少々大き過ぎて、これを取り付けるとレールに接触する長さになってしまっている。
写真から寸法を割り出した筈なのだが・・・・、再度、一回り小さなものを作らなければ(涙)

・・・・この写真は、ピンバイスに咥えて、そのピンバイスを小さなバイスに固定した状態なのだが、少し逆光になっている。
そこで、撮り直そうとして、カメラを手にしたまゝ位置を変えていた所、台からバイス諸共床に落下して、現況はある部分はヒン曲がりある部分はバラバラになってしまった(汗)
横着をしてはイカンなぁと反省!!!

5230製作記(82)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-094R.JPG

ビームの工作に入った。

この蒸気にはサイドにもビームがあるが、写真は正面のビーム。

0.4mm厚の真鍮板に、所定の寸法でケガイて切り抜きに掛かった時、ふと、これまでに作り終え保管しているパーツ・ケースを見ると・・・。
何と既に切り出しが終わった状態のビームがあった。

そもそも、この5230はかれこれ6年前から手掛けているので、このビームも何年も前に切り抜いていたので、すっかり忘れていた(汗)

正面のビームには、手持ちの出来合いのバッファーを使用し、バッファーの座は0.2mm厚の燐青銅板で作った。
排障器は、強度を考えて0.4mm厚の洋白を用いた。
写真は仮止めしている状態で、未だ半田付けはしていない。本来なら、排障器の方をバッファーより先に半田付けすべきであったが・・・・・(汗)

そして、次は細かい作業の連続となるリンク式カプラーの製作。
メインのフックは1m径の真鍮棒をバイスで平たく潰して、それらしい形に纏めた。
次回から、鎖の作成に入るが果たして上手く行くか??????

5230製作記(81)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-093R.JPG

思わぬ所でつまづいていて、工作が頓挫していた。

先輩諸兄には笑われてしまうだろうが、実は汽笛が上手く出来なくて・・・(汗)

写真の右端に写っているのがキットに付属している汽笛なのだが、実物の写真とは形体が全く違っているので、例によってこれまた新製しようと考えた。
径2mmの真鍮棒を1.2mmまで削って、所定の長さに切り出し、その両端をヤスリでそれらしくドーム型に削ればOK。簡単なことだ!

所が、それが大きな誤りだった(汗)

形式272800の際も同じ様にして削り出した筈なのだが、何故か上手く行かず・・・・・。
と云うか、どの様な作り方をしたのか、情けないことに全く記憶にない・・・・・・(涙)

今度こそはOKかと思った所が、写真に撮って見ると歪んでいたりして、中々満足出来るものが出来ずにいた。
写真に写っている4組みの内右端は前述の通りキットの付属品なので、3組が自作の汽笛なのだが、実際にはその倍程の数を作ったんじゃないかと思う。

そして、今日、右から2組目を作った。
径0.6mmの真鍮線に外径1.0mmのパイプを被せ、更に内径1.0mm外径1.4mmのパイプを被せて、外径1.3mmまでドリル・レースで細くした上で、所定の長さに切断して後、両端をドーム状にヤスリ掛けをした。
これまでは、汽笛の上下を別々に作った後、0.6mmの真鍮線に串差したのだがズレが出たりしていたので、今回は糸鋸の歯で欠き取ってスリットを入れて見た。
欲を云えば、もう少し深くスリットを入れたかったのだが、無理をすると切断してしまう惧れがあったのでこの程度で・・・・、妥協しなければ、又々、工作が遅れてしまう!!