2012/05/09
セミ・スクラッチ 形式5230
リンク・カプラーには付き物の真空ブレーキ・ホースを作った。
メインのパイプは1mmの真鍮線を使い、上下の継ぎ手部分については、内径0.8mm外径1.2mm及び内径1mm外径1.4mmのパイプを使った。
パイプを曲げる際、何もせずに曲げるとパイプが潰れて断面が楕円形になってしまう。
そこで、ヤスリで適当に切り込みを入れて曲げて後、ヤスリで整形した。
切り込みは、下部の90°部分は1ヶ所で間に合ったが、上部は鋭角に曲げる必要があるので2ヶ所必要だった。切り込みを入れる深さや幅は、カット&トライで何個か作って、最も出来の良いものを使用した。
最も目立つホースの蛇腹部分は、0.6mmの真鍮線に0.3mmの銅線を巻き付けたもの。
銅線を巻き付けてから曲げるよりも、芯となる真鍮線を曲げてから銅線を巻き付ける方が出来が良い様に思えた。
リンク・カプラーにしろこの真空ブレーキ・ホースにしろ、出来が素晴らしく良いロストワックス製が部品として珊瑚から出ていることを知った。
並べて見ると自作のパーツが見劣りするので、そこは目を瞑って・・・・・(笑)
2012/05/03
セミ・スクラッチ 形式5230
リンク・カプラーを作り直した。
基本的に材料や作り方は、失敗した前作と同じで、出来上がりの長さを1mm程、縮めた。
これで、ポイントなどでカプラーがレールに触れてショートすることはなくなる筈・・・?。
なくなる筈・・・と云うのは、当初は普通のカプラーを装着する積りでいたのに、ある日資料の写真を眺めていて、リンク・カプラーが目に付き、フト作って見たくなって方針を変更した。
その際にキチンと寸法等を検討してから作成に取り掛かれば良かったのに、その気になったら居ても立ってもおられなくなる悪い性格で、兎に角作り始めてしまった。
こうしてビームに仮り止めして見ると、1mm程縮めたにも拘らず排障器より若干長めになってしまっている。
従って、ショートする惧れがある訳で、それが、なくなる筈・・・とした理由。
こんなに小さな部品でも10個程のパーツから成っており、老眼の身で再々度作る気にもならないので、もしショートする様であれば、一番下の鎖が垂直になっておらず少し曲がった状態になっている資料の写真に倣って、力技でもってその様にする積り・・・。
手掛ける前に、もっとキチンと寸法を出すなど慎重に事を進めるべきだと反省!!!