※ 月別アーカイブ:4月2020 ※

1060製作記(186) ブレーキ配管(5)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

非公式側のブレーキ配管工作は、予想した通りかなり手古摺ってしまった。

先ず、分配弁の設置方法を半田付けからネジ止めに変更した。
と云うのは、ブレーキ配管の曲がり具合や長さを調整するのに、分配弁の抜き差しを繰り返している内に、取付穴が広がってしまってキャブの床板に止まらなくなってしまった。こうなると実際に半田付けをする際に位置決めが出来なくなって、非常い具合が悪い。
と云う訳で、分配弁に生えていた取り付け用の脚を切断して、1mmのタップを立てた。

又、1060製作記(181) ブレーキ配管(1)で紹介した写真に二つ写っているパーツの内の下側のパーツをピンセットで摘まんで位置決めをしている際に、ピーンと飛ばしてしまった。
白内障の手術をして以来、パーツなどを誤って飛ばしてしまっても、近くも遠くも見えているので、紛失することは殆どなくなったが、この時はどうしても見付け出すことが出来ず、作成し直し。

更には、前後の水槽を連結るする連通管の曲がり具合の調整に手間取り、そうこうする内にサイド・タンクの半田付け部分が剥がれて来たり等々、数えれば切りがない位に問題が出て来て、3歩進んで2歩下がる状態に陥り、ようやく非公式側のブレーキ配管が終わったと云う次第。

今回、ブレーキ配管を始めてスクラッチした訳だが、出来上がった状態を見ただけでは解らない工作の難しさを知った。
具体的には、曲げ位置をどの様にして決めるか、あるいは、決めた曲げ位置でどれだけ正確に曲げるか・・・。
例えば凹状に曲げる必要がある場合、二つの曲げ位置の距離を正確に出すにはどの様にすれば良いのか? 今回はカット&エラーで幾つもの凹を作って最も良さそうな物を使ったが、お蔭で、線材を随分と無駄にしてしまった。

で、苦労して曲げた真鍮線を半田付けし、出来た!!と思って写真に撮ってみると、キャブ下の配管の曲がり具合がもう一つ(涙)
とは云え、また戻ってやり直す気も起きないので、床下のブレーキ配管は取り敢えず完了と云うことにする。しかし、宿題にして来たャブの出入り口下のステップについてはどうするか・・・・・。
暫くの間、棚上げ?

1060製作記(185) ブレーキ配管(4)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

DSMechのバージョンアップに伴うトラブルに時間を取られてしまって、久し振りの工作。

そもそも、この問題は、キャブの出入り口にあるステップの取り付け方法を考えるため、DSMechを稼働させた際に発覚したもので、修復するのに、思いの外時間が掛かってしまった。

で、修復する間にも、色々とステップの取り付け方法を考えてはいたのだが、残念ながら、良いアイデアは浮かんで来なかった。だからと云って、解決方法を思い付くのを待っていては、工作が中断してしまうのは、これまでの例から云っても必至なので、兎に角、配管工作を進めることにした。

そして、やっと、公式側のブレーキ配管工作を終えた次第。
次は非公式側の工作に入る積りだが、こちら側には分配弁があるのでどうなることやら・・・・。

それはそれとして、ステップは、どうしよう?(最悪、省略する・・・・?)

1060製作記(184) DesignSpark

3D-CAD

小生は、1060製作記(1)に記載した通り、型式1060をスクラッチするに際して、3D-CADDesignSpark Mechanical(以降、DSMech)を使用しているが、長い間Ver.2のまゝバージョンアップがなされずにいた。とは云え、特に不具合もなく、その後Fusion360などいくつかの無料3D-CADが出て来たが、使い慣れていることもあって、以来、使い続けて来た。

所が、ある時、HPを偶々覗いてみると、Ver.4にバージョンが上がったとアナウンスされているのを見付けた。
Ver.3ではなく、一段飛ばしのバージョンアップなので、少々意外な気がしたが、Ver.4は64ビット版とのこと。32ビット版のVer.2でも、前述の様に処理速度が遅いなどと云うこともなく不具合を感じることはなかったのだが、折角バージョンを上げてくれたのに、それを見送るべき理由もない。
と云う訳で、Ver.4をインストールして使い始めたが、画面構成もVer.2と変わらず、普通に使っているだけでは、何処がどの様に変わったのかサッパリ分らなかった。

そんな状況で、前回の1060製作記(183)に記載した様に、出入り口のステップの存在を失念していた事態に陥った訳で、いつもの様にVer.4を起動させて、ステップの収め方をどうするか考えていた。
その最中のことだが、これまで通りの手順で印刷をした所、どう云う訳か輪郭線が異様に太く印刷されている。印刷する前の確認画面では何も問題がなかったので、これにはビックリし、当然のことながら、オプション設定などを色々とチェックしてみた。しかし、残念ながら、解決方法を見付けられない。

そこで仕方がないので、Ver.2で印刷しようとしたが、驚いたことにVer.4のデータはVer.2では読み込めなくなっている。ファイルの拡張子は変わってはいないので、Ver.2でも問題なく読めると思ったのだが・・・・。
次に試した解決策は、DSMechがサポートしているSTL、SKP、OBJ、AutoCAD DXFなどのファイル形式を介してデータをVer.4と交換することだが、データの交換は出来ている様だが、思った様な結果が得られない。

この様な状況になり、嫌な予感が・・・・・。
と云うのは型式1060のスクラッチに際しては、Ver.4にバージョンアップ以降も書き加えたり修正を加えたり、寸法を確認するために開いたファイルもあったので、もしやと思いチェックしてみた。すると、部位毎に45個のファイルに分割したファイルの内、7個のファイルがVer.4で上書きされており、Ver.2では読めないことが分かった。

世の中は新型コロナで外出することは自粛を求められ、釣りは所謂三密には関係ないと云えども、行くことについては家人も良い顔をしないので、道楽部屋に籠ってコロナ騒動が終息するのを待つ以外にない。

と云う訳で、釣りの時間をVer.2で読めなくなった7個のファイルを書き直すことに当てることにして、1週間。ようやく7個目のファイルに辿り着いた。

1060製作記(183) ブレーキ配管(3)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

ブレーキ配管用の支柱をサイド・タンクに固定出来たので、分配弁のない公式側の配管を先に済ませることにして工作に入った。

サイド・タンクリア・タンクを連結する連通管エア・タンクを其々車体に半田付けをして、何とかブレーキ配管の一段目の固定を終え、二段目の配管工作に入った所で、出入り口の下にステップを付けなければならないことに気が付いた。
実は、このステップは図面を描く際、面倒だったので手を抜いて描かなかったのだが、それが災いをした。

工作の順番からすれば、連通管ブレーキ配管を固定する前に、ステップを半田付けしなければ、こて先が入らない。と云って、連通管ブレーキ配管を取り外そうとすると、バラバラになってしまいそうだし、何か良い方法はないものか?