※ カテゴリー別アーカイブ:先・従台車 ※

1060製作記(217) 排障器 – 2

フル・スクラッチ 下回り 先・従台車 形式1060

前部の排障器を作成した。

先ず、素材の0.5mm厚の洋白板に、左右対象に罫書いた上で、糸鋸ヤスリによる伝統的な方法で切り抜き、整形を施した。
この時、左右の排障器の間隔をヤスリの厚みを考えて2.0mmとし、曲げ加工が終わるまでは、切り離しをせず、一体のまゝ工作を進めた。

曲げ加工については、廃材で型紙(写真中央)を作り、この型紙に合う様に慎重に作業をした。
写真の左端の排障器は、左右で幅が僅かに違ってしまったので、失敗作だが、試験的に曲げ加工をしたもの。

次の作業は、ブレーキ関係蒸気関係の配管に進む予定。

1060製作記(216) 排障器 – 1

フル・スクラッチ 下回り 先・従台車 形式1060

厚さ0.5mm、幅1.0mmの洋白の帯板を所定の形に曲げて、後部の排障器を作り、従台車の梁にハンダ付けをした。

帯板は、0.5mm厚の洋白板を1.0mm厚の端材の木端にハンダ付けをした上で、端材の木端に沿って切断、ヤスリで整形をして作った。

又、曲げる際は1.0mm厚の端材で型紙を作り、上述の洋白の帯板と共にバイスに咥えて、ハンマーで軽く叩いて曲げた上で形を整えた。

次は、前部の排障器の作成になる。
前部の排障器は、フロント・デッキに固定する構造にしているので、ブレーキ関係蒸気関係の配管も同時に手を付けようと思っている。実は、長い期間、工作を中断する原因となったエア・ホースも、過日、何年振りかで横浜の繁華街に出向き、手に入れて来たので、今度こそ先に進める筈・・・。

1060製作記(74) 先・従台車 – 7

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

従台車のフレームに打ったピンの位置がズレているのをどの様に修正するか?

本来であればフレームを作り直さなければならないが、今回は(も)、小生得意の現物合わせ、つまり、梁の脚の位置をズラせて半田付けをし直すことにした。

小さなパーツの半田付けをし直すのは、他に熱が回ってバラバラになって、苦労することが多いのだが、今回は意外にも一発でOK。

車輪を嵌め込んで少し調整を加えただけで、軽く回転する様になったので、先に作ってあった動輪をセットしたフレームに先・従台車を然るべき個所に置いて様子を見てみたのが、この写真。

1060-066自画自賛ではないが、何となく雰囲気が出て来た様な・・・・・。

次の工作は、シリンダー及びその周辺に掛かろうと思う。

1060製作記(73) 先・従台車 – 6

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

フライス盤FM80E(A)のDROに使用していたMonotaroブランドのノギスが気に入らなくて、シンワ測定のノギスに交換する作業などをしていたため、鉄道模型の方にまで手が回らくて、2週間振りの更新・・・。

その冒頭から余り書きたくはないことだが、又もや大失敗をやらかしてしまった

工作の精度が低いため、従・先台車の幅が予定より0.4mm程広くなってしまって、対策が必要となったことは、前回のブログに書いた通り。

どうするか考えたが、どうせなら納得出来るものをと全てを作り直そうと図面を描き直した所で、DROのノギスの交換作業に入った訳だが、その作業が終わった時には、細かいパーツの寄せ集めのフレームを改めて新調する気持ちが失せてしまった。
そこで、最低限の作業として、幅を詰めた梁を作り直すことに方針変更。

梁の作り直しは、1mm厚の捨て板に材料となる0.8mmの真鍮板を半田付けしてFM80E(A)を用いて切削する方法で行った。しかし、ここでも小さな失敗が二つ。
一つは、材料と捨て板の半田付けが甘く、作業中に半田が剥がれて材料が動いてしまったこと。二つ目は、DROに使ったノギスの取り付け方法が緩くて、テーブルの動きとデータの表示にズレが出来てしまったこと。
結局、梁の作り直しだけでも、同じ作業を三回も行う羽目になってしまった。

1060-065何とか、切り出した梁のパーツを半田付けで組み上げて従・先台車を組み立てた所・・・・。

先台車(写真の左側)は、多少の調整は要したが、何とか様になった。
所が写真の右側の従台車は、車軸が斜めになってしまって、どうしようもない。
原因を色々と探って見たが理由が解らず困ったが、フト、フレームだけを車軸が直角になる様に嵌め込んで見た所、原因は明らかに・・・。
どう云う訳か、左右のフレームの中心に打ったピンの位置が、0.5mm程前後にズレてしまっている(大汗)

原因は判明したが、それをどの様に解決するか?
オーソドックスには作り直しとなるが・・・・・・・。

所で、梁とフレームの結合方法を変更したので、その点を覚書として書いておく。
前回までは、フレーム側に1.4mmのタップを立て、梁側から1.4mmのネジ止めすることにしていた。その際、1.4mmのネジを作る訳だが、緩過ぎず堅過ぎず丁度良い所でダイスを止めることが、小生には難題で、前回苦労して切ったネジも満足出来るものではなかった。
そこで、今回は、外径1.2mm・内径0.8mmのパイプを使う方法によった。
つまり、そのパイプに1.0mmのタップを立て、そのパイプをフレームの中心点に半田付けした上で、その出っ張りを梁の脚の厚さに合わせて調整。市販の1.0mmネジを使って止めると云うもの。

従台車のフレームの中心に打ったピンが、1.0mmのタップを立てたパイプで、脚の厚みに合わせる前の状態で、ピタリと向き合う筈のピンがズレていることから、原因が判明した次第。

1060製作記(72) 先・従台車 – 5

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

1060-064失敗(大汗)

従台車を組み立てて、車輪をセットしようとした所、台車の幅が予定より0.4mm程広く仕上がっていて、上手く収められない。
0.4mmならば片側0.2mmづつ削れば稼げるし、車輪の陰に隠れて削った個所も目に付くことはない。
と云うことで、早速削って見たが、何故か上手く行かない????

良くよく車輪を観察すると、車輪の内側の車軸が通る部分が少し出っ張っていて、その出っ張りを加味すると、台車の幅は更に0.5mm程狭くしなくてはならないことが解った。

しかし、先輪の内側にはその様な出っ張りはない。
今となっては記憶も定かではないが、図面を起こす際、先輪の形状だけをベースにして、後輪の形状には気が回らなかったのかも知れない(写真では判り難いが、右側が出っ張りのない前輪、左側が出っ張りのある後輪)。

後輪の出っ張りを削り取るにしても、このままでは梁の幅を調整することは避けられない。
どうするか?

« 古い記事