※ 月別アーカイブ:4月2018 ※

1060製作記(148) 上回り

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

完成したと思っていた汽笛安全弁台座だが、ボイラーの上に他のサンド・ボックススチーム・ドームなどと並べて置いてみた所、何となく雰囲気が違って見える。

そこで資料の写真や図面をチェックした結果、何処でどう間違えたのか判らないが、台座を3mmも高くしていることが判った・・・・・(大汗)

と云う訳で、台座の背を詰めて、改めてボイラーの上に置いてみたのが、この写真。
写真では判らないが、実は、工作精度の悪さから台座サンド・ボックスが少し干渉している。これは仮置きしている時には、全く気が付かなかったのだが、台座ボイラーに半田付けした後、サンド・ボックスを固定しようとして判明したもの。

どうすべきか考えたが、事ここに至ってはどうしようもない。
台座の該当部分を少し削って、凌いだ。

1060製作記(148) 汽笛安全弁 – 2

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

汽笛安全弁台座を作成した。

材料は真鍮の端材で、ボイラーと接する部分は、台座の外形を切削した後、裾の部分を中繰りしてボイラー径に合わせたジグに固定し叩いて仕上げた。

この方法は、ドームを作る際に、最初に考えた方法だが、ボイラーでは上手く行かず、ボツにしたもの。ただ、煙突の裾では上手く出来ていたので、台座でもやって見た。
結果、この様に部品の径が小さい場合は、この方法でも問題はなさそうに思う。

写真は、台座汽笛安全弁を仮置きしたもの。

1060製作記(147) 汽笛安全弁 – 1

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

汽笛安全弁の工作に取り掛かった。
フルスクラッチと云うからには、本来的には安全弁汽笛も自作すべきなのだろうが、これ程までに小さな部品を作るのは、資料写真では不鮮明でなので形状が良く判らない上、小さ過ぎて、とてもじゃないが手に負えそうにもない。

と云う訳で、手持ちのパーツ・ストックから使えそうな物を探して見た。

先ず、汽笛だが、サンゴの挽き物のパーツが、少し形状が違っている様にも見えるが、何とか使えるだろう。
次に、安全弁だが、資料写真に写っているシルエットからバブルコックが付いているのがはっきりと判る。そこで、バブルコックがあるものを探し出してみると、エコーのロストワックスのパーツが、細長い形状も含めて良く似ている。所が、パッケージには何と汽笛と印字されている。
となると、汽笛が3本も立つことになるが、安全弁だと思えば、安全弁に見えるだろう。

と云うことで、汽笛安全弁台座だけを自作して、汽笛安全弁そのものは、サンゴエコーのパーツで誤魔化すことにした。

1060製作記(146) サンド・ボックス – 3

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

サンド・ボックスの本体、投入口の蓋を作った所で、脚を製作した。

脚は、凹を天地をひっくり返した形状なので、最初は0.4mm厚の帯板を曲げて作ったが、思った様な寸法に仕上げることが出来なかった。
そこで、真鍮のブロックの端材をフライス盤–FM80E(A)ーーで削り出して作り直した。

で、揃った部品を本体に半田付けをして、ボイラーに仮置きして見たのが写真で、まぁ、それらしく見えるので、OKとしよう。
尚、砂撒管元栓WEAST JAPANのロストワックスのパーツ(1170)を使用した。又、ボイラーへの半田付けは、砂撒管の配線があるので、もう少し先になる予定。