※ 月別アーカイブ:3月2020 ※

1060製作記(182) ブレーキ配管(2)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

半田ごてこて先を径5mmの銅棒から作ろうと思ったが、以前作ったこて先を止めている2mmネジが焼き付いてしまっていて、こて先を作っても取り換えることが出来ないことが分かった。
となると、固着してしまっている現在のこて先を加工する以外にない。

と云う訳で、こて先をバイスに咥えてヤスリでゴシゴシと、サイド・タンクに辛うじて挿入出来るまで細く尖らせて、何とか支柱の半田付けを終えることが出来た。

1060製作記(181) ブレーキ配管(1)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

ブレーキ配管用の支柱が出来たので、イヨイヨ、配管の曲げ工作に入った。しかし、これが想像以上に難しい。

先ず、最初に分配弁周辺の配管の曲げ加工を行った。
ブレーキ配管は0.5mm、ブレーキ配管から分岐して分配弁に繋がる配管は0.4mmの真鍮線を使い、分岐点には自作のT型継手を使った。
この工作で思い知ったのが、所定の位置・所定の半径・所定の角度に合わせて曲げることの難しさ。曲げ工作が1ヶ所だけなら何も問題はないのだが、例えばエア・タンク分配弁を繋ぐ配管の様に2ヶ所曲げなければならない場合には、当然現物合わせでやるのだが、ピタリと収めるのが非常に骨の折れる工作だった。
上手く収まったと思ってホッとしてよくよく見ると、半径が気に入らなかったり、半径を修正している内に、角度がずれたり、角度を修正している内に・・・・とモグラ叩き状態。そうこうする内にT型継手の半田付けがポロリと取れてしまって、元の木阿弥。
仕方なく、T型継手を作る所まで戻ったり・・・・・。

そして何とか写真の状態にまで漕ぎ着け、イヨイヨ前回作った支柱をサイド・タンクに半田付けしようと作業を始めた所、何と半田ごてがサイド・タンクに入らず、半田付けが出来ないことが判明。

幸い、昔、こて先の自作に使った径5mmの銅棒の端材があるので、これを加工してこて先を作ってから、工作の続きに入ろうと思う。

1060製作記(180) 配管用支柱

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

ブレーキ配管用のパーツを作り溜めているが、イヨイヨその最後で、サイド・タンクの下部に走っているブレーキ配管用の支柱を作った。

当初この支柱も繰出管用の支柱と同様、0.8mmの洋白角線と0.1mmの洋白帯板で作る積りで作業を進めていた。

しかし、よく考えるとブレーキ用の配管は、繰出管連結管などに接続した後に固定する手順にしなければ、作業が非常に難しくなる。つまり、ブレーキ用の配管の高さについては支柱を介して固定しても、繰出管連結管と位置合わせをするには、左右に動かせる様にする方が、工作が楽になる筈。
となると、洋白角線と洋白帯板で作る支柱では、左右の可動化がやり難いので、他の作り方を考えなければならない。

と云う訳で考えたのが、0.8mmの洋白角線に0.8mmx0.4mmのパイプを半田付けする方法で、具体的には0.8mm厚の洋白板にブレーキ用配管の通る位置に0.8mmの穴を空け、その0.8mmの円弧がわずかに残る程度まで削って支柱を切り出した。そして、僅かに残した円弧の窪みをガイドに0.8mmのパイプを半田付けし、内径を0.5mmに拡張した。

こうして作ったのが写真で、様子が判る様に0.5mmのステンレス線を通して見た。
実は、この様なパーツを作る際には必ず予備を作って紛失や失敗に備えておくことにしているのだが、この時は板取を間違えて、結局、4個しか出来なかった。何事も起きず無事工作が終われば良いのだが・・・・。

1060製作記(179) 繰出管-(8)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

繰出管コンプレッサーを結ぶ配管の曲がり具合が気に入らなかったので、作り直した。

工作としては、繰出管の前方部分で配管を切断・撤去し、S字型に曲げて作り直した管と入れ替えることになる。
繰出管との接続は、自作の継手を使った。

この継手は、1060製作記(175)管継手で作ったもので、これから先のブレーキ配管の工作でも使う積りだったが、こうして写真に写して眺めると、オーバー・スケールの様な・・・(涙)

1060製作記(178) サイドタンク – 4

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

先延ばしにしていたサイド・タンクの半田付けを実行した。

こうしてサイド・ビューを見ると、形式1060の雰囲気が良く感じられて、独り悦に入っていた。
所が、よく見るとサイド・タンクキャブの妻板との隙間が、公式側と非公式側とで若干違ってしまっている。

この辺りは、工作精度の悪さがもろに出てしまった訳で、汗顔の至りだが、両サイドを同時に見ることの出来る輩は居る筈もないので、この点には目を瞑って、工作を進めることにする。

« 古い記事