1060製作記(143) 煙突・ドーム – 8
2018/01/25
実は、前回の工作での裾の仕上がり具合が気に入らず、思い付いて別の方法を試した。
上手く行けばと期待したが、残念ながら、この方法も失敗したので、裾をヤスリで整形する方法に戻った。
前回の経験を踏まえて、慎重に削った積りだが、やはり疵が入ってしまった。やり直しをしたい所だが、取り敢えず、このドームは置いて、サンド・ドームに掛かろうと思う。
※ 月別アーカイブ:1月2018 ※
2018/01/25
実は、前回の工作での裾の仕上がり具合が気に入らず、思い付いて別の方法を試した。
上手く行けばと期待したが、残念ながら、この方法も失敗したので、裾をヤスリで整形する方法に戻った。
前回の経験を踏まえて、慎重に削った積りだが、やはり疵が入ってしまった。やり直しをしたい所だが、取り敢えず、このドームは置いて、サンド・ドームに掛かろうと思う。
2018/01/18
自作のFlyCutterを使って、ドーム作成に取り掛かった。
1)材料の真鍮棒を、ドームの裾の最大径に合わせ直径14mmに切削した上で、中心に端面から9mmの深さまで径6mmの穴を空けた後、端面から14mmで切断。
2)切り出した円筒を、横に寝かせた状態でフライス盤(FM80E-A)に固定し、端面をFlyCutterで垂直に切削。
3)その後、中心に空けた穴に径6mmの真鍮棒を挿入して、LocTite243で固着し、挿入した真鍮棒を、旋盤(ML-210)のコレットで咥え、円筒の高さを12.7mmに整形した後、径11.5mmに8.05mmまで再度切削。
4)この後、手作業で裾の形をそれらしく整形。
裾の整形が上手く出来ればドームの上部を丸く切削して出来上がりと云う訳だが・・・・。
写真では、何とか出来ている様に見えるが、実は2)の工程で、切削位置が少しセンターから外れている。本来なら、この時点で作り直すべきだが、4)の工程が未経験であったので、勉強のために裾の整形もやって見た。
この裾の整形作業では、手持ちの丸や半円のヤスリ、ルーター等を総動員したが、あちらこちらに疵が入ってしまって、出来がもう一つ。
この部分は手作業なので、どんなに注意深く慎重に工作を進めたとしても、一つや二つの疵が入ってしまうのは避けられないだろう。
であれば、例えばドームの径を、所定の寸法より僅か、例えば0.1mm程余裕を持って切削した上、裾を仕上げた後、所定の11.5mmに仕上げること位しか思いつかないが・・・・。
2018/01/13
ドームの裾の整形が上手く出来ず、暗礁に乗り上げ二進も三進も行かなくなってしまい、釣りにばかり精を出している内に、年も改まり・・・・。
と云う訳で、新年の挨拶に湘南鉄道模型クラブの運転会に伺ってSNさんに裾の整形方法をお訊ねした所、ヤスリでやっておられるとのこと。
その際、SNさんから、これまでの作品はどうしていたのかとの質問を頂いた。
これまで、小生が採っていた方法は、ドームの裾部分を薄く中繰りをして、焼き鈍しをした上でプレスすることだった。この方法では、ドームの高さがスケール通りには仕上がらないことが多いが、正直な所を云うと、これまでは、多少の寸法違いがあっても、全体的な雰囲気が損なわれていなければ、それで良いと考えていた。
所が、一昨年かその前のKKCの総会の際、TMS誌に何度も素晴らしい作品を発表されているTKDさんが誤差の許容範囲を0.05mmにしていると仰っているのが記憶の底に残っていて、今回の1060形では、その0.05nmmの誤差を目標に着手した経緯がある。
となると、これまでの様な好い加減な方法では、到底無理な相談なので、別の工作方法を考えた結果、冒頭の様に暗礁に乗り上げてしまったと云う次第。
ヤスリで整形する方法は、確か、横濱鐡道のNKMRさんも採用されていると伺った記憶がある。鉄道模型のベテランのお二人も色々と考え試された挙句、この方法に落ち着いた筈で、そう考えると、小生の様な駆け出しが良い方法を考え出せることなどある訳がない。
そこで、お二人に倣ってヤスリを使う方法で再度挑戦することにした。
言葉でその手順を説明するのは、難しいが、何れにせよドームを正面から見た場合のボイラーとの接点のカーブは、ドームに加工する真鍮棒の端面をFlyCutterでボイラーの径に合わせって、切削することになる。
そのためには、FlyCutterが必要になるが、生憎、小生はボイラー径の18mmを切削出来る小さなFlyCutterを持ち合わせていない。
本体の材料は、快削鋼の端材でシャンクの径を10mm、バイトを咥える部分を12mmにした。
バイトは折れたエンドミルでシャンク径は4mm。刃先はグラインダーで適当に削った。
これで試しに真鍮の端材を切削した所、問題がなかったので、次回は、ドームの裾繰りに取り掛かろうと思う。
(追伸)
ドームの裾が上手く出来ず暗礁に乗り上げてしまったことは、昨年の11月20日のブログに記した通りだが、そのブログにゆうえんさんがコメントを寄せて頂いていたことに、今の今まで全く気が付かず、大変失礼なことをしてしまった。
本当に申し訳のないことをしてしまい、心からお詫び申し上げたいと思います。
これに懲りずに色々なご助言を頂ければと、お願い致します。