※ 月別アーカイブ:4月2020 ※

1060製作記(184) DesignSpark

3D-CAD

小生は、1060製作記(1)に記載した通り、型式1060をスクラッチするに際して、3D-CADDesignSpark Mechanical(以降、DSMech)を使用しているが、長い間Ver.2のまゝバージョンアップがなされずにいた。とは云え、特に不具合もなく、その後Fusion360などいくつかの無料3D-CADが出て来たが、使い慣れていることもあって、以来、使い続けて来た。

所が、ある時、HPを偶々覗いてみると、Ver.4にバージョンが上がったとアナウンスされているのを見付けた。
Ver.3ではなく、一段飛ばしのバージョンアップなので、少々意外な気がしたが、Ver.4は64ビット版とのこと。32ビット版のVer.2でも、前述の様に処理速度が遅いなどと云うこともなく不具合を感じることはなかったのだが、折角バージョンを上げてくれたのに、それを見送るべき理由もない。
と云う訳で、Ver.4をインストールして使い始めたが、画面構成もVer.2と変わらず、普通に使っているだけでは、何処がどの様に変わったのかサッパリ分らなかった。

そんな状況で、前回の1060製作記(183)に記載した様に、出入り口のステップの存在を失念していた事態に陥った訳で、いつもの様にVer.4を起動させて、ステップの収め方をどうするか考えていた。
その最中のことだが、これまで通りの手順で印刷をした所、どう云う訳か輪郭線が異様に太く印刷されている。印刷する前の確認画面では何も問題がなかったので、これにはビックリし、当然のことながら、オプション設定などを色々とチェックしてみた。しかし、残念ながら、解決方法を見付けられない。

そこで仕方がないので、Ver.2で印刷しようとしたが、驚いたことにVer.4のデータはVer.2では読み込めなくなっている。ファイルの拡張子は変わってはいないので、Ver.2でも問題なく読めると思ったのだが・・・・。
次に試した解決策は、DSMechがサポートしているSTL、SKP、OBJ、AutoCAD DXFなどのファイル形式を介してデータをVer.4と交換することだが、データの交換は出来ている様だが、思った様な結果が得られない。

この様な状況になり、嫌な予感が・・・・・。
と云うのは型式1060のスクラッチに際しては、Ver.4にバージョンアップ以降も書き加えたり修正を加えたり、寸法を確認するために開いたファイルもあったので、もしやと思いチェックしてみた。すると、部位毎に45個のファイルに分割したファイルの内、7個のファイルがVer.4で上書きされており、Ver.2では読めないことが分かった。

世の中は新型コロナで外出することは自粛を求められ、釣りは所謂三密には関係ないと云えども、行くことについては家人も良い顔をしないので、道楽部屋に籠ってコロナ騒動が終息するのを待つ以外にない。

と云う訳で、釣りの時間をVer.2で読めなくなった7個のファイルを書き直すことに当てることにして、1週間。ようやく7個目のファイルに辿り着いた。