1060製作記(25)フレーム-9
2015/09/07
ズレ対策が功を奏するかどうかテストを兼ねて、フレームの抜き直しをしてみた。
フレームばかり何度も作り直しをしていて、一向に工作が進まないので、手抜きをしようと考えたのだが、ズレ対策の効果を実際の工作を通じて確認しておきたかったと云う訳。
トンボはYukiさんに教えて頂いた方式で、1mm厚の真鍮板を捨て板にし、素材となる1mm厚の洋白板を半田付けをしてバイスに咥え、一工程毎に180度回転させて行った。
勿論、前回の轍を踏まない様に、今度は材料の幅を21mm強に切り出した(笑)
又、X軸方向の位置決めには、前回と同じ様に自作のイケールを使ったが、今回はその取り付け方法を、Y軸と平行にするのではなく、少し斜めにしてみた。
こうすると、材料をイケールに対して面ではなく点で密着させることになり、精度が良くなるのではと考えた次第。
工作を始めた当初は、ズレるのが心配で、怖々とハンドルを回していた。
しかし、徐々にズレがないことに確信が持てる様になって、結局、斜めに抜かなければならない個所を除いて、直線切りの部分までもエンドミルで切削したので、前回よりも切削部分がかなり多くなっている。
これまでML-210のミーリング・アタッチメントを使ったフライス作業は、必要最低限のことしかしなかったのだが、こんなにフライス盤の使い出があるとは思いもしなかった。
残るは斜めに抜くことで、これが出来れば完璧で、そのためには回転バイスがあれば・・・・・・。
これからは、ML-210に代わってFM80E(A)を使う機会がずっと増えることになるだろう。