1060製作記(23)フレーム-7
2015/09/01
前回は、トンボによらず貼り合せた材料を抜く方法で行ったが、今回は、トンボでやることにした。
Yukiさんに教えて頂いた1mm厚の真鍮板を捨て板にしてマシンバイスで咥えたトンボの方法では、X軸方向の位置決めに工夫が必要だったので前回は見送ったのだが、イケールを立てて、そのイケールに材料を密着させることで解決出来ることを思い付いた。
写真のイケールは、自作の精密バイスを作った際に10mm厚の真鍮板で自作したもの。その後は、お蔵になっていたのだが、こんな所で出番が来るとは思いもしなかった。
時間がある時に少しづつ作業を進めてフライス盤で抜ける所は、ほゞ全て抜けたこの段階で、又々失敗を見付けてしまった。
このフレームの高さは9mmなのに材料の幅が18mmしかない(汗)
これでは、2分する際の切り代がないので、云わずもがなだが所定の高さにすることが出来ない。
実は原点を決める際、素材がもう少し大きくないと苦しくなると思っていた。思ってはいたが、そこは小生のいい加減な性格のなせる業で、何とかなるだろうとそのまま作業を進めた結果がこれ。
このままの状態で1mmのエンドミルで切断して、後で0.5mm厚の板で嵩上げするか・・・・。
所で、前回解決方法が見付かったと思ったズレの防止策だが、防止策にはならなかったことが判明した。特に、所定の長さを抜く際、その長さで往復作業が出来ないのは効率が悪い。それでもX軸方向は0.03mm程度なので、小生の腕では誤差の範囲故我慢が出来るとしても、Y軸方向はズレが大きくてどうしようもない。
どうすれば、良いのだろうか?