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1060製作記(35) 弁装置 – 8

フル・スクラッチ 弁装置 形式1060

偏心棒を捨て板から切り離し、先に出来ていた偏心輪と組み合わせてみた。
1060-025最初はスムーズに嵌め込めなかったので、偏心棒の穴をやすりで少し拡げて、何とか収めた。

動きも軽く出来たし、これで取り敢えずこの段階は終了。

次は加減リンクの作成。

1060-026加減リンクの素材は0.5mm厚の洋白の端材。

これを2枚貼り合わせて、一度に抜こうかと思ったが、これまでの工作で1mmのエンドミルを2本も折ったことがある。
ツラツラと考えるに、洋白と洋白の貼り合せ面にエンドミルの刃が達した時に折れた様な・・・。つまり、接着剤である半田の粘りっこさにエンドミルが負けた様な気がする上、今回は更に細い0.5mmを使う必要があり、心許ないので、今回は一枚ずつ抜くことにした。

例によって、1mm厚の真鍮板を捨て板にして、素材を貼り付けた上で、外周は1mm、リンクのスリットは0.5mmのエンドミルで慎重に抜いた結果がこの写真。
案内の穴を開ける際のマークが大き過ぎた個所が一ヶ所あるが、今更作り直す気は起きないので、ここは目を瞑るしかない。

後は、糸鋸とやすりで加減リンクの内側を抜いて整形する作業となる。