※ カテゴリー別アーカイブ:道具・冶具等 ※
2015/06/16
道具・冶具等
大失敗!!!
こんな単純なことに何故今まで気が付かなかったのか・・・・???
情けない(涙)
これまで新たに作る天板は1mm厚の真鍮で作り、それを元々の板にネジ止めする前提で作業を進めて来た。
この点は間違ってはいない。
だが、問題はネジのサイズ・・・・。
新しい天板を元々の板にネジ止めする場合、ネジの頭を沈める必要があるので、ここは皿ネジを使うことにしていた。従って、新調する天板には、その皿ネジ用に90度の円錐状の座ぐりを施す必要がある。そして、使用する皿ネジの頭の厚みが1mm以下であれば、こんな問題は起きず、無事、工作を進めることが出来た筈。
所が、何をどの様に考えたのかは定かではないが、M3のネジを使うことに何の疑問も持たずに、工作をしていた。
そして、径3mmの孔を空け皿ネジ用の座ぐりを入れた所、径3mmである筈のネジ穴が大きくなっていることに気が付き、この時点になって初めてM3の皿ネジの頭の厚みが1mm以上もあるため、M3の皿ネジで止めることは無理である旨、思いが至ったと云う訳。
因みに、M3の皿ネジの頭の厚みを測ってみた所、何と2mmもある。
皿ネジの頭を薄く削るのもあり得るが、そうするとドライバーが使えなくなるので、これは不可・・・・・。
と云う訳で、取り敢えず新しい天板を両面テープで仮止めをして、使ってみることにした。
2015/06/10
道具・冶具等
テーブルの改造は、1mm厚の真鍮板をオリジナルのテーブルの上にネジ止めするのだが、そのためにM3のタップをオリジナルのテーブルに8箇所立てる必要がある。
更に、新調する1mm厚のテーブルにも、直線ガイドを固定するために20箇所、合わせて28箇所もタップを立てなければならない。
タップは材料に対して直角に立てるのが肝なのだが、フリーハンドでやるには意外と難しい。しかも28個をソコソコの精度でやるには尚更のこと。そこで、有り合わせの端材で冶具を作った。
冶具は、直径20mmの真鍮棒の中心を外した適当な場所に、4mm径の穴を通した。その上で、簡単・確実に位置決めが出来る様に、タップの先端を目視するために、通した穴の半分に達するまでミリングで欠き取ったもの。
尚、1mm厚にM3のタップでは、ピッチが0.5mmなのでねじ山が2山しか掛からず、直ぐに山が飛んでしまう怖れがある。そこで、この部分だけ余った1mm厚の板で裏打ちしようと思う。
2015/06/08
道具・冶具等
替刃の対応が完了した所で、次はテーブル・・・。
オリジナルのテーブルは160mm X 160mmで、小生の様に古典蒸気を中心にしている場合、それ程長さのある部材を切断することはないので、手頃な大きさだと思う。
しかし、工作台としての有効長は、刃の取り付け位置がテーブルの中央にあるため精々80mm程度。となると、幾ら小型が中心の古典蒸気とは云え、チョット使い辛い面が出て来る。
と云う訳で、小生は、手前側と左側の辺を夫々40mm延長して、200mm X 200mmに拡張することとし、手持ちの1mm厚の真鍮板を裁断し、刃の入るスリットや元々のテーブルにネジ止めするための穴を空けた。
これまで、この様な場合、バンドソーで切断してヤスリで仕上げるのが、小生の標準的なやり方なのだが、折角アダプターも出来たことでもあり、試し切りとばかりに、フライスカッターの刃を使ってやってみたが・・。
ヒュ~ンとスムーズに切断出来るものとばかり思っていたのだが、これが期待に反して、カンカンと結構大きな音がする。
材料の送りのスピードが早過ぎるのかも知れないし、刃とテーブルの間の隙間が大き過ぎるのかも知れない。理由は解らないが、刃が材料に当たる瞬間の衝撃音が響き、何れにしても切断するのを躊躇してしまうくらいの大きさ。
こんなので、0.2mmや0.3mm厚の薄い板が切れるの?????
だからと云って、折角設備投資をしたばかりのサーキュラーソーを使わず死蔵することなど出来る訳もなく、兎に角、改造を済ませてしまい。音対策はその後考えることにした。
2015/06/05
道具・冶具等
ミニサーキュラーソーの改造に取り掛かった。
ポイントは、
1)一般に売られている替え刃が使える様にすること。
2)テーブルに切られているスリットの幅を狭くすること。
の2点で、以前にも書いた様に、横濱鐵道のYukiさんやH5の工作日記のH5さんの例を大いに参考にさせて頂いた。
失礼ながら、この場を借りてお礼を申し上げる次第。
先ず、替刃の対応だが、純正の替え刃は、本体の値段と比較すると全く釣り合いの取れない程高い。例えば、No.27011 超硬丸鋸刃50mmは4,855円(Amazon調べ)もする。
この点について、横濱鐵道のYukiさんはフライスカッター刃を替刃にしておられ、送料や銀行手数料を加えても1枚2,000円以下に収まるとのこと。
と云う訳で、当然のことながら、小生もYukiさんに倣うことにして、JapanHobbyToolに45×0.5×12.7×120(外径×厚み×穴径×刃数)のフライスカッター細目刃を注文。
しかし、このカッターの取り付け穴の径は純正品の10mmに対して12.7mmと大きいので、アダプターを作る必要がある。
そこで、手元に転がっていた真鍮丸棒の端材を使って、アダプターを作った。
写真は、内径10mm、外形12.7mm、厚さ2mmのワッシャー状のアダプターを回転軸に嵌め細目刃のフライスカッターをセットしたもの。
この状態で、写真の下に写っている留め具を回転軸に被せる様にセットした上で、M4のネジで締めて刃を固定する仕組みで、金色の方が作り直したもので、黒色がオリジナルの留め具。
2015/05/30
道具・冶具等
19日に発注したフライス盤がお輿入れして来た。
搬入は、皆さんのご助言を頂いてオプションの開梱・搬入サービスを希望していたので、くろねこのドライバーさんと助手のお二人にお任せして、小生は見ているだけ。
機械は、木枠に入れたまま4階まで運び上げ、玄関先で開梱。開梱と云っても、木枠の上蓋を外して、重量挙げの様に引っ張り上げて出すとのこと。
念のため40kgはあるよとドライバーさんに告げると、40kgなら何とかなるでしょ!と・・・・・。事実、ドライバーさん独りで箱から引っ張り出してしまったのには、恐れ入ってしまった。と云っても、狭い玄関を通って道楽部屋に運び込むのは、流石に独りでは無理で二人で運んでいたが・・・。
で、実物に触れた第一印象は・・・・・。
一言で云えば、搬入前に寿メカニクスで念入りに整備・調整した筈のAタイプでも、この程度なの?
所詮は中○製の機械なので、期待する方が悪いと云われそうだが、もうチョットマシかと思っていた。
未だボルト止めもしていないため、単にXYテーブルや主軸の上下の動きをチェックしてみただけで実際に金属を切削していない段階での印象なので、正鵠を射ていないかも知れないし、整備箇所や調整箇所の記録でも添付されていれば、もう少し印象も変わったものになったと思うが・・・・・。
兎に角、何だかんだ云っても、輿入れして来たものを離縁することは事実上出来ないので、時間を掛けて小生好みに仕上げるしかない。これはこれで楽しみの一つだが、これに力が入り過ぎると主客転倒になる上、手の入れ様によっては保証対象から外れかねない。そうなると2年間保証のメリットもなくなってしまう。かと云って使い勝手が悪いまま2年間を過ごすのも辛いものがあるし・・・・。
と云う訳で、寿メカニクスにメールを入れた所、成績表が送られて来た。
内容は、
検査事項 |
許容差(mm) |
測定値(mm) |
1)主軸の振れ |
0.02 |
0.01 |
2)主軸穴の振れ |
口元で 0.02 |
0.005 |
|
50mm先で 0.04 |
0.01 |
3)主軸の垂直度 |
振り回し直径90mmで前後0.05 |
0.01 |
|
振り回し直径150mmで左右0.05 |
0.02 |
主軸回転
ハイ/ローギア
ヘッド上下
長手送り
クロス送り
外観 |
全て合格
|
|
と云うもので、主要な点は抑えられている様なので、一先ず安心したと云う次第。
しかし、この様な記録を顧客に隠しておかなければならない理由はなく、逆に積極的に公開すべきものであり、当然機械と一緒に納入すべきである旨、寿メカニクスに申し入れておいた。
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