2800製作記(1)

形式2800



形式27の製作に入ったため、中途半端な状態(上の写真2枚)にしておいた2800の製作を再開することにしました。

この蒸気は2年半前に北海道から転勤して横浜に戻って来る際、札幌在住のT氏から餞別に頂いたかの有名な鉄道模型社のエッチング・キットをベースにスクラッチしているものです。キットの材料で使用しているのはボイラー、砂箱、蒸気ドーム、キャブ屋根です。他は自作しています。

再開に当たって、煙室扉を作り直しました。クリートは苦労しました。
0.1mmの真鍮板を0.3mmの洋白線に巻いて後、整形して作りましたが、老眼の身には堪えました。
27用に買っておいたウィスト・ジャパンのバック・プレートが残っていたので、急遽キャブ内装を作ることにしました。バック・プレートを半田付けしたキャブ床板をネジ止めにしました。

27製作記(21完)

形式27


シンナー風呂から引き上げ掃除をしてから、プライマーをKKCの今野氏に教えて頂いた「マッハのメタル用シールプライマー」に代えて最初からやり直しをしました。
このプライマーは薄黄色に色付けされていて、吹いている状況が確認が出来ます。「前回は薄過ぎたのではないか」の意識が強くて、少々厚塗り気味になってしまい、又々、シンナー風呂を覚悟しましたが、取り敢えずこのまま色塗りをすることにしました。



プライマーを吹いた翌日に色塗りをしました。出来上がりを心配しましたが、プライマーの厚塗りは左程気にならない状態でした。ヤレヤレです。
屋根に汽笛、シリンダー前部にオイル・ポットを付けました。車両番号の「3」は「だるまや」の明治の機関車用、メーカーズ・プレートは珊瑚の5500用を流用し、合成ゴム系の接着剤で貼り付けました。

2月に着工してから約10ヶ月。連日の猛暑で中弛みになった時期もありましたが、KKCの今野さん始め、九重高原鉄道の平尾さん、機関車史研究会の金田さんの遺志を継いで活動されている近藤さん、その他大勢の皆さんの励ましを頂いて、30年振りの鉄道模型再開の記念となる27が完成しました。
この場を借りてお礼申し上げます。有難うございました。

27製作記(20)

形式27


先週はプライマーを吹いただけでした。変わり映えもしないので更新をサボってしまいました。
今週は、色塗りの初挑戦です。ボディーの色はネイビー・ブルーにしたのですが、写真では緑っぽく見えます。
自分では結構上手く塗れたと思ったのですが、組み立てていると角々の色が剥げて来てしまいました。どうもプラーマーの塗りが上手く行っていなかった様です(泣)。
ベランダでこの写真を撮ってから、又々、シンナー風呂行きとなってしまいました。という訳で屋根の上の汽笛やシリンダーのオイル・ポットは付けていません。

27製作記(19)

形式27

シンナー風呂に入ることになったので、もう一度床板とサイド・タンクの隙間を詰めることにしました。
定磐に600番のサンドペーパーを置いて慎重に調整しました。完全には修正出来ませんでしたが、これ以上は大手術を要する事になるので、妥協せざるを得ず、改めて直角、直線、平面を確保する基本が出来ていないことを痛感させられました。
来週から、塗りの工程に入ることにします。

27製作記(18)

形式27


いよいよ、塗りの段階です。
15cmX15cmの板の切れ端に2.5cm間隔で3mmの穴をあけ、そこに竹串を差し込む台を作りました。
生地の洗浄は、先ず粉末のクレンザーを歯ブラシに付けて磨いた後、超音波洗浄器で行いました。台所洗剤を入れて1回、普通の水で1回、微温湯で1回都合3回洗いました。洗浄中は100枚\700で買ったゴム手袋を嵌めて手の脂が付かない様に注意して竹串に刺して乾燥させました。この辺りは、九重高原鉄道の平尾さんのHPを参考にさせて頂きました。


夏のボーナスで買っておいたグンゼのコンプレッサー(L?5)です。
初めて箱を開けたのですが、驚いたことに取説が入っていません。まぁ、アエ・ホースを繋ぐだけですから取説なんて不要と云えば不要ですが・・・・。でも圧力調整バルブが何処にあるか、どの程度の圧力が良いのか、全く判りませんでした。「習うよりは慣れろ」ということかも知れませんが、不親切なことです。
乾燥させている間にコンプレッサーにハンド・ピースを繋ぎ、水で吹き加減を試していました。所が、最初の内はエアは出るけれど水が出て来ません。ハンド・ピスの後部にあるネジで何度かニードルの具合を調節しやっと細かい霧が出て来る様になりました。

こうなると、生れつきせっかちな性格ですので、プライマーだけでも吹いておこうと、シンナーで3倍に希釈したプライマーをカップに入れ、早速、シューッ。
これが失敗の元でした。先ず、プライマーは透明ですから、どの程度吹かれているかさっぱり判らなかったこと。更に、悪いことには部品が充分に乾いていなかったことでした。そのために、厚塗りになってしまい、水分の残っていた部分は、時間が経つにつれ白くなり、そして、そのままシンナー風呂へ直行となってしまいました。
生まれて始めてのエア・ブラシによる塗りの第一歩で躓いてしまったと云う訳です。

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