27製作記(17)

形式27


直線での走行はスムーズでした。30年振りのスクラッチ機が一発で試験走行OKとなることは奇跡みたいなものです。但し、8番ポイントのフログ部分で引っ掛かりがあります。
そこで、急遽、試験走行のためにオークションで買っておいた16番用の曲線(半径60cm)の外側のレールを外し、更に40cmの直線を2本、13mm用にハンド・スパイクしました。こうして出来た小判型のレール上を走らせると直線部分は良いのですが、カーブ部分では走りが重たくなります。真鍮のチャネルで作ったトラック・ゲージの幅が12.9mmと少々狭いためでしょう。全くウェイトを積んでいないのでこんなものかも知れません。


左の写真をご覧頂ければお分かりの様に、サイドタンクと床板に0.3mm位の隙間が開いてしまいました。色々とやって見ましたが、どうしてもピッタリとは行かず、どうしようもありません。・・・・と云う事で生地完成としました。

27製作記(16)

形式27


クランク・ピンを作り直しました。写真を良く見るとナットで止めている様に見えますし、今野さんもナットにされていたので見習いました。
1.4mmで作ったクランク・ピンに1mmのタップを立て、そこに自作のボルトで止める構造にしました。
ボルトは2.0mmの洋白線を六角形に切削し、中心に1mmの穴を空け、別に1mmの洋白線にネジを切ったボルトに半田付けしました。
前部で6本作成し、2本は予備しました。

作成に時間は掛かりましたが、実感的な仕上がりになった様に思います。



作成し直したクランク・ピンでロッドを止め回転の調子を見ました。多少引っ掛かりがあったので、556を注油するとスムーズに回転する様になりました。
只、後輪のブレーキ引き棒にロッドのエンド部分が少し干渉していますので、来週はワッシャーの厚みを変えて再調整することにします。

27製作記(15)

形式27


ハンドレール、シリンダー前部の給油器(?)を除いて、外観はほぼ完成です。
実は、煙室扉は煙室妻板を一緒に取り外し出来る様に考えていましたが、ハンドレールを取り付けると取り外しが出来ないことに気が付きました(恥)。仕方がないので半田付けすることにします。
そろそろ、運転調整に入る予定です。

27製作記(14)

形式27


逆止弁を作りました。ボイラー側のフランジは未だ半田付けしていません。
外径1.4mm、1.0mmのパイプの組み合わせです。27の写真を見ると、ハンドルはレバー状ですのでその様にしました。
ロスコー式給油器は、ハンドルの自作が到底出来そうもありませんので、買っておいたロスト・パーツを使うことにします。

27製作記(13)

形式27


先週は更新が出来ませんでしたが、27の顔(煙室扉)を作りました。
ハンドルは、真鍮の1.2mmパイプと0.8mm線の組み合わせです。このパイプと線に0.5mmの穴をあけハンドルを挿入し半田付けしています。


安全弁は2mmの真鍮線を旋盤で加工しました。真ん中の部分は、0.6mmの真鍮線に0.3mmの真鍮線を巻き付けそれらしく作っています。汽笛も同様に2mmの線を削り出しました。
屋根は汽笛だけだと寂しいので、0.2mmの燐青板にリベットを打ち、0.3mmの真鍮板を裏打ちしています。屋根は取り外しが出来ます。


斜め前からの写真が多いので、今回は斜め後ろの写真にしました。
煙突、ドーム、屋根がつくと、蒸気機関車らしく見えます。
これで、ほぼ90%位の出来だと思います。後は、前方のランプ掛け、ランボード上の点検蓋、ハンドレール、ロスコー式給油器位の小物になりました。

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