1060製作記(42) 弁装置 – 15
2015/12/12
工作が遅々として進まず、まだ、弁装置から脱出出来ずにいるが、急がば回れで、何度目かの図面を起こした。
前回と大きく異なるのは、偏心棒の構造で、前回は全体をワンピースで作った。
それに対して今回は3ピースからなる構造にした。
先ず、偏心輪が嵌め込まれるストラップ部分と、加減リンクに繋がる腕の部分、更に、ストラップ部分は実物と同じ様に偏心輪を挟んでS0.5のネジ止めするために分割することとした。
と云っても、最終的には、ストラップ部分と腕の部分を半田付けする積りで、その場合は、2ピース構造となる。ただ、工作の過程でネジ止めにするかも知れず、この辺りは、小生が得意とする現物合わせ的な対応になると思うが・・・。
そして、ストラップ部分の形状も変えた。前回は単なる円盤状にしたが、蒸気機関車メカニズム図鑑を良く見ると、アメリカ型偏心棒はストラップと腕の接合部分が台形状になっている。
改めて図面を描き直し、作り直すからには、目に付いた誤り部分は修正した方が精神衛生上好ましいと考えた。
又、偏心棒と加減リンクの結合は、S0.5のネジ止めにすることにした。
メインテナンスを容易にする目的と云うよりも、何か問題が生じた時に、二進も三進も行かなくなることを避けるためのもの。
実物の1060は分かりませんが、加減リンクの吊りハンガーやロッカーアームは両持ちにされるのですか?片持ちに比べ部品数が増えますし、互いに干渉しやすくなり調整が難しくなりませんか?
内野氏の北炭16号やH氏の6500、拙作の形式5も片持ちです。
railtruckさん、こんにちは。
ご指摘の片持ちか両持ちかについてですが、小生がバイブルにしている蒸気機関車メカニズム図鑑を参考に、釣りリンクは両持ちにしました。又、弁心棒と加減リンクとの結合部分は、二股になって加減リンクを左右から挟み込む様な絵になっていることと、釣りリンクを両持ちにした流れで、こちらも両持ちにしました。
実は、この辺の構造は前作と同じで、特に問題を感じることがなかったので、今回もそのまま踏襲したものです。
弁装置の動きを楽しむ目的ですので、そこまで凝る必要はないでしょうし、わざわざ工作の手間を増やすこともないのかも知れませんネ。