5230製作記(41)
2010/09/06
ブレーキ関係の部品製作の続きで、今日はハンド・ブレーキ・ハンドルを作成した。
5230のブレーキ・ハンドルは、釜とテンダーに夫々1個設置されているので、2個作成すれば良いが、3個作成することにした。 所が、2800や27で作成した際のブレーキ・ハンドルの寸法などデータを残しておかなかった為に、寸法が分らない。 そこで、2800や27のキャブ内のブレーキ・ハンドルを実測しようとしたが、あの狭い場所には、当然のことながらノギスが入らず二進も三進も行かず、仕方がないので適当に計測した。
と云うことで、次回作成する際の資料にしようと考えて、1個余分に作成した次第。
材料は、1)外径1.4mm内径1.0mm、2)外径1.0mm内径0.6mmのパイプ。 3)直径0.6mm及び4)0.4mmの真鍮線、5)0.5mmの洋白線、6)0.4mm厚の真鍮板。
先ず、1)を長さ13mmに切断し、その中に2)を挿入し、1)より両端夫々5mm、及び10mm程度長く切断した上で半田付け。
次に飛び出した2)の長い方をチャックで加えて、底径1.4mmトップ径1.0mmの円錐状に切削。
続いて、0.4mm厚の真鍮版から直径3.0mmの円盤を切り出し、中心に直径1mmの穴を開けると同時に、0.4mmの真鍮線を同心円状に4個植え込み、床板に取り付ける際のボルトを表現。 この円盤を1mmパイプの長く飛び出した方から挿入し、半田付けしてハンドルのフランジとした。
ハンドルの取り付けは、0.6mmの真鍮線を断面が半円になるまで削り、その真鍮線で0.5mmの洋白線を挟み込んで、1mmパイプに挿入した。
文章にするとややこしいが(文章力もないが・・)、実際の工作は非常に簡単なもの。 所が、同じ部品を何個も作る羽目になってしまった。
例えば、直径3mmの円盤に0.4mmの真鍮線を植え込んでいる時のこと、植え込みが終わってボルトの高さを揃えている際、ピ~ンと飛ばしてしまった。 小生は強い近眼の上にお定まりの老眼で、工作をする時にはメガネを外している。 そうすると、指先から逃げて行く小さなパーツの行方は、当然見えない。 飛んだと思った瞬間に耳を済ませて行方を探るのだが、床に這い蹲って探しても見付かることは少ない。
今回も、また、やってしまった(涙)