※ カテゴリー別アーカイブ:ブレーキ配管関係 ※
2020/03/24
フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060
ブレーキ配管用の支柱が出来たので、イヨイヨ、配管の曲げ工作に入った。しかし、これが想像以上に難しい。
先ず、最初に分配弁周辺の配管の曲げ加工を行った。
ブレーキ配管は0.5mm、ブレーキ配管から分岐して分配弁に繋がる配管は0.4mmの真鍮線を使い、分岐点には自作のT型継手を使った。
この工作で思い知ったのが、所定の位置・所定の半径・所定の角度に合わせて曲げることの難しさ。曲げ工作が1ヶ所だけなら何も問題はないのだが、例えばエア・タンクと分配弁を繋ぐ配管の様に2ヶ所曲げなければならない場合には、当然現物合わせでやるのだが、ピタリと収めるのが非常に骨の折れる工作だった。
上手く収まったと思ってホッとしてよくよく見ると、半径が気に入らなかったり、半径を修正している内に、角度がずれたり、角度を修正している内に・・・・とモグラ叩き状態。そうこうする内にT型継手の半田付けがポロリと取れてしまって、元の木阿弥。
仕方なく、T型継手を作る所まで戻ったり・・・・・。
そして何とか写真の状態にまで漕ぎ着け、イヨイヨ前回作った支柱をサイド・タンクに半田付けしようと作業を始めた所、何と半田ごてがサイド・タンクに入らず、半田付けが出来ないことが判明。
幸い、昔、こて先の自作に使った径5mmの銅棒の端材があるので、これを加工してこて先を作ってから、工作の続きに入ろうと思う。
2020/03/16
フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060
ブレーキ配管用のパーツを作り溜めているが、イヨイヨその最後で、サイド・タンクの下部に走っているブレーキ配管用の支柱を作った。
当初この支柱も繰出管用の支柱と同様、0.8mmの洋白角線と0.1mmの洋白帯板で作る積りで作業を進めていた。
しかし、よく考えるとブレーキ用の配管は、繰出管や連結管などに接続した後に固定する手順にしなければ、作業が非常に難しくなる。つまり、ブレーキ用の配管の高さについては支柱を介して固定しても、繰出管や連結管と位置合わせをするには、左右に動かせる様にする方が、工作が楽になる筈。
となると、洋白角線と洋白帯板で作る支柱では、左右の可動化がやり難いので、他の作り方を考えなければならない。
と云う訳で考えたのが、0.8mmの洋白角線に0.8mmx0.4mmのパイプを半田付けする方法で、具体的には0.8mm厚の洋白板にブレーキ用配管の通る位置に0.8mmの穴を空け、その0.8mmの円弧がわずかに残る程度まで削って支柱を切り出した。そして、僅かに残した円弧の窪みをガイドに0.8mmのパイプを半田付けし、内径を0.5mmに拡張した。
こうして作ったのが写真で、様子が判る様に0.5mmのステンレス線を通して見た。
実は、この様なパーツを作る際には必ず予備を作って紛失や失敗に備えておくことにしているのだが、この時は板取を間違えて、結局、4個しか出来なかった。何事も起きず無事工作が終われば良いのだが・・・・。
2020/03/09
フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060
繰出管とコンプレッサーを結ぶ配管の曲がり具合が気に入らなかったので、作り直した。
工作としては、繰出管の前方部分で配管を切断・撤去し、S字型に曲げて作り直した管と入れ替えることになる。
繰出管との接続は、自作の継手を使った。
この継手は、1060製作記(175)管継手で作ったもので、これから先のブレーキ配管の工作でも使う積りだったが、こうして写真に写して眺めると、オーバー・スケールの様な・・・(涙)
2020/02/21
フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060
ブレーキの配管では、キャブ下にある分配弁の周囲の様子が良く分からない。
手持ちの限られた資料を見て適当にでっち上げる積りだが、避けて通れないのが管と管を直角に接合する継手なので、試しに作ってみた。
材料は、0.4 x 0.8mm(内径 x 外径)と0.2 x 0.6mmの2種類のパイプ。
先ず、外径0.8mmのパイプの内径を、ブレーキ配管の外径に合わせて0.5mmに拡大。次に、外径0.6mmのパイプの内径を、分配弁に繋がるパイプの径に合わせて0.4mmに拡大。この際、一旦0.3mmに拡大し、続いて0.4mmまで拡大した。
その上で、外径0.8mmのパイプの側面に0.6mmの穴を空けた後、外径0.6mmのパイプを挿入して半田付け。
夫々のパイプに真鍮線を挿入したのが、この写真で、サイズの問題はあるかも知れないが、まぁまぁ、それらしい雰囲気は出ている様に思う。
2020/02/18
フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060
そろそろ、エアブレーキの配管工事に入らなければならない段階だが、車体の側面を這い回っている配管を1本の真鍮線で表現するなんて技は、小生には当然ながらある訳がない。
何処かで繋いでそれらしく誤魔化さなければならないし、実物も、不鮮明な写真ではどの様に繋いでいるのかは定かではないにしろ、何処かでパイプを繋いでいる筈。
と云う訳で、パイプの継手を作ろうと思ったが、生憎、小生の持っている資料では大きさも形もさっぱり分からない。省略する手もあったが、その場合は真鍮線を芋付けすることになる。しかし、芋付けするだけでは強度に問題があるので、それらしい継手をでっち上げることにした。
先ず、素材は内径0.4mm、外径0.8mmと内径0.8mm、外径1.2mmのパイプを使うことにした。
その上で、内径0.4mmのパイプは、内径を繰出し管の径に合わせて0.5mmに広げ、長さ1mmで切り出し、内径0.8mmのパイプは0.5mm長で切り出した。
そして、試しにボツにした繰出し管に取り付けて見た。
遠目ではそれらしい雰囲気が出ていたので、これで進めようかと思ったが、近くで見ると鍔にした外径1.2mmのパイプがのっぺりとしていて、もう一つ。
そこで、外径1.2mmのパイプをヤスリで簡単に六角形に削ってみた。アナログ作業でやったため、正確な六角形ではないが、それらしい雰囲気が増した様に思えるので、これで行こうと思う。
(写真はピントが良く合っていないので解り難いが、右側が加工前、左側が手を加えて六角形に加工したもの)
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