5230製作記(82)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-094R.JPG

ビームの工作に入った。

この蒸気にはサイドにもビームがあるが、写真は正面のビーム。

0.4mm厚の真鍮板に、所定の寸法でケガイて切り抜きに掛かった時、ふと、これまでに作り終え保管しているパーツ・ケースを見ると・・・。
何と既に切り出しが終わった状態のビームがあった。

そもそも、この5230はかれこれ6年前から手掛けているので、このビームも何年も前に切り抜いていたので、すっかり忘れていた(汗)

正面のビームには、手持ちの出来合いのバッファーを使用し、バッファーの座は0.2mm厚の燐青銅板で作った。
排障器は、強度を考えて0.4mm厚の洋白を用いた。
写真は仮止めしている状態で、未だ半田付けはしていない。本来なら、排障器の方をバッファーより先に半田付けすべきであったが・・・・・(汗)

そして、次は細かい作業の連続となるリンク式カプラーの製作。
メインのフックは1m径の真鍮棒をバイスで平たく潰して、それらしい形に纏めた。
次回から、鎖の作成に入るが果たして上手く行くか??????

5230製作記(81)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-093R.JPG

思わぬ所でつまづいていて、工作が頓挫していた。

先輩諸兄には笑われてしまうだろうが、実は汽笛が上手く出来なくて・・・(汗)

写真の右端に写っているのがキットに付属している汽笛なのだが、実物の写真とは形体が全く違っているので、例によってこれまた新製しようと考えた。
径2mmの真鍮棒を1.2mmまで削って、所定の長さに切り出し、その両端をヤスリでそれらしくドーム型に削ればOK。簡単なことだ!

所が、それが大きな誤りだった(汗)

形式272800の際も同じ様にして削り出した筈なのだが、何故か上手く行かず・・・・・。
と云うか、どの様な作り方をしたのか、情けないことに全く記憶にない・・・・・・(涙)

今度こそはOKかと思った所が、写真に撮って見ると歪んでいたりして、中々満足出来るものが出来ずにいた。
写真に写っている4組みの内右端は前述の通りキットの付属品なので、3組が自作の汽笛なのだが、実際にはその倍程の数を作ったんじゃないかと思う。

そして、今日、右から2組目を作った。
径0.6mmの真鍮線に外径1.0mmのパイプを被せ、更に内径1.0mm外径1.4mmのパイプを被せて、外径1.3mmまでドリル・レースで細くした上で、所定の長さに切断して後、両端をドーム状にヤスリ掛けをした。
これまでは、汽笛の上下を別々に作った後、0.6mmの真鍮線に串差したのだがズレが出たりしていたので、今回は糸鋸の歯で欠き取ってスリットを入れて見た。
欲を云えば、もう少し深くスリットを入れたかったのだが、無理をすると切断してしまう惧れがあったのでこの程度で・・・・、妥協しなければ、又々、工作が遅れてしまう!!

5230製作記(80)

セミ・スクラッチ 形式5230

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久し振りの模型工作。

実は、この蒸気にはキャブ妻板の直前、安全弁との間に何やら良く解からないものがある(汗)
最初の内は、省略してしまう積りでいたのだが、結構目立つ存在である上に原型にもある。
改造される際に設置されたものなら、なくても何とか良い訳は出来る(?)が、輸入当初からあるとすれば、省略するのは少し乱暴過ぎるのじゃないかと考えた。

所が、長岡京市のK氏から頂いた写真にも、明治の機関車コレクションの写真番号293~298にも写っているが、形が良く解からない。
さて、どうするか・・・・・・と考えている内に時間ばかり経ってしまい、気が付けば3月も1週間過ぎ。

と云うことで、何とかそれらしいものをでっち上げてしまおうと、割り切って工作を再開した次第。

2本の垂直に立った筒状の物は、恐らくバルブではないかと思うが、ハンド・レール・ノブを使ってみた。
その他は、内径0.2mm外径0.6mm、内径0.4mm外径0.8mmや内径0.6mm外径1.0mmのパイプを組み合わせて纏めた。

試しにボイラーに仮止めしてみたが、少し大き過ぎたかも知れない・・・。

尚、写真は新に手に入れたOLYMPUSのXZ-1スーパーマクロモードで撮って見たもの。これまでのIXYよりも接写した場合の歪が少ない様に見える。

5230製作記(79)

セミ・スクラッチ 形式5230

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キャブ屋根の作成に掛かった。

屋根の厚みを1mmとして、実験的に0.6mm厚の梁を0.2mm厚の燐青銅板でサンドイッチする構造とした。

1)先ず、梁の作成だが、曲げ加工し易くするために、0.6mm厚の真鍮板を漢字のの時にくり貫いた。
2)次いで、0.2mm厚の燐青銅板を2枚、屋根の寸法に切り出し、
3)更に、内1枚に0.2mm厚・0.7mm幅の真鍮板をリブとして半田付けした。
4)その後、1)で作った梁を燐青銅板で挟み込んでハンダ付けして、屋根の原型を作成した。

そして、キャブの妻板のカーブに合わせて曲げ加工する段取りだったが・・・・。
これが想像以上に難物で、直径60mmの鉄棒に押し当てて曲げようとしたが、三本の矢の故事じゃないけれど、びくともしない
やはり、其々に曲げ加工をしてから貼り合わせるべきだったか・・・

しかし、折角ここまで作ったものをボツにするのも勿体ないので、得意の力業で何とか曲げてみた。
だが、この力業が曲者で、これが故に出来上がっても歪だらけの見に耐えない作品になってしまうのだろう(汗)

5230製作記(78)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-090R.JPG
前回、集中力が足りなくて誤って削ってしまったバンドを貼り替え、ボイラー控えの工作をした。

ボイラー控えは、
1)外径1.2mm内径0.8mmのパイプの中に
2)外径0.8mm内径0.4mmのパイプを通して
3)更に0.6mmのドリルで内径を広げた後
4)そこに1辺0.5mmの各線を通して
それらしく整形した。

実際のボイラー控えは、蒸気圧でボイラーが変形しない様に左右を水平に連結する構造になっているのだが、今回の模型化では形式27と違って個別に4個作成した。

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