5230製作記(92)掴み棒

セミ・スクラッチ 形式5230

先日、と云ってももう一週間前のことになるのだが、小生が所属している鉄道模型クラブのKKCの会員であるSさんのお誘いで、Sさんが所属しているもう一つの鉄道模型クラブの運転会に参加させて頂いた。

その運転会でバブルギアなどを可動化させたSさん5700を拝見し、また、ご友人のEさんの動輪全軸を可動化させたEF-18を拝見して大いに触発されて帰って来た。
どちらの作品も、あの狭い空間に小さなパーツを組み込んで見事に可動化させており、素晴らしい作品で、特にEさんの作品は実物と同じ様に動輪全軸をイコライザーで結んで可動化させた緻密な工作振り。色々とお話を聞かせて頂くと、フライス盤を駆使して工作をされている由で、帰宅後氏のブログを拝見して改めてその精密さ・緻密さに感服した次第。

と云う訳で、暫く放置していた5230の工作を再開することにした。

5230-104R工作と云っても、昔々作っておいた掴み棒を半田付けするだけのことで、工作と云う程のことではないのだが・・・。
実は、この付近は最も手に触れることが多い部分であるので、半田付けだけでは強度が不足するのではないだろうかと、工作の途中で気になりだした。強度を稼ぐには床板に穴を開けて、その穴に掴み棒を通せば良いのは直ぐに思いついたことだが、じゃ、その穴をどうして空けるか?
位置決めもさることながら、キャブやボイラーなどを半田付けしてしまった状態で、どの様に固定するか云々考えている内に、下手な考え休むに似たりの言葉通り時間ばかりが過ぎて行き・・・・。
結局、当初の予定通り床板に穴を空けることはせずに、半田付けだけで固定することにした。

そして、その掴み棒を半田付けしようと半田付けをする場所を確認しようとしていてキャブの側板と床板の端が僅かに平行になっていないことに気が付いた。
SさんEさんの緻密な作品を見て来た直後だけに、一旦バラして組み直すことも考えたが、ここで後戻りをすると完成することなど正に夢のまた夢になることは必至。
ここは我が作品の個性と云うことにして・・・・・・

5230製作記(91)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-103R月日の経つのは早いもので、前回の更新から、もう4ヶ月も時間が経ってしまった(汗)

この蒸気のボイラーに設置されている給水ポンプの様な物を取り付けた。

この給水ポンプ状のものは、いつもの様に色々なサイズの真鍮パイプを組み合わせてそれらしく作った。

何とか見られる程度の物になったと思うが、しかし、このパーツの最上部にある円盤状の物に若干不満が残っている。恐らくそれはハンドルではないかと思っている。であれば、単なる円盤ではなくて、中心からスポークが放射状にのびていてその外周が持ち手になる形状をしているのではないだろうか?

しかし、直径2mmのこの円盤に糸鋸でスポークを切り抜く技術はないし、果してどうすべきか?
手持ちの色々なパーツの中に使える物はないかとゴソゴソと探し回ったり・・・している内に、時間が掛かってしまい、結局、遠目にはスポークが抜かれているかどうかは見えないだろう・・・・安直な考えでスポークを抜くことは諦めて、単なる円盤にしたのだが・・・。
こうしてアップにして写真を撮ると、やはり、何とも間が抜けている様な気がしてならない(涙)

5230製作記(90)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-102R.JPG

お恥ずかしいことに、又また好い加減な工作が見つかってしまった。

この蒸気のボイラーには給水ポンプの様な物が取り付けられている。
写真やその他の資料からはボイラーの両側にあるのかどうか良く判らないが、両側にあるものとして工作を進めて来た。

そしてこの給水ポンプを作成するに当り、何気なく事前に開けた取り付け用の穴に真鍮線を通して見た所、左側が僅かに下がっているのが判った。
慌ててハイト・ゲージで左右の穴の高さをチェックして見ると、0.4mm程のズレがある。
この程度のズレであれば側面から眺めた場合は、殆どと云って良い程気にならないだろうから、眼を瞑ってこのまゝ工作を進めようかと思った。
先日のクラブの総会に出ていなければ、惧らくそうしていただろう。
しかし、総会で諸先輩方の素晴らしい作品を拝見しているだけに、妥協はいかんと・・・・・・・・。

と云うことで、以前に開けた穴をに真鍮線を通し、その穴の上0.4mmの所に穴を開け直した。
真鍮線を通してから穴開け作業を行ったのは、ドリルの刃先が滑って以前の穴に落ち込み破損してしまうことを防ぐためで、新しく穴開けをした後半田付けをした。

写真は半田付けをした状態で、この後ヤスリ掛けをして隠さなければならないが、果して上手く行くか????

左右に0.4mm程の高さのズレがあると云うことは、煙突やスチームドーム等も僅かに左にズレていることになる訳だが、目視の限りではズレている様には思えなかった。
只、小生の眼は乱視に近眼、加えて老眼もあるので、目視だけでは何とも心許ない。
何れ機会を見てチェックする積りだが、ズレていたら・・・・・、取り付け穴を若干拡げて誤魔化す以外にないか・・・・・。

5230製作記(89)

セミ・スクラッチ 形式5230

今から10程前の21日、小生が所属しているクラブの総会があった。
小生自身、釣りの方が忙しくて、鉄模にはなかなか手が付けられず、気にしつつも結局休眠状態になってしまうのが常なのだが、この総会だけにはこれまでも出席させて貰っていた。

と云うことで、今回も旧作の2500280027の3輌を持参して参加して来た。
会場では皆さんの素晴らしい作品を拝見したり、色々と話しをさせて頂いたりして大いに刺激を受けて帰って来た。
又、ブログを見ていますよ等と声を掛けられて、こんなにつまらないブログでも読んで呉れている人も居るんだと柄にもなく感激したり、釣りばかりじゃなく模型もやる様にと叱咤激励されたり・・・・。

そして、その翌日の22日の月曜日に、机の上に半ば放置している状態になっている仕掛中の5230を手にとって眺め、又、資料の写真を見ている内に、スプラッシャー・カバーの前方の砂箱(?)と思われる角ばった部分の天井にある蓋状の物を作っていないことに気が付いた。

5230-101R.JPG
で、工作の再開の手慣らしに作った。
作ったのは良いが、床板に半田付けをしてしまったスプラッシャー・カバーに半田付けをするのが思いの他難儀で、コテを当て過ぎてカバーの半田が溶けてしまって、アワヤ分解寸前になったりで、場当たり的な工作の典型・・・・・・。

5230製作記(88)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-100R.JPG
久し振りの工作。

これまで色々なパーツを造り溜めていて、組み立てる段取りをあーでもないこーでもないと考えている内に、時間ばかり経ってしまい、気が付けば前回の更新から、2ヶ月も過ぎてしまった(汗)

台風14号、15号の影響で海は大荒れ
雨が降っていないので、渓流は渇水状態になっていて、釣りには行けないし・・・・。
8月もあと3日で9月に入る時期だが、残暑が厳しくて半田鏝を持つのも辛いものがあるが、遅れに遅れている工作をすることにした。

しかし、これまでの様に出来上がったパーツを眺めながら段取りを考えているばかりでは、畳の上の教練と同じで全く進まないので、兎に角、出たとこ勝負で組立に入った。

この形式5230は床と上回りを一体にすることにしているので、床板にボイラーを半田付けし、その後キャブ、床板から出ているフレームの一部(?)、スプラッシャー・カバーの順に半田付けをした。

しかし、写真で見ると結構綺麗に出来ている様だけど、実物はあちらこちらに歪みがあるし、半田を罫書き取る際に付けたキズはあるしで、とても見られたものじゃない・・・。
変な所で必要以上に慎重になるのに、肝心な所では好い加減な性格が顔を出し、結局、その欠点がモロに作品に出てしまう。
これが、工作の怖い所だと解ってはいるけれど、この年齢になると治る見込みもないし(汗)

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