2016/06/06
フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060
フライス盤FM80E(A)のDROに使用していたMonotaroブランドのノギスが気に入らなくて、シンワ測定のノギスに交換する作業などをしていたため、鉄道模型の方にまで手が回らくて、2週間振りの更新・・・。
その冒頭から余り書きたくはないことだが、又もや大失敗をやらかしてしまった。
工作の精度が低いため、従・先台車の幅が予定より0.4mm程広くなってしまって、対策が必要となったことは、前回のブログに書いた通り。
どうするか考えたが、どうせなら納得出来るものをと全てを作り直そうと図面を描き直した所で、DROのノギスの交換作業に入った訳だが、その作業が終わった時には、細かいパーツの寄せ集めのフレームを改めて新調する気持ちが失せてしまった。
そこで、最低限の作業として、幅を詰めた梁を作り直すことに方針変更。
梁の作り直しは、1mm厚の捨て板に材料となる0.8mmの真鍮板を半田付けしてFM80E(A)を用いて切削する方法で行った。しかし、ここでも小さな失敗が二つ。
一つは、材料と捨て板の半田付けが甘く、作業中に半田が剥がれて材料が動いてしまったこと。二つ目は、DROに使ったノギスの取り付け方法が緩くて、テーブルの動きとデータの表示にズレが出来てしまったこと。
結局、梁の作り直しだけでも、同じ作業を三回も行う羽目になってしまった。
何とか、切り出した梁のパーツを半田付けで組み上げて従・先台車を組み立てた所・・・・。
先台車(写真の左側)は、多少の調整は要したが、何とか様になった。
所が写真の右側の従台車は、車軸が斜めになってしまって、どうしようもない。
原因を色々と探って見たが理由が解らず困ったが、フト、フレームだけを車軸が直角になる様に嵌め込んで見た所、原因は明らかに・・・。
どう云う訳か、左右のフレームの中心に打ったピンの位置が、0.5mm程前後にズレてしまっている(大汗)
原因は判明したが、それをどの様に解決するか?
オーソドックスには作り直しとなるが・・・・・・・。
所で、梁とフレームの結合方法を変更したので、その点を覚書として書いておく。
前回までは、フレーム側に1.4mmのタップを立て、梁側から1.4mmのネジ止めすることにしていた。その際、1.4mmのネジを作る訳だが、緩過ぎず堅過ぎず丁度良い所でダイスを止めることが、小生には難題で、前回苦労して切ったネジも満足出来るものではなかった。
そこで、今回は、外径1.2mm・内径0.8mmのパイプを使う方法によった。
つまり、そのパイプに1.0mmのタップを立て、そのパイプをフレームの中心点に半田付けした上で、その出っ張りを梁の脚の厚さに合わせて調整。市販の1.0mmネジを使って止めると云うもの。
従台車のフレームの中心に打ったピンが、1.0mmのタップを立てたパイプで、脚の厚みに合わせる前の状態で、ピタリと向き合う筈のピンがズレていることから、原因が判明した次第。
2016/05/22
フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060
失敗(大汗)
従台車を組み立てて、車輪をセットしようとした所、台車の幅が予定より0.4mm程広く仕上がっていて、上手く収められない。
0.4mmならば片側0.2mmづつ削れば稼げるし、車輪の陰に隠れて削った個所も目に付くことはない。
と云うことで、早速削って見たが、何故か上手く行かない????
良くよく車輪を観察すると、車輪の内側の車軸が通る部分が少し出っ張っていて、その出っ張りを加味すると、台車の幅は更に0.5mm程狭くしなくてはならないことが解った。
しかし、先輪の内側にはその様な出っ張りはない。
今となっては記憶も定かではないが、図面を起こす際、先輪の形状だけをベースにして、後輪の形状には気が回らなかったのかも知れない(写真では判り難いが、右側が出っ張りのない前輪、左側が出っ張りのある後輪)。
後輪の出っ張りを削り取るにしても、このままでは梁の幅を調整することは避けられない。
どうするか?
2016/05/13
フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060
四苦八苦して、先台車の組み立てを8分程完了した。
こんなパーツでも、ボルト代わりの真鍮線の植え込みを除けば一個当たり12個の部品から出来ており、折角半田付けが終わっている部品が、他の部分を半田付けしている最終に熱が回ってポロリと取れたり・・・・。
そんなこんなで、一個目は試行錯誤して何とか組み上げるのに対して、二個目は一個目で要領を掴んでいるので、手際が良い。
と云う訳で、本来ならば同形であるべきパーツだが、良く眺めてみると、一寸した所に違いが出来てしまう。かと云って、習作分を含めて3個も作る気もしないので、ここは目を瞑るしかないか?
2016/05/09
フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060
先・従台車のパーツを少しずつ造り溜めて、漸くほゞ出来上がった。
前回、前々回とフライス盤を利用して罫書く方法を考えてみたが、結局、殆ど罫書くことなく済ませてしまった。
と云うか、フライス盤を使った工作の場合は、罫書き作業は要らないのかも知れない。
ただ、こうして出来上がったパーツを眺めてみると、僅かなズレがあったり、不揃いであったりと気になる点がある。簡易DROの精度の他にも原因があるのかも知れない。
どちらにしろ、これだけのパーツを作り直すのも辛いので、このまま組み立てに入ろうと思う。
2016/05/04
フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060
現在、先・従台車のパーツを切り出している所だが、その細かいパーツを一つ一つ罫書くのは、眼が衰えて来ている身にとっては、些か辛いものがる。
そこで、導入したフライス盤を最大限活用すべく、フライス盤を用いて罫書く方法を考えてみた訳で、今回はその第二段。
フライス盤を使う場合、直行する線を引くことは得意だが、斜めの線や円形の線を罫書く場合、色々と工夫が必要となる。前回のパーツはカーブを含む外形だったので、プロット方式によった。そして、今回のパーツは直線で構成されているので、罫書き針をチャックに咥えて直接罫書くことにした。
結果はご覧の通りで、罫書き線としては太過ぎたし、針を回転させながら罫書いたのでバリが出ており、もう一つも二つも改善の余地はある。
しかし、プロットするにしろ直接罫書くにしろ、フライス盤を利用して罫書くのも、罫書く方法としてはあり得るのではないかと思う。
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