5230製作記(12)

形式5230

今日は、工作は全く出来なかった。
と云うのも、テンダーの上回りは皆さんのご助言や励ましによって何とか出来たので、次はテンダーの下回り。
で、今手掛けているのは、かの有名な鉄模社のエッチング・キット。
リーフ・スプリングまでエッチングになっている。
動輪のスプリングの様に車輪の陰になって、シルエットしか見えないのであれば全く問題はないのだが、直接見えるスプリングがエッチングと云うのは、立体感に欠けるし一寸物足りない。
従って、スプリングを自作することにした。
ついでに、軸箱回りも頂いた写真とは少し違っているので、こいつも・・・・。
と云うことで、今日は図面を描いていた。
実際の工作は来週から・・・。
その前にこのテンダーに積むスピーカーを手に入れなければ・・・。
スピーカーの諸元が分からなければ、床板の加工が出来ないし、いっそのことサウンド化は見送るか?

5230製作記(11)

形式5230

先週、九重高原鉄道の平尾さんからご指摘を頂いた衝立の縁取りを付けた。
最初は衝立を半田付けしたままの状態で縁取りを付けようとしたが、なかなか固定が上手く出来ず、結局ミニ・バーナーで熱して衝立を取り外してから行った。
縁取りそのものは、1mmX0.2mmの真鍮の帯材で衝立の外周に沿って半田付けした後、ヤスリで幅が0.8mm程度になる様に整えた。
横着を決め込んでいたのだが、こうして付けて見ると、成る程、一層らしく見える。
平尾社長にお礼を云わねばならない。
そして、長岡京市のK氏より、追加の情報を頂いた。
金田茂裕氏の『日本最初の機関車群』の巻末に解説があって、このテンダーの『「給水口は・・・左外側で防風板の後の位置に置かれた」と、給水口は左側「だけ」にあったかのように読める書き方をされている』とのこと。
K氏は氏の見解として「私には左側だけなのか、左右にあったのかの判断根拠となるべき材料はありません。しかし、もし右側に無かったら、機関庫の給水設備にも影響が出そうに思いますので、右側にも給水口があったという想像には変わりありません。」と述べられている。
さて、どうするか????
左右対称にあれば据わりも良いだろう。
ただ、面白みには欠けるよナァ。
元々、不精な小生がこんなことを云うのは何だが・・・。
と云うことで、小生は金田説を採用し、給水口は前方左側1箇所にした.。
(写真では良く見えないが、既に右側の給水口は取り外してある。)
両氏には、小生の取るに足りないブログを見て頂き、貴重な情報を寄せて頂いたり、又、無精癖を正すべく鋭いご指摘を頂いたりと、本当に有難く、この場を借りて、心からお礼を申し上げる次第。

5230製作記(10)

形式5230

前回この記製作記をアップした後、長岡京市のK氏から丁寧なメールを頂き、
・衝立の後ろは観音開きの扉になっていること。
・衝立の左右に給水口があること。
のご指摘を頂いた。
何時もながら、小生の気が付かない部分をお教え頂き有難いことである。
この場を借りて、お礼を申し上げる次第。
で、このご指摘を頂いた時は、雰囲気主義なのでこの辺りで妥協する積りでいた。
しかし、作ったテンダーを良く見てみると、何と衝立の取り付け位置が間違っているのに気が付いた。
設計図は正しく描いてあるのだが、実際に半田付けをする際、思い込みでやってしまった様だ。
これの修正はしない訳には行かない。
そこで、位置の修正と同時に、ご指摘の点を追加工作することにした。
先ず、簡単な給水口。
6mmの真鍮丸棒から旋盤で切削した。この給水口も後部給水口と同じ様に、固定は2mmネジで行うことにした。
これは結構込みっている部分の塗装では、どうしても部分的に厚塗りの箇所が出来てしまうので、それを避けるために別々に吹き付ける様にした。
所で、これは本当に給水口なのだろうか?
後部の給水口は、テンダーの上板に取り付けられており、その下のタンクに給水するためのものであることは、組立図からも読み取れる。
しかし、この衝立の両側の給水口は、テンダーの床板にから立ち上がっている様に描かれている。通常の給水口ではなさそうだが、どんな使い方をするのだろうか?
次に、衝立の扉。
確かに組立図にはdoorの文字が読めるので、扉があるのだろう。
K氏から頂いた数葉の写真の1枚に、斜め前方から写した写真がある。
この写真に薄っすらと扉の取っ手の様なものが見える。であれば。扉はK氏の仰る後ろではなくて、前方、つまり、エンジン側であると考えられる。
と云うことで、エンジン側に付けたが、扉の丈が判らない。
床まであったのか、あるいは、写真の様な状態なのか・・・・・。
こうして見ると、これは案外道具箱かも知れない。古典機のテンダーには道具箱が前方左右に備えられているものがあるが、このテンダーの場合はその部分がタンクになっている。
そこでこの衝立に工具箱を作ったんじゃなかろうか?
であれば、扉はエンジン側である筈。
と小生は考えることにする。
何方かご存知の方がいらっしゃればご教授をお願いしたい所。

5230製作記(9)

形式5230


テンダーの外観は出来たと思っていたが、ランプ掛けを忘れていた。
実はこのテンダーのランプ掛けの取付け位置はちょっと変わっていて、後ろの妻板にではなく側板の後部に取り付けられている。
本当のことを云うと、長岡京市のK氏と色々と遣り取りをさせて頂いている際、氏より教えて頂いたことで、それまで残念ながら小生は全く気が付かなかった。
この様に特徴付けられているランプ掛けであるので、忘れる訳には行かない。
サイズは、同じくK氏から頂いた組立図から割り出した。
材料は1mm厚の洋白板を使い、厚みを正面に見る様な板取りにした。が、こうして取り付けて見るともう少し薄い0.8mmの方が良かったように思う。
このランプ掛を作っている時に失敗をした。
洋白板に左右一対の形でケガキをした後、糸鋸で慎重に外形を抜き15倍のルーペで確認しながらヤスリ掛けで所定の寸法に仕上げた後、材料から切り離し切断面を仕上げて工作台の何処かに置いた。
所が、ランプ掛けの取り付け位置をテンダーの側板にケガク際、その置いた場所を忘れてしまった。と云うかケガキ終わって半田付けをしようとした時に、置いた筈の場所に見当たらず・・・・・。色々と心当たりを探して、1個は見付けられたものの残りがどうしても見付からない。
仕方がないので再度作り直したが、どうも形状が気に入らない。
で、3度目の製作。
これは上手く行った。所が、所がである・・・。
材料から切り離す際、プツンとゴミ箱の中に落下。
こんな小さなパーツを4度も作り直すなんて、御免蒙りたい。
丸め込んでいるティッシュを慎重に引っ張り出しては広げ、ないことを確認して・・・、結局、粗方のゴミを片付け諦め掛けた時、ゴミ箱の底で真鍮板の切れ端に紛れ込んでいるのを見付けた時には、正直云ってホッとした。

5230製作記(8)

形式5230


今日も朝早くから釣りに行ったが結果が伴わず、スゴスゴと引き返して来て、一眠りした後に工作の続きに取り掛かった。
と云っても、先週作ったテンダーの上部のパーツを半田付けしただけ。
従って、写真は先週と殆ど変わらないので、今日は後ろからの写真にした。
この半田付けで苦労したのは、側板上部の半円のパイプ状のものの位置決め。
当然、このパーツの形状からして、自立する訳でもなく、クリップで位置を固定することも出来ない。
左右のパーツの間隔と同じ長さのステーをパーツに仮止めして間隔を固定した上で、所定の場所に半田付けした。
この方法を考え付くまでに、あーでもないこーでもないと悩んだが、ステーの仮止めにしても中々上手く行かず、釣りの疲れもあって途中で投げ出したくなった。
で苦労の末、何とかパーツの半田付けは終わった。
でも、これで良いのだろうか???
兎に角、外観だけでも真似た積りなのだが、どうも自信がない。

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