5230製作記(17)

形式5230



10月も1/3を過ぎてWEBでもアオリ・イカの釣果報告が見られる様になって来た。
そろそろシーズン・インにしても良い頃だろう。 時も、中秋の名月が終わったばかり。 台風崩れの低気圧も北海道の東に遠ざかり、関東地方は風もなく絶好のアオリ日和・・。
所が、何故か腰が上がらない。 行きたい気持ちはあるのだが、何だか早起きすることが億劫になっている。
加えて、夜9時頃には睡魔が襲って来て・・・・。
そんなこんなで、目が覚めたのは7時頃。 近場であればこれから行っても・・・と思ったが、鉄模をすることにした。
さて、先々週に作った軸箱をもう一度眺めて見たが、はやりサイズが微妙に異なっているのが気になる。 このまま工作を進めようかとも考えたが、意を決して作り直すことにした。
急ぐものではないこともあるが、KKCの先輩だったらこんな所で妥協をしないだろうと思ったことが、その理由であるが、工作日数が少ない上に、こんなことばかりしていて完成させることが出来るんであろうか?
左の写真の上が、作り直したフレーム。 キットは0.8mmの真鍮であったが、車軸による磨耗に対処するために、同じ厚さの洋白を使った。
下は、軸箱の座となるもので1mm厚の真鍮を使った。
ブログを更新する時間がなかったので、サボったのだが、実は、ここまでは先週の成果。
右の写真は、今日の成果。
ボルトを表す0.4mmの真鍮線を千鳥状に植え込んで、ミーリング・アタッチメントを使って削り出した軸箱を半田付けした状態。 前回の轍に懲りて今度は慎重に、何度も何度も寸法を確認して工作したので、満足出来るものになった。
と云っても、更にまだまだ手を加えなければならないし、最後に切り離すまで、安心は出来ないが・・。

5230製作記(16)

形式5230


釣りに行こうかとも考えたが、
行っても、どうせ○ボー逃れが精一杯のところだろう
と、今一つ気乗りがしない。
連日の出張の疲れが溜まって来ているのか、釣りに限ってこんなことは滅多にある訳ではない。 精神的な疲れであれば返って釣りに行って気分転換を、と思うのだろうが、寄る年波には勝てなくなって来ているのだろうか、朝の暗い内から起き出すことが億劫なのである。
と云うことで、今日は鉄模の日にした。
さて、何とか軸箱を作っては見たものの、出来上がって始めて軸箱の高さが微妙に違っているのに気が付いた所までは、先週の報告の通りである。
何故この様なお粗末な結果になってしまったのか釈然としないが、今の所、再度作り直す積りでいる。
しかし、今日は気分転換のためのテンダー台車の切り抜きをした。
キットのテンダー台車はエッチングで板バネの懸架部分の取付座等が表現されているが、ここは現在作成中のパーツを半田付けして表現する積りなので、エッチングで彫り込まれた段差が寧ろ邪魔になる。 従って、裏面を使うことにした。
写真は、キットの台車を切抜き板バネを懸架するボルトを表現するために0.6mmの真鍮線を植え込んだ所である。
実は、切抜く前から気が付いていたのであるが、自分が描いた図面とキットとは寸法が少しずつ違っているのである。 当初はキットを素直に組立てる積りで開始したのであるが、途中でテンダー前方の衝立状の物やら何やら気になり出し、造作を加え出した結果であるので、中途半端な状態になってしまっている様だ。
多少の気持ち悪さは残るが、もう少しこのまま工作を進めて見ようと思う。 それでも、気になる様であれば、その時は作り直そう・・・。 となると、テンダーの下回りを最初から作り直すことになるが・・・・。

5230製作記(15)

形式5230


やっと朝晩の気温が下がり、過ごし易くなって来た。
毎年毎年同じことを云っている様だが、今年の夏の暑さは少々異常じゃないかと思う。
暑さが身体中に纏わりついて離れ様とはしなかった日が何日も続いた。 これも温暖化の影響だろうか?
さて、気候も良くなったので少しは工作をしなければ・・・・。
軸箱周りに追加工作をして、それぞれを切り離した。
この段階で、ミスに気が付いた。 あれ程注意をして工作をした筈であるのに・・・。
写真では良く判らないが、暑くてボーッとした頭でいたからか、四角い軸箱のサイズが違っている。
さて、どうしよう???
作り直すのは厄介だし・・・・。
まぁ、目立つ様なら、その時に考えよう。
次いで、板バネの工作に入った。
板バネそのものは、1mm幅の0.2mm厚の帯板を使った。 センターに0.6mm径の穴を空け、所定の寸法に切断したものを夫々4枚作った。
言葉で書くとほんの1?2行で済んでしまうが、これが結構気を使う。
写真に写っている板だけで28枚あり、失敗を含めると40枚近く作ったのではないだろうか。 これを1枚1枚切出しては・・・。
結局3時間程掛かったのではないかと思う。
写真は、1枚1枚の板バネを紛失しない様に、仮止めをしたもので、最も上の(最も長い)バネは未だ作っていない。

5230製作記(14)

形式5230

毎日毎日茹だる様な暑さで、クーラーのない道楽部屋に座っているだけでも汗が噴出して来て、首に巻いたタオルが直ぐにジットリと湿って来る。
こんな状況の中では集中力も続かず・・・・・、只ボーッとして時間は無為に過ぎ、工作は遅々として進まず、鉄模よりも釣りに現をぬかしていた。
今日も、本当は世附川に釣りに行く筈だったが、午前3時半に起きて外に出ると、遠くで太鼓ならぬ雷の音。
こんな天候では、カーボン・ロッドを使うだけに釣りは自殺行為であることは充分解っているが、諦めきれずに車に乗り一寸走った所で、大粒の雨。
これには流石の小生も、マイッタ?!!
引き返して道楽の部屋に戻った所で、雷様の大暴れ。
間断なく空全体が真っ白に光り、続けて窓ガラスがビリビリと響く様な大音響、そして滝の様な雨。
と云う訳で、今日は予定外(?)の工作の日。
この前の更新が7月31日だから約1月半振り。 改めて時間の経つのが早く感じる。
先ず、軸箱の座となる部分である。
作業としては、1mm厚の真鍮板を断面が凸凸状になる様に切削し、その外側部分にボルトを表す0.4mmの穴を千鳥に開けることになる。
凸凸になる様に切削する作業そのものは、ミーリング・アタッチメントで慎重に行えばそれ程難しいものではない。
ポイントは、水平・直角を出す為に、バイスに銜えた真鍮のブロックの側面と天井を切削して、材料をそのブロックにセットして加工をすること位だろう。今回の切削ではエンドミルを使わずに1mm厚のスリワリフライスを使ったが、剛性の低いML-210ではエンドミルがふらつくいて精度が中々出せないが、スリワリフライスは丸鋸の動きなので良い結果が得られた。
次いでボルトの表現のための加工である。
この為に所定の位置に穴を開けた治具を作った。最初は真鍮板にケガいた上でポンチで位置決めの印を付けたが微妙にずれるので、自作のリベット打ち出し器を使った。
それでも、本番の穴開けでは微妙に位置がズレてしまった。
この様なパーツを作る場合、失敗に備えて余分に作ることにしており、写真の一番上に写っているのがその予備にする積りだったものだが、この段階で予備も使ってしまい、以降は失敗が許されない状況となってしまった。
その後、軸箱の製作。
軸箱は8mm厚の真鍮ブロックから、3.4mm X 2.5mm X 25mmを削り出した。 この削り出しも軸箱の座となる部分と同様、ミーリング・アタッチメントにスリワリフライスをセットして行った。 それを4mm長のもの4個に切り分けて、座に半田付けをした。

5230製作記(13)

形式5230

軸箱周りの図面は一応描いた。
描くには描いたが、その製作に手間取っている。
朝晩の通勤電車の中で、工程や方法を頭に描いてシミュレーションをしているのだが、実際にやって見ると、中々上手く出来ずに困っている。こんな部分まで自作しようとしたのが、無謀だったのかも知れない。しかも1個ならずも4個も・・・・。
そんなこんなで、手が中々進まない中、ヤフオクで写真の様なスピーカーを見つけた。
スリー・サイズは52mmX22mmX7.4mmだとのこと(写真左)。
長手方向が52mmでは古典のタンクには無理だろうが、テンダーになら何とか積めるんじゃないかと思い試しに10個程購入した。
送られて来た実物を見ると、フレームはプラスティックなので、削れば何とか45mm程度までは詰められそうである。
この10個の他にメタル・フレームのスピーカーが1個オマケで入っていた(写真右)。こちらの方は長手方向40mmで更に短くなっている。オークションの出品者に尋ねると8個程在庫があるとのことだったので、全部を送って貰った。
スピーカー背面には8Ω・1Wの印字があり、フレームにはR・Lの文字と、取付けに使ったと思われる両面テープの残骸があることから、超小型ステレオかラップ・トップのパソコンから取り外したジャンク部品の様に思える。これが1個300円とは高いか安いか意見が分かれる所だろう。
こうして一挙に19個のミニ・スピーカーの所有者となった訳だが、考えて見れば作った機関車を走らせて楽しむ環境も持っていないのに、サウンド化しても宝の持ち腐れになってしまう惧れが大いにあることに気が付いた(笑)。
所で、現在作成中の5230のテンダーには積めるか?
残念ながら、このテンダーの形状は素直な箱型ではなく凹型になっているため(製作記(10)を参照)、テンダーを追加加工する必要がある。
テンダーのイコライザーをどう処理するか?
その処理方法によってはスピーカーと干渉することになるし・・・・。
またまた、中身の乏しい頭を悩ませなければならなくなった。

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