1060製作記(9)曲線通過対策2
2015/04/15
700Rの曲線通過対策について、先ず、前方は・・・・。
ここはシリンダーの前端と車輪のフランジが干渉しており、最初にシリンダー間隔を広げることを考えてみた。
試みに、現在19.5mmの間隔を21mmに拡張して図面を描いてみたが、それでもシリンダーの前部が僅かに接触している。22mm~23mmまで広げれば干渉は避けられそうだが、そこまで広げると13mmを採用している意味がなくなる。
で考えられるのは、
1)シリンダーの全長を短くするか、
2)シリンダー部分全体を少し後にずらすか、
3)1)と2)を組み合わせるか、
4)更に、シリンダー間隔の拡張を組み合わせるか
方法は色々とありそうだが、何れにしてもここで設計を変更することは簡単に済みそうもない。しかし、実際に真鍮板を切ったり貼ったりする前の段階なので、マシといえばマシと云うべきか・・・・。
で、色々と試した結果、結局、シリンダー間隔は拡張せず19.5mmのままとし、シリンダー部分全体を0.5mm後方にずらすことにした。
それでも、先台車の一部とシリンダーが干渉するが、先台車のその部分だけ欠き取っても、外部からは目立たないだろうと考えてその様にすることにした。
次に、後部の対策だが・・・・。
左右にあるエア・タンクの間隔は、24mmとシリンダー間隔に比べるとかなり広いため対策は安易に考えていた。
所が、車輪のサイズが8.8mmの先輪に対して、従輪は9.5mmと一回り大きいことに加えて、タンクと従輪の位置関係が問題で、後ろ側の従輪の1/4程がタンクに隠れてしまっていて、干渉する部分が殊更に大きくなっているのが、対策を難しくしている原因だろう。
当初は、従台車の首振りがある点に達したら、エア・タンクも連れて首を振って干渉を避ける仕組みを考えた。
この場合、700Rの曲線に掛かった時に1.5mm程車体幅からはみ出すエア・タンクがどの様に見えるかが問題になると同時に、タンクの動きを妨げない様なパイピングをどの様に実現するか・・・・。特に、後者のパイピングについての上手い解決策が思いつかなかった。
と云う訳で、非常に安直な方法だが、エア・タンクを欠き取ってみた。
斜め下から眺めると欠き取りが目につくかも知れないが、エンド・ビームやカプラーもあるし、何よりも模型を眺める視点は斜め上からのことが多いので、余り目につくことはないだろうと云うのが、小生の読みなのだが・・・。
先輪とシリンダーがカーブで当たる問題のひとつの解決策としては、
伊藤剛さん方式の飛び出す?先台車があります。
私のところは5900、6500に採用しましたが、結果は良好です。
カーブに入ったとき0.5-1mm程度先台車が前に移動します。
ゆうえん・こうじさん
眼から鱗です!!!
カーブで先台車を前方に移動させるなんて、考えもしませんでした。
早速、ゆうえんさんのブログやTMSを参考にさせて頂き、図面を描いてみます。
有り難うございました!!!!!