1060製作記(4)弁装置2
2015/03/12
スティーブンソン式弁装置の作図の段階で、思わぬ所から小生自身の無知振りを曝け出してしまい、聞くは一時の恥と云うものの、誠にお恥ずかしい限りで・・・・。
しかし、 railtruckさんから頂いたコメントや参考になるHPのURLを見て弁装置の動きそのものは理解出来た。と云うか、そのHPからダウンロードした弁装置をシミュレートする動画が面白くて、思わず見入ってしまった。
所が、具体的に図面にしようとすると、例えば偏心棒の長さ、加減リンクの大きさやRをどの様に求めれば良いのか皆目見当がつかない。
そこで、この所懇意にして頂いている湘南鉄道模型クラブのS氏にメールを差し上げ、氏がどのようにされているのかお尋ねしてみた。
すると、ご親切にも以前スクラッチされた5700や現在手掛けておられる2040の弁装置周りの図面を送って下さった。
S氏の作品は、弁装置の動きも見事に再現されており、現物を拝見した際にも13mmの一際狭いフレームの間に弁装置を稼働させるメカを精緻に組み込んでおられ、出て来るのは只々溜息ばかりだった。
そんな作品をスクラッチされる際に描かれた図面を送って頂いたからには何としてでも・・・・・と意を新たに、送って頂いた図面を見ながら、あーでもない、こうでもないと無い頭を捻りつつ何とかそれらしく描き上げてみた。
図の左から中立、前進、後進、縦にそれぞれ90度ずつ回転させた場合をシミュレートしてみた。
一見すると、これで上手く稼働する様に見えるが、前進モードの最初の段階で引っ掛かって上手く動かないのではないか・・・。つまり、加減リンクと吊りリンクの結合点を一点、加減リンクの上下にある偏心棒との結合点二点で作られる三角形の大きさや向きは変わる筈はないのだが、ここだけその三角形が裏返ってしまっている。
弁装置を作り込むとしても、小生の技量では中立の状態で作ることが出来れば御の字で、そこまで拘るのは無駄な様にも思えるが・・・。
ライブだと色々と約束事があるようですが、バルブギアの動きを楽しむだけならあまり難しく考えることもないと思います。
加減リンクの溝のRと、偏芯棒(+加減リンクの溝まで)の長さはどちらもロッカーアームから動輪軸まで寸法で良いのではないでしょうか?
S氏の図でもそのように取れます。
その考えで珊瑚の形式5に組み込んで見ましたが、動きに問題ないようです。
railtruck様
コメントを有難うございます。
仰る通りです。
自分の腕も考えずに、変な所で拘り過ぎですネ(汗)
ここは割り切って、先に進むことにしました。