1060製作記(81) シリンダー – 4
2016/07/28
しかし、手持ちの資料写真では暗い影に入っていて潰れてしまっているので形状がハッキリとしない。だからと云って省いてしまうのは、模型にすると案外目立つ部分なので、それらしくでっち上げることにした。
で、実際の工作に当たって、問題となったのは支柱の太さ。
ハッキリとは写っていない写真を眺める限り、意外と細い様に感じたので支柱の直径を0.6mmにして図面を描いた。そして工作に掛かった訳だが、その支柱に通すバー用のスリット若しくは穴を開ける技量がないのに気が付いた。
それでも、何とか出来ないかと色々と試して見たが、1本は出来ても4本も同形で揃えるのは到底出来そうもない。
そこで、支柱の太さを0.8mmにすることにした。過去の作品の形式27や2800でも同じ様に0.8mmを採用しているので、結果的に今回もそれに倣うことになった。
こうして写真に撮って見ると、やはり少々太過ぎる様な気がするが、まぁ、腕がないので仕方がない。
作り方は、外径0.8mm内径0.4mmのパイプの上部を糸鋸で慎重に4mm程切れ込みを入れ、そこに別に作っておいたバーを挟み、半田で固定した。
バーは0.4mm厚の洋白を0.6mm厚の真鍮板のコバ部分に半田付けした後、真鍮板の厚みに合わせて糸鋸、ヤスリで整形した。こうすることによって、0.4mm x 0.6mmの薄板が切り出せる訳で、色々と応用が利く方法だと思う。
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