1060製作記(223) フロントデッキ – 11
2021/09/15
折れた箇所を単純にハンダで固定しただけでは、接続面は極めて小さく、しかも、支点が一箇所だけなので、少し指が掛かっただけで、簡単に折れてしまうのは必至。
そこで、実車にはないが、支柱を立てる事を考えた。しかし、この方法では支柱を立てる場所が問題になる上、0.8mmの蒸気管に工作をしなければならなくなる。だが、出来れば蒸気管にこれ以上手を加えたくはない。
何か他の方法は・・・と考えていて、ブレーキ管を支柱の代わりにする方法を思い付いた。この方法であれば、蒸気管に手を加える必要はなく、更に、実車にもない支柱を立てる必要もない。幸い、蒸気管とブレーキ管の接続部分は、煙室とシリンダーの間になるので、目立つこともない。
と云う訳で、早速、作業に取り掛かったが、やってみると、意外にも簡単に終えることが出来た。
ただ、強度を確保するためにブレーキ管をフロントデッキの天板にハンダ付けをしたので、この部分が若干、特に横から見た場合に、不自然に見えるが、まぁ支柱を立てるよりは良かろうと妥協することにした。