1060製作記(201) ブレーキ – 3
2021/04/16
MonoTaroに注文しておいた0.4mmのエンドミルが届いたので、直ぐにブレーキ梃の作成に入ろうとしたのだが、昔、作ったセンターファインダーが何処に行ったのか見付からない。なければないで何とか出来るのだが、あれば便利でもあり、改めて作り直すことにした。
所が、簡単に出来ると思っていたにも拘らず、思いの外時間が経ってしまい、ようやく、本来の鉄模工作に戻ることが出来た。
ブレーキ梃の材料は手持ちの1.2mm厚の真鍮板で、20年近くも前に手に入れた物。今では、フライス盤や旋盤で切削することが前提なので、材料は可能な限り快削を選ぶようにしているが、この板を手に入れた頃には、糸鋸とヤスリでシコシコと切ったり削ったりする積りだったので、快削であるかどうかには、全く無頓着だった。そのために、快削でない可能性の高い真鍮板に極細い0.4mmのエンドミルで、凹みを付けられるか心配だった。
しかし、切込みを0.05mm、最終的には0.1mmにして、送りを極めてゆっくりにしてやってみると、何の問題もなく、切込みが入れられた。
写真は片面に凹みを切ったもので、次回は裏側に凹みを入れ、外形を整える作業になる。
尚、写真に写っている外側のハの字状の凹みは、外形を抜くため、1mmのエンドミルで入れたもの。