センターファインダー
2021/04/11
鉄道模型では素材にドリルで穴を開けることは、避けて通れない作業で、ボール盤を用いて位置が罫書かれた素材に工作するのが普通だろうと思う。
この工作の肝は、罫書かれた位置に、如何にしてドリルのセンターを合わせるかで、そのために、何年も前にセンターファインダーなるものを作った。
しかし、フライス盤を導入して以来、素材に罫書くことは殆どなくなった。つまり、フライス盤のXYテーブルを用いて、原点からの距離で穴開け位置を決めていた。と云う訳で、センターファインダーの出番がなくなってしまった。
所が、今、作ろうとしている鉄道模型のパーツでは、XYテーブルを用いるよりは、素材に罫書く方がやり易そうなので、久し振りに素材に罫書いた上で、ポンチでマークを付け穴あけ作業に入ろうとした。所が、センターファインダーが何処に行ったのか、見付からない。
自慢じゃないが、我が道楽部屋は、高齢の男が独りで昼間の限られた時間帯を好き勝手に過ごしている場所なので、掃除は行き届いていないし、整理整頓も全く出来ていない。寧ろ、だからこそ居心地が良いとも云えるのだが・・・。
そんな状況なので、何処かに紛れ込んでしまっているのだろう。心当たりを色々と探してみたが見つからなかった。
仕方がないので、センターファインダーを改めて作ることにした。
実は、作り直すに際して、キャップと本体はネジ止めにし、周囲にはローレットを切る積りで、工作を進めた。
その際、ネジのサイズをどうするかが問題だが、手持ちのダイスをチェックした所、M6からM12に飛んでいてその中間のM8やM10のサイズがない。小生の工作の内容を考えると、M8やM10の太いネジを切る機会は殆どないので、ここで揃えるのも無駄になりそう。と云う訳で、M12を前提に工作を進めた。
所が、M12のネジを切る段になって、全く歯が立たないことが解った。それもその筈で、M12ともなるとネジ山の高さが1.4mm程になる。1mm以下の厚さを扱う鉄道模型からすると、極厚と云える程で、幾ら柔らかな素材の真鍮とは云え些か無謀な考えだった。
かなり昔に作った写真左側のエッジファインダーも、実はネジ切を諦めて、仕方なくイモネジ止めにした筈で、全く学習効果のないことで汗顔の至りと云うしかない(汗)
と云うことで、今回も、イモネジで止めることにしたが、手持ちのイモネジがないので、今は普通の+ネジで代用している次第。
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