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旋盤のDRO化(9)-完

DRO(デジタル・リード・アウト)

6月に入って副業の漁業が最盛期に入り本業やこちらの副業にも手が回らなくなってしまい、気が付いたらほゞ1ヶ月振りの更新。
その間、全くDRO化に手を着けなかった訳ではないが・・・・・・。

さて、最後となる芯押し台のDRO化だが、芯押し軸とバーを連結する部材の切り出しまでは済んでいるので、その仕上げ。

DRO-011R.JPG
糸鋸で大まかに切り抜いた部材を、四爪インディペンデント・チャックに咥えて18mmの穴を中ぐりをして仕上げた。

この様に文章にすると簡単だが、先ず四爪の内1本を外爪にしなければ部材の形状から、チャックに咥えられず、開けるべき穴の中心出しも時間が掛かり中々上手く出来なかった。
また、咥えた状態で旋盤を回すと、穴の位置が部材の中心ではなく偏心しているため、ガタガタと振動が激しくて部材がチャックから飛び出すのではないかと引け腰の作業だった。

このまゝでも機能的には問題はないのだが、カタチとして美しくないので、穴に近い方の一辺を円周状に削ることにした。 そのためにヤトイを作り主軸に部材を取り付けたのだが、部材の形が長方形なので旋盤で回すことが出来ず、手回しで半回転させて少しずつ削った。

次に、データ表示部を芯押し台に固定する部材だが、手持ちの真鍮の端材を凹状に加工し、上から芯押し台に被せ、アルミのアングル材を介して表示部を取り付けた。