簡易割り出し器
2020/02/09
鉄道模型では円周上に一定の間隔を置いて穴を空ける作業が多い。
例えば、簡単なものでは1060製作記(174)チリコシの様に、4ヶ所十文字に0.3mmの穴を空けた。複雑なものでは、1060製作記(127)煙室関係-2の様に沢山の穴を綺麗に空けなければならない場面もある。
複雑な場合は、ML-210の純正アクセサリーの割り出し円テーブルを使って作業を進めているのだが、4個や6個の穴を空けるのにわざわざ割り出し円テーブルを持ち出すのも面倒臭い。簡単な方法はないかと考え、結局、好い加減な方法で何とか誤魔化して来た。
しかし、これではイカンと一念発起して、左の図の様な簡易割り出し器を作った。
先ず、純正アクセサリーのチャック取り付けアダプター(上部の紫色のもの)には24個の目盛りを刻み込んだ。
そして、アダプターに取り付ける軸や本体は真鍮の端材から削り出した。
使い方は、
1)軸を6Mのボルトでアダプターに取り付け、
2)ミーリング・バイスに固定した本体に軸を挿入し、
3)アダプターに刻んだ24個の目盛りを頼りに、一定角度アダプターを回し、
4)写真の白いネジで固定した上で、
5)穴あけなどの作業を行い、又、一定角度回して・・・・
を繰り返すことによる。
これで少しは工作の精度が上がるのではないか、と期待するのだが・・・。
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