※ カテゴリー別アーカイブ:模型用治具 ※
2016/09/07
模型用治具
今から10年以上も昔に作製したリベット打出し器にレバーのストッパーを取り付けた。
これまではストッパーがなくても、それ程不都合は感じなかったので、ないままで過ごして来た。
しかし、現在進行中の形式1060のリベットを打出した所、リベットの高さや形状が場所によって少し違っているのが気になって来た。これまでも、当然、力の入れ具合によって打ち出されたリベットの状態が違っていた筈だが、気が付かなかったのか、気が付いても許容範囲だったのか、兎に角、気にならずにいた。
所が、1060では何故か気になってしまった。
気になった以上、対策を打たなければならない。
そこで、リベットを打出す圧力を一定にするためにレバーのストッパーを設けた。これで、リベットの形状も揃う筈で、作品の出来も良くなるだろう。
2010/10/09
模型用治具
雄ネジを切る際の小径ダイス・ホルダーが欲しいとは思っていた。 しかし、鉄道模型の工作では直径1.00~2.00mm程度の小さいものなので、手作業でも案外問題なく工作出来ていたこともあって、ホルダーの作成を延ばし延ばして来ていた。
今回、5230用のクランク・ピンを自作する際、3年も4年もブランクがあったせいなのか、はたまた歳を取ったせいなのか中々上手く出来なかったので、急がば回れで、ダイス・ホルダーを作成した。
作成に当たっては、ミニ旋盤のバイブルのミニ旋盤を使いこなす本(久島諦造氏)の123Pに載っている記事を参考に、ホルダーの全長を約半分にした。
グラインダーで研いだバイトを、不精して仕上げ研ぎもせずに使っているので、写真にはバイト目がクッキリと残っているが、これはご愛嬌。
2006/05/01
模型用治具
鉄道模型社のエッチング・キットで5230の製作をすることにした。
このキットは所謂16番でレール幅が16.5mmであるのに対し、小生は13mmを採用している。
従って、車輪の改軌はどうしても避けることは出来ない。
と云う訳で、動輪の位相合わせ治具を作った。
土台とフレームは、真鍮の角棒から、夫々7.5mm、9.8mmの厚さにミーリングで削り出した。勿論、刃は自作のフライ・カッターを使ったが(写真の真ん中と右)、自作だけにこのML-210のミーリング・アッタッチメントにはピッタリサイズで使い易い。と云うか、付属のフライカッター(写真の左)は少々大き過ぎる様に思う。精密バイスもしっかりとワークを銜えて呉れている。
特にフレーム等は1mm厚の板2枚で作っても何の問題もなかったし、寧ろそうする方が時間も掛からずに済んだ筈だが、久し振りに旋盤を使って見たかったので、敢えてそうした。
フレームのギアの入る部分の欠き取りは、径4mmの2枚刃エンドミルを使い、一度の切り込み量を0.1mmにして少しづつ削った。本当を云うともう少し切り込み量を増やしたい所だが、ML-210のミーリング・アッタッチメントの剛性では無理が出来ない。急ぐ仕事でもなし、のんびりと構えた・・・積り。
クランク・ピン位置を決める板は、3mm厚のアルミ端財を使った。真鍮に比べると遥かに柔らかくて210には最適な材料だと思う。強度的に心配がなければアルミを多用すべきかも知れない。
位相合わせ治具が完成して、フト気が付いた。動輪の車軸を抜く治具がなければ意味がないことに・・・。
そして慌てて造ったのがこれ。
材料は5mm厚のアルミ。強度を考慮すると最低でも真鍮を使うべきかも知れないが、駄目なら作り直すさ・・。
車軸を押し出すネジは快削鋼を使った。快削鋼はサクサクと削れて気持ちが良い。切り粉もパラパラとした細かい粒上になるので、棘の様に手に刺さることもない。手に入れる方法が限られるのが玉に瑕だが・・・。
2004/02/12
模型用治具
リベット打出し器第1号です。
10mm厚の真鍮材をバンド・ソーで切り出しました。ベースは10mm厚のアルミニュームです。
写真には写っていませんが、目盛付きハンドルの試作品を流用し、0.25mm毎にクリックする様にしています。