1060製作記(171) 繰出管-(6)
2020/01/18
繰出管や連結管の工作までは進んだが、それをどの様にして半田付けをするか手順を考えている内に、1週間経ち、1ヶ月経ちしている内に間隔は徐々に広くなり、・・・・。
そして、湘南鉄道模型クラブの新年運転会にお邪魔してS氏のお元気なご様子を拝見し、このまゝではイカン、何とかしなくては。
との思いを強くして帰って来たが、中々腰が重くて・・・・・。
で、ようやく重たい腰を上げて、7か月ぶりに工作机に向かった。
実は、昨年の9月に白内障の手術をしたのだが、今回が術後初めての工作。
手術では濁った水晶体の代わりに挿入したのは多焦点レンズだったので、今ではメガネなしで近くも遠くも見える様になり、60年振りに裸眼の生活になった。しかし、近くが見える様になったと云っても、新聞を読むには不自由しない程度で、模型工作の様な極細かい点を見るには辛いものがある。
と云う訳で、今回からヘッド・ルーペが工作には欠かせない大切な友となった。
工作が中断したのは、前述の様に、出来上がった繰出管や連結管などのパーツをどの様に固定して行けば、今後の工作にも支障がなく、綺麗に仕上げられるか良いアイデアが浮かんで来なかったのが理由。
しかし、6か月以上間が空いたからと云って良い方法が見付かる訳でもない。だからと云って模索してばかりいると、下手な考え休むに似たりとなって、又々、永い冬眠に入ってしまうのは必定。
と云う訳で、兎に角、手を動かすことにして、先ず非公式側の配管に手を付けた。
問題は、繰出管と連結管の繋ぎ方だが、現物合わせで切断位置を決め芋付けする積りでいた。手が触れる場所でもないし、力が掛かる所でもないので、強度はそれ程必要ないだろうと考えた。しかし、万が一外れてしまうと修復が難しそうな場所なので、念のためにパイプを使うことにした。
素材は、外径0.8mm、内径0.4mmのパイプで、内径を0.5mmに広げて使った。
見方によっては継手に見えるかも知れないと期待したが、外径0.5mmの連結管に対して0.8mmでは少々太過ぎる様に思ったので、ヤスリで少し外径を削って見た。
しかし、この段階では継手どころかパイプを被せていることも、写真でも肉眼でもしかと判らず、期待外れだったし、又、杞憂だったかも知れない。