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1060製作記(140) 煙突・ドーム – 5

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

ドームの裾の加工に入った。
ドームの外形を整えた後、先に作った冶具に固定して裾を叩いてボイラーの径に合わせる作業だが、大きな間違いをしていることに、気が付いた。
この段階になって、やっと気が付くのは、お粗末極まりなく恥ずかしい限りだが・・・・・

と云うのは、ドームに合わせようと裾を叩き伸ばしても、長さが足りなくてドームには届きそうにもない。あるいは届いたとしても、直線状になって微妙な曲線がなくなってしまう。

改めて、図面を見てかなり長さが足りないことを確認したが、こうなると、裾を叩き出す方法では無理だと云うことになる。

何か、良い方法はないものか?

そこで思い付いて、平岡幸三氏『生きた蒸気機関車を作ろう』を見た所、ボイラーと接する部分は旋盤で削った上で、問題の個所はヤスリで削ると記載されている。
平岡氏ほどのベテランモデラーでもこの方法を採っておられるのであれば、やはりこの方法が良いのだろうか・・・・?

何れにしても、また戻って、煙突の裾からやり直し!!!