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1060製作記(110) ボイラー – 6

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ボイラー火室を設置する段になって、良い方法が見付からず、暫しの間工作が滞っていた。
と云うのは、当初、ボイラー部分は真鍮板を曲げ、火室部分はボイラーの下部を曲げずに下に伸ばして表現する積りでいた。所が、実際にはボイラー部分はパイプを利用することに工作方法を変えたので、火室部分は後付けするしかなくなっていた。

そして、火室の横板を切り抜き曲げ加工を終わった所で、この板をボイラーのパイプに半田付けする際の位置決めをどうすれば良いのか分からず、気が付けば2月ももう終わり・・・・。

先ず、火室の幅決めをどうするか?
この蒸気の火室は、実機ではフレームの内側に落ち込んでいる筈だが、模型的にはギア・ケースやイコライザー等があるので、とてもフレームの内側にはその余裕がない。そこで、陰になっているので目立たないことを良いことに、火室の幅をフレームの外側と同じ幅にしている。
フレームの幅は9.8mm、火室の側板は0.4mmなので、幅が9mmの角棒を側板でサンドイッチにすれば、火室幅は決まる。

次に角棒の固定方法はどうするか?
汽笛の取り付け用に開けた穴を利用して、角棒をネジ止めする方法等考えたが、ボイラーの内径にピッタリの丸棒を削り出し、その丸棒に角棒を接着する方が正確な位置決めが出来るのではないか?

早速、工作に掛かり作って見たのが写真の冶具。

工作と云っても、工作らしいことをしたのは丸棒部分だけで、ここは、端材をML-210で削り出し、角棒部分は9mm角のラワン材を利用した。

果たして、これで上手く行くか?
上手く行って欲しい!!!