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1060製作記(100) 屋根 – 2

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

おめでとうございます。本年も、宜しくお願いします。

屋根の丸め作業の続き。
帯板を妻板の外周に沿って半田付けする方法は、肩のカーブに膨らみが出てしまって上手く行かない。
と云う訳で、色々と考えてみたが、良いアイデアが浮かんで来る筈もなく、仕方なく、板の厚みを0.4mmから0.3mmに若干薄くしてやって見ようかとも考えだした所で、H5さんEF-18をスクラッチされたのを思い出した。
このH5さんEF-18は、湘南鉄道模型クラブの運転会で何度も拝見し、その素晴らしい出来にホトホト感心したもので、蒸気機関車よりも遥かに長い電気機関車の屋根をどの様に作られたのか、H5さんのブログを辿って見た。

すると、屋根のメス型の型板を作りこれをスケールにして、何度も試行錯誤を繰り返した上で、寸法を割り出されたことを知った。小生よりも遥かに工作技量の高いH5さんにしてこんなにも苦労されているのに、駆け出しの小生が簡単に済ますこと等出来る筈もない。

と云う訳で、H5さんに倣って先ず型板を作り、0.4mm厚の帯板を曲げては型板にあてがって長さを調整。結局、試行錯誤を5回繰り返した所で、やっと何とか合格点に近くなった。

写真では向かって右側に若干隙間が見えているが、これは屋根のカーブがこちら側にも伸びて出てしまったためで、屋根部分の長さはこのままで良いだろう。

本番に当たって場合によっては、屋根の長さを詰めるかも知れないが、その場合でも0.2mm程度で誤差の内だろう。