1060製作記(93) 側板 – 1
2016/10/25
妻板と同様、0.2mmの燐青銅板を捨て板に半田付けした上で、フライス盤で切削することにした。
切削方法だが、当初は、左右対称形なので、以前YUKIさんから教えて頂いたトンボでやろうと考えた。
この場合、40mm X 110mmの板を固定する必要がある。所が、生憎、小生が保有しているバイスでは、板が大き過ぎて安定して固定することが出来ない。そこで、燐青銅板を重ねて捨て板に半田付けをした上で、左右の側板を同時に切削することにした。
写真の側板は、実は、2作目のもので、最初のものは、材料の固定が甘かったと見えて、切削の途中で、エンドミルの力に負けて材料が動いてしまって、残念ながら失敗。止むを得ず切削し直したもの。
そして、リベットの打出しに掛かった訳だが、妻板の場合と同じ様に30倍のルーペを用いて、慎重の上にも慎重に位置決めをした。そのために、左右の側板のリベットを全て打つのに、1日半も要してしまった。と云っても、年金生活者の身なので、時間が掛かることは特に問題ではない。しかし、緊張する作業を集中力を切らさずに行ったので、些か疲れてしまった。
しかも、最後に打った水槽の接合線が見事に波打ってしまって・・・・(涙)
特に、写真の左側のラインが細かく波打っている。目立つ部分である上、その原因も解っているので、作り直しをしたいが・・・・・、何となく、億劫。