1060製作記(73) 先・従台車 – 6
2016/06/06
フライス盤FM80E(A)のDROに使用していたMonotaroブランドのノギスが気に入らなくて、シンワ測定のノギスに交換する作業などをしていたため、鉄道模型の方にまで手が回らくて、2週間振りの更新・・・。
その冒頭から余り書きたくはないことだが、又もや大失敗をやらかしてしまった。
工作の精度が低いため、従・先台車の幅が予定より0.4mm程広くなってしまって、対策が必要となったことは、前回のブログに書いた通り。
どうするか考えたが、どうせなら納得出来るものをと全てを作り直そうと図面を描き直した所で、DROのノギスの交換作業に入った訳だが、その作業が終わった時には、細かいパーツの寄せ集めのフレームを改めて新調する気持ちが失せてしまった。
そこで、最低限の作業として、幅を詰めた梁を作り直すことに方針変更。
梁の作り直しは、1mm厚の捨て板に材料となる0.8mmの真鍮板を半田付けしてFM80E(A)を用いて切削する方法で行った。しかし、ここでも小さな失敗が二つ。
一つは、材料と捨て板の半田付けが甘く、作業中に半田が剥がれて材料が動いてしまったこと。二つ目は、DROに使ったノギスの取り付け方法が緩くて、テーブルの動きとデータの表示にズレが出来てしまったこと。
結局、梁の作り直しだけでも、同じ作業を三回も行う羽目になってしまった。
何とか、切り出した梁のパーツを半田付けで組み上げて従・先台車を組み立てた所・・・・。
先台車(写真の左側)は、多少の調整は要したが、何とか様になった。
所が写真の右側の従台車は、車軸が斜めになってしまって、どうしようもない。
原因を色々と探って見たが理由が解らず困ったが、フト、フレームだけを車軸が直角になる様に嵌め込んで見た所、原因は明らかに・・・。
どう云う訳か、左右のフレームの中心に打ったピンの位置が、0.5mm程前後にズレてしまっている(大汗)
原因は判明したが、それをどの様に解決するか?
オーソドックスには作り直しとなるが・・・・・・・。
所で、梁とフレームの結合方法を変更したので、その点を覚書として書いておく。
前回までは、フレーム側に1.4mmのタップを立て、梁側から1.4mmのネジ止めすることにしていた。その際、1.4mmのネジを作る訳だが、緩過ぎず堅過ぎず丁度良い所でダイスを止めることが、小生には難題で、前回苦労して切ったネジも満足出来るものではなかった。
そこで、今回は、外径1.2mm・内径0.8mmのパイプを使う方法によった。
つまり、そのパイプに1.0mmのタップを立て、そのパイプをフレームの中心点に半田付けした上で、その出っ張りを梁の脚の厚さに合わせて調整。市販の1.0mmネジを使って止めると云うもの。
従台車のフレームの中心に打ったピンが、1.0mmのタップを立てたパイプで、脚の厚みに合わせる前の状態で、ピタリと向き合う筈のピンがズレていることから、原因が判明した次第。