サイクロン集塵器(3-完)
2015/01/29
取り敢えず完成したのだが・・。
この集塵器は、本体の天板に付いているパイプが掃除機と繋ぐソケット、横に付いているのがゴミ吸引ホースを繋ぐソケット、そして本体下部には吸い込んだゴミを溜めておくペルー管の構成になっている。
そして、吸引ホースで吸い込まれたゴミが円筒形をした本体内の壁に沿ってグルグルと回転しながら重力に引かれて徐々に下部に落ちて行き、最終的にはペルー缶のゴミ溜めに集められるというもの。
先ず、写真では全く分からないが、本体の横のソケット用に空けた穴の出来が思った以上に悪かった。手作業なので、隙間が出来てしまうことは覚悟の上だったが、隙間だらけだったし、材料は豊富に残っているので一時は作り直そうかとも考えた程だった
ソケットの接着は、塩ビ用のボンドを使った。この接着剤は隙間にも流れ込んで皮膜を作っている様なので、隙間を埋めるためのコーキング剤を充填する必要はなく、この点はラッキーだったと云えるが、しかし、隙間が大きかったので、接着強度の面では問題が残る・・・(涙)
問題は残るが、兎に角、完成させて集塵器として使えるかどうかテストして見よう・・・・。
と云うことで、工作台の上に溜まっている塩ビ管の削りカスを吸い込ませてみた。
吸引したゴミの処理を簡単にするためにペルー缶の内側にレジ袋をセットした上でテストをした後、レジ袋の中を覗くとグレーの色をした塩ビカスがかたまって見える。軽い塩ビカスでも、この通りちゃんと分離されているので、小生が考えている金属の削りカスなら問題なく分離してくれる筈で、初期の目的は達した。
しかし、安定性が良くない。
この集塵器は、上部の本体が塩ビ製で下部のゴミ溜めはブリキ製のペルー管の構成だが、塩ビ管が意外に重たいため、全体の重心がどうしても上になってしまう。
そのために、吸引ホースで少しテンションが掛かっただけで、コロンと転がってしまう。
これは、何とかしなければならないが、取り敢えずサイクロン集塵器第1号としては完成としよう。