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5230製作記(107)動輪-1

セミ・スクラッチ 形式5230

この製作記の104回のコメントでYukiさんから、バランスウェイトの形状が違っている旨のご指摘を頂いた。

そのコメントに対する返信にも書いたが、蒸気の古典機を作成する場合に、最も大きな問題が、如何にして題材とした蒸気にピッタリの動輪を手に入れるかではないかと思っている。

つまり、動輪を選択する場合、
イ)動輪の径
ロ)バランスウェイトの形状
ハ)スポークの本数
ニ)厚み
の四点がチェック・ポイントとなるのだが、小生は動輪の径を最優先としている

この様な事から、この5230の動輪は手持ちの17mmの4軸を流用した。
従って、バランスウェイトの形状もスポークの本数も違っているが、ここは目を瞑っていた

そして、Yukiさんからご指摘を頂いた訳であるが、実はその後直接メールで既存のバランスウェイトを削り取って、形状を合わせた真鍮版を貼る方法を教えて頂いた。

しかし、貴重な動輪を下手な腕前でオシャカにしてしまうのが怖くて、ズーッと迷っていた。でも、やって見なければ・・・・・・。

5230-122Rと云うことで、今日、意を決してやといを作り動輪を旋盤にセットして怖々と手回しでバイトを当ててみると・・・。

意外や意外、簡単に削れるではないか!!!
勿論、送りをほんの僅かにしてだが。

もっと大ごとになると思っていたが、慎重にすればそれ程大した作業でもなく、模型の完成度も上がることが判った以上、バランスウェイトの形状の違いには目を瞑ってなどとうそぶいている訳にも行かないので、この5230動輪のバランスウェイトの形状を扇形にすることにした。

所で、小生は、今の今までD50用の動輪を流用したとばかり思っていた。しかし、実測してみると直径は17mmで、D50用にしては0.5mm小さいことになる。
幸い、5230の実機の動輪の直径は4’6”、137cmなので、17mmがぴったりのサイズで寧ろ好都合だったのだが、一体何用の動輪だったのだろうか?