5230製作記(64)
2011/02/17
サイド・ビームを0.3mmの洋白板で作り直して、次はスプラッシュ・カバー。
古典機にはスプラッシュ・カバーが付けられているケースが多く、この5230も例外ではない。
ただ、この5230のスプラッシャー・カバーの特徴的な点は、
1)点検口の様な穴が開けられており、
2)菱形のメーカーズ・プレートが中央に貼られている。
3)しかも、長岡京市のK氏から送って頂いた写真では、スプラッシュ・カバーの前方の四角い部分に、菊のご紋まで付けられている。
例え菊のご紋の再現は無理だとしても、点検口やメーカーズ・プレートは5230を特徴付けるものなので、省く訳には行かない。 ただ、これを真鍮板に罫書くのは面倒だったし、折角のエッチング・キットを利用しない手はないと、エッチング板を切り抜いて見た(写真の上)。
所が、どう見ても、一回りか二回りは大きい。
何とか小さく見せる方法はないものかと考えたが、どうにもならず、正に下手な考え休むに似たり。
そこで、0.4mmの真鍮板から切り抜いた(写真の下)。
この時も、今やボール盤と化しているミーリング・アタッチメントを使って抜くことを検討したが、どうも自信が持てない。 何度も作り直しをしなければならない公算が大である。
左右を同時に見て比べることが出来る人間はいないので、多少、不揃いであっても何とかなる筈と、アナログ的に糸鋸で切りぬいて後ヤスリで仕上げた。