※ 月別アーカイブ:12月2010 ※

5230製作記(59)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-069R.JPG
ゆうえんさんに教えて頂いた通り、ボイラーの内部に裏打ちをし、真鍮線でカシメた。
と書くと簡単な工作の様だが、思いの外難物だった。

裏打ち用の真鍮板を何とか細いボイラーの中に位置決めをして、ハンダ鏝を突っ込むのだが、これが中々上手く目的の個所に鏝先が当らず、その内、手で持てなくなる程熱が回って来て・・・・。 当然、この様な時のために、径5.0mmの銅線を加工して作った鏝を使っているのだが。

次は、裏打ち用の真鍮板をボイラーの外側に仮止めをして、カシメ用の0.6mmの穴を4ヶ所開けた後、その穴をガイドに真鍮板をボイラーの内側に位置決めようとした・・・・・が、上手くカシメ用の真鍮線が通らない。
一寸考えれば簡単に解かることだが、ボイラーの外径と内径の差だけ穴の位置がズレることを考慮していなかった。 全く好い加減な工作をしていると我ながら厭になって来る次第。

仕方がないので、ボイラーの長手方向の2穴で裏打ち用の板を止めてから、対する2穴を開け直して真鍮線を通してカシメて、何とか誤魔化した。

その後、ボイラーの火室の妻板を半田付けをして、ギヤ・ケース用の矩形の穴を欠き取った。
所が、またもや、ここで好い加減な工作が露呈してしまった。
つまり、ギヤ・ケースだけなら問題はないのだが、モーターを付けた状態だと、もっと欠き取りを大きなものにしなければ、収まらないことが分かった。 火室の妻板がなければ、何とか納めることは出来るのだが、当初からボイラーにはバック・プレートを付ける予定なので、妻板があってもなくても同じ。

元々この5230にはマシマのMHK-1024をボイラーの煙室方向に収める予定だったが、全長の短いMHK-1015に換えて見ようと考えている。 しかし、今では、IMONでの取り扱いは無くなった様なので、どうするか?
MHK-1015に換えても、上手く収まるかどうかは判らないが・・・・・・・・・。