※ カテゴリー別アーカイブ:セミ・スクラッチ ※
2014/01/27
セミ・スクラッチ 形式5230
この5230は、動輪と動輪の軸距がかなり空いていて、その間にあるイコライザーが結構目立っている。
従って、模型化する際も省略出来ないので、フレームと一体にして切り抜いてある。
しかし、これだけだと如何にも寂しい。
そこで、形だけのイコライザーをイコライザーらしく見せるためにフレームとイコライザーを連結している支点を貼り付け、更に作成しておいた板バネを取り付けた。
まぁ、賑やかしみたいなものだから適当に作ってあるが、精密感は若干高まった・・・かな?
この他、釜の下回りで残っているのは、ブレーキ関係だけだと思うのだが・・・・・。
2014/01/20
セミ・スクラッチ 形式5230
お誘いを頂いていた12日の新年運転会で、Sさんに駄作をお見せ出来てホッとしたのだが、釜と炭水車の間隔が広過ぎるとのご指摘を頂いた(汗)
前回にも書いたことで言い訳になるが、小生にとっては初めてのテンダー機関車で釜と炭水車の間隔をどの程度にすれば良いのか見当が付かなかったため、間に合わせに適当に作ったもので、やはりと云うか・・・ベテラン・モデラーの眼は誤魔化せなかったと云う次第。
そのドローパーの長さとは別に、お見せする際に気が付いたことだが、動輪と動輪の間に見える大きなイコライザー支点などの下回りの部品付けが出来ていなかった。これまで上回りにばかり気を取られていて全く気付かず、Sさんに見て頂いている際にアッ・・・・。
と云うことで、先ず動輪の板バネの作成に掛かった。
板バネの材料は炭水車と同じ、1mm幅で0.2mm厚の真鍮の帯板。
11.5mm~1.4mm、約1mmづつ長さの異なる板10枚で1組として、これを4組で都合40枚。しかもその板一枚一枚の中心に0.5mmの穴を開ける必要がある。
と云う訳で、写真の様なジグを作った。
ジグは0.4mm厚の真鍮板をベースに、板の端から約0.5mmづつ逓減(逓増)する位置に0.5mmの真鍮線を植え込んだもので、帯板に開けた0.5mmの穴にジグの真鍮線を差し込んで板の端で帯板を切断・・・・。
そして、切断した帯板の中心線上に0.5mmの穴を開ければ・・・。
しかし、この穴開けが結構厄介な作業。
先ず、1mm幅の帯板の中心にどの様にして罫書くか・・・。
最初は、Vブロックの代わりの1mm厚の真鍮版に帯板を押し付けて、ハイトゲージで罫書いてみたが、ハイトゲージを滑らせると材料の帯板も一緒にズレて動いてしまって、もう一つ上手く出来ない。
そこで、1mm厚の板と0.5mm厚の板で帯板を挟んで、クラフト・ナイフを使ってみた。この方が幾分上手く出来た様に思う。
そして、その罫書いた線上にどの様にして正確にポンチを打つか・・・・。
今回に限ったことではないが、罫書いた線上に正確にポンチを打つことは基本中の基本の作業で、もっと上手く出来ないかといつも思っている。
所が、これが殊の外難しい。肉眼では上手く打てた様に見えても、ピーク・ルーペで拡大して覗いてみると微妙にずれていたりしている。KKCの会員でもある著名なモデラーのTKD氏の弁では0.05mmの精度をキープしなければ良い作品は出来ないとのことで、この点からも何とかしたい点である。
2014/01/11
セミ・スクラッチ 形式5230
小生はこれまでテンダー機を作った経験がない。
と云うのも、こじんまりと纏まったタンク機が好みだったこともあるが、その他に模型として作成するには、テンダー機の場合は本体の釜の他に炭水車まで作らなければならず、タンク機の二倍の労力が要るだろうと云うのがその理由だった。
従って、この5230が小生にとって初めて手掛けるテンダー機と云うことになることから、釜と炭水車を繋ぐドローパーの作成も初めての経験・・・・・。
そう云う訳で、参考にするために、手持ちの中から唯一のテンダー機のキットであるTOBYの6760を引っ張り出してみた。しかし、このキットのドローパーの構造は炭水車の連結ピンを釜から伸びているドローパーの穴に上から差し込むもので、KKCの会員の皆さんが採用している方法と違っていた。
KKCの会員の皆さんは、所謂回り子式密着連結器の様に釜と炭水車をレールに乗せた状態で両者をぶつける様にして連結させるもので、賤しくもKKCの末席を汚している者としては、当然密着連結器方式を取りたい。
と云う訳で、何年か前のKKCの総会の折り、小生と同じ13mmを採用しておられるKさんに描いて頂いた寸法図を基に作った。
釜と炭水車の連結ピンの軸距を13mmにしているが、もう少し詰めた方が良かったかも知れない。この辺りはカット&エラーで調整する必要があるだろう。
何とかドローパーを作ったので、これまでに作り置いていたヘッド周りのパーツを半田付けして、何とか明日の新年運転会でSさんに見て頂ける状態に漕ぎつけた。
ヤレヤレ!
2014/01/09
セミ・スクラッチ 形式5230
気が付けば前回の更新からほぼ半年ぶりの更新。
これまでも何度か書いている様に、いつでも工作に取り掛かれる様に常に工作机の上に仕掛中のまま置いているのだが・・・。
その仕掛中の5230を横目に見ながら、やっていることは釣り関係のことばかり。
そんな折、昨年末のことだが、小生が所属している鉄道模型クラブのKKCの会員であるSさんから新年運転会のご案内を頂いた。そのお誘いの中の文面にブログを拝見しますと釣りにお忙しいようですが、鉄道模型もたまには如何でしょうか。もしお見え頂けるなら製作中の5230を拝見したいものですとあった。
この文面に触発され重い腰を上げて5230工作の続きを・・・・。
と云っても、その気になったのは2014年になってからのことで、運転会には間に合わないだろうが、兎に角出来る所までやってSさんに見て頂こうと思った次第。
再開の手始め、と云うより頓挫した理由は、作成済みの安全弁の出来がもう一つ気に入らず、気に入らなければ作り直せば良いものを、その気にもならず放置状態になっていた安全弁を作り直した。
2013/07/30
セミ・スクラッチ 形式5230
ハンドレールを取り付けた。
ハンドレールノブは手持ちの市販品を使う予定だったが、高さが合わなかったので0.6mmの真鍮線を削って作った半甲線を使った。写真には写っていないが、こちらの方がノブの頭が小さくて小生の好みに合っている。
所が・・・・、ボイラーの扉のハンドレールノブは市販品を使っていることをすっかり忘れていた(汗)
半田付けする前に確認すれば良かったのだが、ノブの頭の大きさが違ってしまうことなど、完全に意識の外のことだった。
正直に云うと、このブログを書いている時に初めてノブの頭の大きさが違ってしまったのではないかと思いを致し、既に出来ているボイラーの扉を手に取って確認した次第。
ア~ァ・・・・・・
ハンドレールをキャブの妻板に固定するフランジも半田付けした。
この辺りになると、狭い所に鏝先を突っ込んで半田付けをしなければならないので、5mm径の銅棒を加工して作った鏝先を使用した。
その甲斐があって半田付けは上手く行ったが、こうして見てみると、想像していた通りやっぱりオーバースケールだった。
しかし、これ以上小さく作るのは小生の技量では到底出来るものではないし、前述のノブの頭の大きさの違いも含めて、目を瞑ろう。
次いで、屋根の上の汽笛へ蒸気を送る配管(?)を半田付けした。
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