※ カテゴリー別アーカイブ:ブレーキ配管関係 ※

1060製作記(164) コンプレッサー

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

兎にも角にもエア・タンクの工作を終えたので、コンプレッサー煙室に取り付けるための工作に掛かった。

コンプレッサーは、当初、自作する積りだったが、ロスト・ワックスのパーツを使って手抜きをすることにしたので、ここでの工作は、コンプレッサー煙室に取り付けるための台を作るだけ。
所が、資料の写真を見ても、コンプレッサーが取り付けられている個所は陰になっていたり、全体にピントが甘くて細部が見えず、どの様な形状をしているかさっぱり判らない。

仕方がないので、真鍮の端材からそれらしく削り出すことにした。しかし、具体的にどの様な手順で工作を進めれば良いのか、さっぱりイメージが浮かんで来ず、時間ばかり経ってしまった。このまゝアイデアが浮かんで来るのを待っていると、又々、工作が頓挫してしまうのは目に見えている。

と云う訳で、兎に角、工作を進めることにした。
先ず、取り付け台が煙室と接する部分を煙室の径に合わせて切削する方法だが、端材を1mm厚の真鍮板に半田付けした上で、フライス・カッターで削ることにした。
しかし、半田付けだけでは強度は足りないかも知れないと心配した通りで、切削工作が進むにつれて、素材が台にした板から浮いて来てしまって、上手く削れなかった。幸い、浮いて来ただけでカッターの刃で飛ばされることはなかったので、怪我をすることはなかったが・・・・。

改めて、台を切削するにしろ、良い固定方法が思いつかなかったので、切削部分をヤスリで整形することにした(写真の左下)。

そして、出来上がった台を介してコンプレッサーを仮止めしてみた。
まぁ、まぁ・・・!!と云った所だろう。

1060製作記(163) エアタンクー(7)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

エア・タンクに帯を巻いて完成した所で、キャブ下に取り付けた。

で、こうして撮った写真を見ると、何故か帯が平行になっていない。
気になるので、改めて現物を目視してみたが、小生の目には平行に見えるのに、どうして?

加えて、リベットの乱れも気になる所。これだけのリベットを改めて打ち直す気力もないので、目を瞑って組立てたのだが、こうして写真に撮ると乱れが誇張されて見えるのが、辛い所。

1060製作記(162) エアタンクー(6)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

バイスにセットして、冶具共々切削した。

この欠き取り個所の直径は11mmにする予定だったが、生憎、手持ちのエンドミルの最大径は10mmしかない。
そこで、本来の中心点から上下左右に0.5mmづつずらして切削することにした。こうすると欠き取り部分は真円にはならないが、そこは目を瞑ることにした。

早速、切削し終わったエア・タンクキャブの床板に仮止めして従輪との関係をチェックしてみた。

しかし、裏返しにしたこの状態では、果たして上手く目論見通りに機能するか良く判らない。先輪を取り付けて、レールの上を転がしてみる必要がありそう。

また、今回は、従輪が触れそうな部分を欠き取る方法によったが、やはり後ろから見ると、その欠き取り部分が目に付く。覚悟していたこととは云え・・・・・・(涙)。
逆に、欠き取り部分の上方は円形に残したのだが、この部分は殆ど目に付くことがないので、わざわざその様な切削をしなくても良く、もう少し簡単に工作出来ることが分った。

1060製作記(161) エアタンクー(5)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

色々と考えてみたが、結局ジグの良いアイデアは浮かんで来なかった。

正に下手な考え休むに似たりになるので、最も初歩的なものを端材のアルミで作った。

ジグは3つからなり、エア・タンクの位置決め用の真鍮線に合わせて穴を空けたのもが2枚。この板にエア・タンクの脚を差し込んだ上で、バイスの口金側にセット。
そして、写真の中央のアルミ板で、この板には従輪との干渉を避けるために円状に切削する際のエンドミルの中心を合わせる点を罫書いている。この板をエア・タンクで挟み込んでバイスに固定すれば・・・・・。

果たして、上手く行くかどうか?

1060製作記(160) エアタンクー(4)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

パイプの中に丸棒を挿入する方法で、何とかエア・タンクの本体が出来た所で、用の凹みを欠き取った。

の形状は良く判らない上、模型では殆ど見えないと思われたので、0.8mmの洋白の端材から帯板を切り出し、位置決め用の0.8mmの真鍮線を介して半田付けをした。

次の工作は、イヨイヨ、車輪との干渉を避けるための切削になるが、先ず、そのために2個のエア・タンクを固定するための冶具を考える必要がある。

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