※ カテゴリー別アーカイブ:先・従台車 ※

1060製作記(71) 先・従台車 – 4

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

1060-063四苦八苦して、先台車の組み立てを8分程完了した。

こんなパーツでも、ボルト代わりの真鍮線の植え込みを除けば一個当たり12個の部品から出来ており、折角半田付けが終わっている部品が、他の部分を半田付けしている最終に熱が回ってポロリと取れたり・・・・。

そんなこんなで、一個目は試行錯誤して何とか組み上げるのに対して、二個目は一個目で要領を掴んでいるので、手際が良い。
と云う訳で、本来ならば同形であるべきパーツだが、良く眺めてみると、一寸した所に違いが出来てしまう。かと云って、習作分を含めて3個も作る気もしないので、ここは目を瞑るしかないか?

1060製作記(70) 先・従台車 – 3

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

1060-062先・従台車のパーツを少しずつ造り溜めて、漸くほゞ出来上がった。

前回、前々回とフライス盤を利用して罫書く方法を考えてみたが、結局、殆ど罫書くことなく済ませてしまった。
と云うか、フライス盤を使った工作の場合は、罫書き作業は要らないのかも知れない。

ただ、こうして出来上がったパーツを眺めてみると、僅かなズレがあったり、不揃いであったりと気になる点がある。簡易DROの精度の他にも原因があるのかも知れない。
どちらにしろ、これだけのパーツを作り直すのも辛いので、このまま組み立てに入ろうと思う。

1060製作記(69) 先・従台車 – 2

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

1060-061現在、先・従台車のパーツを切り出している所だが、その細かいパーツを一つ一つ罫書くのは、眼が衰えて来ている身にとっては、些か辛いものがる。

そこで、導入したフライス盤を最大限活用すべく、フライス盤を用いて罫書く方法を考えてみた訳で、今回はその第二段。

フライス盤を使う場合、直行する線を引くことは得意だが、斜めの線や円形の線を罫書く場合、色々と工夫が必要となる。前回のパーツはカーブを含む外形だったので、プロット方式によった。そして、今回のパーツは直線で構成されているので、罫書き針をチャックに咥えて直接罫書くことにした。

結果はご覧の通りで、罫書き線としては太過ぎたし、針を回転させながら罫書いたのでバリが出ており、もう一つも二つも改善の余地はある。
しかし、プロットするにしろ直接罫書くにしろ、フライス盤を利用して罫書くのも、罫書く方法としてはあり得るのではないかと思う。

1060製作記(68) 先・従台車 – 1

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

ロッドは、苦労した割には出来がもう一つで少し不満だが、取り敢えず終了として、先・従台車の製作に掛かることにした。

その前に、塩水浴をさせたクランク・ピンの状態だが、見事にドリルの刃だけが溶けてなくなっていた。
この方法を教えて頂いたYukiさんには、この場を借りてお礼を申し上げたいと思う。有難うございました。

さて、この1060先・従台車は、内掛け式なので車輪に隠れて台車の構造が、手持ちの資料では良く判らない。と云うことで、図の様なものを適当にでっち上げ、先台車従台車とは外形は同じにし、軸距だけを変えた。先台車

物作りには欠かせない罫書き作業は、フライス盤を導入して以来、随分と減った。
と云ってもなくなった訳ではなくいので、今回はフライス盤を使って罫書くことを試みようと考えた。
この方法が上手く行く様であれば、小さな材料であっても罫書き作業は随分と楽になる筈・・・。

フライス盤を使って罫書く場合、二つの方法が考えられる。
1)フライス盤のチャックに罫書き針を咥えて、罫書き線を引く方法
2)コーナーの曲がり角などの主要な点をプロットしてマークを付けた上で、そのマークをなぞって手で罫書き線を引く方法

この2種類の方法の内、
1)は工程も少なく正確な罫書きが出来る
のに対して
2)はマークする点の大きさによって、何よりも手作業が入るので精度はかなり落ちるのではないか
と思う。

1060-060となれば、迷わず1)の方法によるべきだろうが、今回は敢えて2)の方法によった。

正直に云えば、フライス盤による罫書きを思い付いた際には、1)の方法は、チラリと頭を過ぎった様な記憶はあるが、具体的な方法としては2)の方法しか頭に浮かんで来なかったので、2)によったと云うのが、その理由。1)の方法の方が合理的だと思ったのはこのブログを書いているこの瞬間で、時すでに遅しと云う訳。
次は、1)の方法での罫書きを試して見ようと思う

1060製作記(6)先・従台車

フル・スクラッチ 先・従台車 形式1060

先台車主要なパーツの3D図面化は略完了した筈・・・・。

と云うことであれば、ソロソロ実際の工作に取り掛かっても良いのだが、まだ工作室の整備が終わっていない。と云うより着手することさえ出来ていない。実は、工作室には少し設備投資をして近代化を図ろうと考え、この1060はその後の第一号の作品にしようと目論んでいた。所が、一昨年、嫁に行った娘の持ち物が未だ残っており、早く整理する様に云っているのだが、何時まで経っても放ったらかし。
昭和の男らしく強権発動すれば、ことは簡単に解決するものゝ、実際には張り子の虎状態でそうすることは夢のまた夢・・・・。

この様な状況なので、もう少しDSMで実際の工作をシミュレートしておこうと思う。

1060の前後にある台車の復元装置をどの様に組み込むか?
復元装置と云っても、台車そのものをセンターに戻す機能と台車の向きをセンターに戻す機能の二つの機能が必要だと思うのだが・・・・。
珊瑚模型のキットの2700の従台車には復元装置などはなく、センターピンの孔を左右に広げて横の動きを可能にしているだけなので、敢えて組み込まなくても問題はなさそう。となれば手を抜けるのだが。

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