※ カテゴリー別アーカイブ:フル・スクラッチ ※

1060製作記(121) キャブ – 4

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

これからが盛期の釣り(アジング)に備えて、2本同時に作っていた友人用と小生自身用のロッドが完成した所で、やっとその気になり、キャブ側板の作り直しに掛かった。

作成方法は、これまでと同じ様に1mm厚の真鍮板を捨て板として、それに0.2mm厚の燐青銅板を2枚重ねて半田付けし、フライス盤で切り抜いた。

この先は、バラシた上でリベット打ち作業に入る訳だが、これが集中力を要する大変な作業。
そのために重い腰が益々重くなっていたが、一大決心をして取り掛かろうと云うものなので、ここは一気呵成に作業を終えたいものだ。

1060製作記(120) ランボード – 4

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

キャブ側板の作り直しをしなければ・・・・・と思いつゝも中々その気になれず、時間ばかり経ってしまって、気が付けば3週間もの間放置状態

これじゃイカンと気を取り直して仕掛かり作品を手に取り、取り敢えず、仮止め状態だったランボードを固定することにした。

ランボードボイラーに固定するためのブラケットの個数は、残念ながら不明。特に根拠はないものゝ片側5個と想定して、0.5mm厚の洋白板を1mm幅に切り出した帯板から10個を2日程前に作った。
所が、曲げ加工をしている内、1個を紛失
床を這いずり回って探したが発見するに至らず、いつもなら余分に作っている予備も今回に限っては作っていない。と云って、又々、帯板を切り出してから数を揃えるのも面倒。と云うことで、ブラケットの数を減らして、片側4個に変更。

そして、昨日からブラケットランボードボイラーに半田付けをして固定をする工作に入ったが、小生、この様な小物の半田付けが至って苦手。
固定出来たと思ったら、ポロリと外れてしまい、半田付けをし直した上で余分な半田をキサゲいていたら、又々、ポロリ。

と云う訳で、意外と時間を喰ってしまった。
その結果は見ての通りで、少し歪んだブラケットもあるが、組み立てが終わればそれ程目立つことはあるまいと、このまゝ先に進むことにした。

しかし、この作業をしていて気が付いたことだが、もう少ししっかりとボイラーとランボードを固定しておく必要がありそう。
と云うのもランボードの欠き取り部分にはサイドタンクを嵌め込むことになっているが、出来上がったこの作品を手にする際はサイドタンクを両側から指で挟むことになるだろう。となると、この部分に最も力が掛かることになり、小生の下手な半田で固定されたブラケットだけでは、いつ外れてしまってもおかしくはない。
完成した後に、ここが簡単に外れてしまっては、泣くに泣けなくなる。幸い、ここに補強を入れてもサイドタンクの陰になり、殆ど見えなくなる。
と云う訳で、追加工作をすることにした。

1060製作記(119) ボイラー – 10

フル・スクラッチ ボイラー 上回り 形式1060

皆様のお蔭で小径モーターが手に入り、何とか後戻りをせずに済みそうなので一安心。

と云う訳で、工作を再開。

本当なら、失敗した側板の作り直しに着手しなければ・・・。
と思ったが、側板に掛かる前に、作り直しをしなければならなくなった時のことを考えて、一部バラシていたボイラー部分を組み立てし直し、ついでにキャブ妻板を仮止めした。

と云うのも、ボイラーランボードのセンターがずれている様な気がしてならなかったので、それを確認する意味で、煙突の一部と妻板を仮止めして見たもの。幸い、ずれておらず、ホッと胸をなで下ろした次第。

1060製作記(118) 設計ミス – 2

フル・スクラッチ 形式1060 走行装置

モーターの直径が火室の幅よりも大きいため、当初、予定した方法では組み立てが出来ないと云う全くお粗末極まりないミスを、どの様にしてリカバリーするか・・・・・。

最も簡単な方法は、火室の幅よりも直径の細いモーターにすることだが、そんな都合の良いモーターがあるのだろうか・・・・。改めて火室の幅をチェックすると9mmなので、直径9mm未満、8.5mm前後のモーターを探すことにしてネットを徘徊したが、思いの外適当なものがない。
小径モーターはスマホや携帯にも使われているので、簡単に見付けられると思っていたので、溢れる程物がある日本で見付けられないことに、少々意外な気がした。
しかし、見付けられないからと云って、8.5mmのモーターが手に入らなければ、色々とややこしい事態になる。場合によっては、可成り遡って工作をし直す必要も出て来るので、出来ればそんなことは避けたい。
ここは何としてでも、モーターを探さなければ・・・。

そこで、Nゲージの動力ユニットからモーターだけを取り出して利用することも考え、グリーンマックス5713コアレスモーター動力ユニットを候補にあげた。しかし、当然のことだがモーター部分だけのサイズの公表はないので、使えないリスクがある。
次に、ナロー用のモーター単体でナローガレージが販売しているのを見付けた。直径8mmのモーターが幾つかあったが、その中でARU-X1003NG-NP002を取り敢えず注文しておいた。
ナロー用のモーターが使えるかどうか、小生には分からないので、無駄な買い物になる惧れもあるが、この場合は仕方がない。

ナローガレージのモーターが使えない場合も考えて、末席を汚している模型クラブのKKCの掲示板に、小径モーターを探している旨をアップした所、何とクラブの頒布品に径7mmのコアレスモーターがあるとのこと。
クラブの会報は楽しみに読ませて貰っているが、小生の興味は製作記が中心だったので、どうもスルーしていたらしい。会報の編集で時間を割いておられる事務局のご苦労には大変申し訳ないことだったが、直ぐに送って貰える様連絡をした

そして、今日、その3つが揃った。

左から、KKCの頒布品、中央はARU-X1003、そして、右端はNG-NP002

こうして実物を手にしてみると、その小ささに些か驚かされてしまうし、何となく13mmの動力としては心許ない様な・・・・。

しかし、KKC事務局の弁では、回転も滑らかでトルクも良好、スローも効くとのことなので、このモーターを積むことで工作を進めようと思う。

1060製作記(118) 設計ミス – 1

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

気を取り直して、キャブ側板を作り直すことにしたが、ついでに気になっていた火室下部からやり直すことにして・・・・・。

で、作り直した火室下部ボイラーに半田付けをし、フレームからの高さをチェックした所、設計より0.5mm程高くなってしまっている。
ボイラーとの接続部分は、前作よりも綺麗なカーブに仕上がっているので、ヤスリで火室下部の高さを削って詰めることにした。

そこまでは、良かったが、フト思い立って、出来上がり後の組み立ての手順を確認してみた。すると、モーターの直径が火室の幅よりも大きいため、ボイラーを上から被せてボイラーの中に収納することが出来ないことが分かった(汗)

経験豊富な先輩諸兄には、こんな初歩的なミスは考えられないことで、当然、設計の段階で解決されていなければならず、誠にお恥ずかしい限り。

と云う訳で、組み立て手順を考えるのが、先決問題となってしまった。
しかし、考え様によっては、工作がもっと進んだ段階ではなかったことが、幸いだった、と思わなければ・・・・。

それにしても、あ~ぁ・・・・・

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