2010/11/02
形式5230
31日のKKCの集会では、鉄道模型会の重鎮と云うべき平野和幸氏や専門月刊誌の紙面に度々登場される著名な同好の諸先輩方から直接色々とお話を聞かせて頂き、大いに勉強になったが、それ以上に、痛く刺激を受けて帰って来た。
と云う訳で、これからは釣りともバランスを取って、年金生活を楽しもうと思う。
さて、5230の続きだが、今日はガイド・ヨークを作成した。
材料は、旧作と同じ0.5mmの洋白板で、一度作成しているので比較的スムーズに出来たと思うが、肝心のスライド・バーを挿入する1.0mm x 0.8mmの矩形の穴は、やはり今回も少々難儀した。
このためにも、極細のヤスリを揃えて置く必要があるだろう!!
こうしてアップにした写真を見ると、厭になる位に歪んでおり、前回作の方が綺麗に出来ていた様に思うが、取り敢えずこれで妥協しておこう!!
2010/10/30
形式5230
メイン・フレームの切断を行った。
今年の集会には間に合わなくなったので、焦って工作を進める必要はなく時間は充分にある。 この際、メイン・フレームも最初から作り直すことも考えたが・・・・・。
先ず、前段作業として、切断個所を跨ぐ様に0.5mmの洋白板を半田で裏打ちした。
その後、位置決め用のピンを打つため、0.5mm径の穴を4個所、メイン・フレームの本体部分と先端部分に分かれる様に、洋白板まで貫通させ、
次いで、裏打ちした洋白板を取り外し切断となる・・・・・・訳だが、洋白板に左右の区別を付けるための印を付けた。 これを忘れて左右・裏表を取り違えるとトンデモナイことになる。
そして切断したのがこの写真。
切断後、先端部分のフレームを一旦バラバラにして、再度組み立てに入った。
先ず、先端部分のフレームに取り外した裏打ち板を半田付けし直すのだが、その際フレームの左右と洋白板の左右を合せて0.5mmの洋白線を通して位置決めをした。
次いで、裏打ち板のメイン・フレーム側に飛び出した部分に0.6mm厚の真鍮板を半田付けした後、
洋白板に開けたピン位置をなぞって貫通させ、位置決め用のピンを通してメイン・フレームの本体部分に半田付けをした。
これによって、1.2mmだけ先端部分のフレームの幅を狭くすることが出来た。
2010/10/28
形式5230
大チョンボからの復帰戦。
月末のKKC集会に持ち込める可能性が完全に消えてしまい気持が萎えてしまいそうになった所で、ゆうえんさんやozuさんからコメントを頂き、勇気付けられて再作成したシリンダー周り。
コメントを頂かなければ、またまた2度目の塩漬けになり、日の目を見るのが何時になるのか分からなくなる所だっただけに、本当に有り難いコメントだった。 この場を借りてお二人にはお礼を申し上げたいと思う。
写真の左側が作り直したもの、右側が旧作で、基本的な作り方は、旧作と変わらず所定の寸法に切り揃えた外径3mm・内径1.4mmの真鍮パイプをスペーサーとして組み立てた。
尚、写真では殆ど見えないが、シリンダー・カバーにはキットのエッチング板を使用した。 しかし、少し彫りが浅い様に思える。 塗装すると丁度良いのかも知れないが、もう少し彫りが深い方が、カバーを留めるボルトの見栄が良い様に思えるのだが・・・・。
次は、メイン・フレームの先端部分を切断し、その先端部分の幅を1mm狭くする作業になる。 これが上手く行けば、小生の標準工作技法になるのではと期待しているのだが、はてさてどうなることやら。
その前に、ゆうえんさんに教えて頂いた中尾豊氏の書かれた蒸気の設計に関するテクニックの記事を読み返して見なければ・・・。
2010/10/20
形式5230
先台車用のセンタ-・ピンを作って、取り敢えず出来ている下回りのテストをすると・・・・、
大チョンボ!!
先ず、動輪の転がりが悪い。
蒸気機関車をスクラッチした場合、初っ端から動輪がスムーズに回転することは余りないので驚くに当らないのだが、色々と観察してみた所サイド・ロッドやメイン・ロッドを一回り太くしたことが原因の様だ。 特に、メイン・ロッドを太くしたのが致命的で、その為にメイン・ロッドが上死点に達した時にガイド・ヨークに接触していることが判った。 そこで、メイン・ロッドを極力ヤスって細くしたのだが、テーパーがきつくなってしまった。
先輪がポイントを渡れない。
先輪は手許にあったプロトサーティーンの10.5mmスポーク輪を使ったのだが、篠原の6番ポイントで脱線して渡れない。
ポイントで先台車が首を振った時に車輪がメイン・フレームの何処かに接触するのが原因かと思ったのだが、そればかりではないことが判った。 つまり、先台車のみを手で押してポイントを通過させると、トングレール(先端軌条)の所で車輪がせり上がりレール面に乗り上げている。 この状態でフレームに接触すれば、車輪の横動が妨げられ容易に脱線することは明らかである。
シリンダー間隔が狭過ぎる。
蒸気機関車を模型化する場合、16番であっても小生の様な13mmであってもシリンダー間隔をどうするか、妥協点を何処に求めるかが問題となるのは、ある意味常識とされている。
この5230のシリンダー間隔は、組立図では5フィート3インチと記されておりメートル換算すると1.6mである。 この1/80は20mmになるが、何を考えていたのか、3年も4年も前のことなので今となって全く思いだせないが、5230を模型化するに当って1~2mm広げることもせず丁度20mmにしていた。 これでは、実物よりも遥かに走行条件が厳しい模型の世界ではスムーズな走行なんて出来る筈がない。
全く初歩的な誤りで恥ずかしい限りである。
と云うことで、月末の集会には間に合わなくなるが、下回りから作り直しする必要が出て来てしまった。
作り直しに当っては、シリンダー間隔を1mm広げ、同時に先台車付近のメイン・フレームの幅を1mm狭くして間隔を稼ごうと思う。
尚、先輪についてはバック・ゲージを0.1~0.2mm狭くして見ようと思っている。
2010/10/17
形式5230
漸く先台車の作成になった。
先台車の構造には、軸箱が車輪の外側に来る外掛け式と、内側に来る内掛け式とがあるが、この5230は内掛け式が採られている。
外掛け式では3点支持にすることも簡単だが、内掛け式ではどの様にするか?
内掛け式構造の先台車を作成するのは、小生にとって初めての経験であり、しかも13mmを採用している関係上、狭いスペースでどの様にして3点支持を実現するか??
色々と考えて見たが良いアイデアは浮んで来ず、結局、実物と同じ様に台車のフレームの内側にイコライザーを組み込むことにした。
写真は、そのための主なパーツで、右上がその0.5mmn洋白製のイコライザー。 所が、設計ミスではなく工作精度の問題だと思うが、実際にはこのイコライザーを組み込むことが出来なかったので、デザインを少し変え、厚みも0.3mmと薄くしてて組み込んだ。
更には、もう一つ大きなミスがある。 車輪は動輪と同じ様にフレームの上から落とし込む方式を考えていたのに、何を勘違いしたのか、写真の通り下から嵌め込む様にフレームを下方に向かって切り取りをしてしまった。 再度、ボルトを表現するための真鍮線を植え込むのも面倒なので、裏打ちをした上で上側を抜いて、何とか誤魔化した。
これらの部品を組み立てたのがこの写真。
下の写真は、先台車の下側から撮ったもので、天地逆様になっているが、その写真に写っている先台車の中央を横切っているものは、内径0.6mm、外径1.0mmの真鍮パイプを使用したイコライザーを支えるステー。 この後は、センター・ピン用にそのステーの両端を残して切断することになる。
その他、センター・ピンの作成、復元装置等の組み込みが残っているが、取り敢えず先台車は一段落。
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