5230製作記(48)
2010/10/17
漸く先台車の作成になった。
先台車の構造には、軸箱が車輪の外側に来る外掛け式と、内側に来る内掛け式とがあるが、この5230は内掛け式が採られている。
外掛け式では3点支持にすることも簡単だが、内掛け式ではどの様にするか?
内掛け式構造の先台車を作成するのは、小生にとって初めての経験であり、しかも13mmを採用している関係上、狭いスペースでどの様にして3点支持を実現するか??
色々と考えて見たが良いアイデアは浮んで来ず、結局、実物と同じ様に台車のフレームの内側にイコライザーを組み込むことにした。
写真は、そのための主なパーツで、右上がその0.5mmn洋白製のイコライザー。 所が、設計ミスではなく工作精度の問題だと思うが、実際にはこのイコライザーを組み込むことが出来なかったので、デザインを少し変え、厚みも0.3mmと薄くしてて組み込んだ。
更には、もう一つ大きなミスがある。 車輪は動輪と同じ様にフレームの上から落とし込む方式を考えていたのに、何を勘違いしたのか、写真の通り下から嵌め込む様にフレームを下方に向かって切り取りをしてしまった。 再度、ボルトを表現するための真鍮線を植え込むのも面倒なので、裏打ちをした上で上側を抜いて、何とか誤魔化した。
下の写真は、先台車の下側から撮ったもので、天地逆様になっているが、その写真に写っている先台車の中央を横切っているものは、内径0.6mm、外径1.0mmの真鍮パイプを使用したイコライザーを支えるステー。 この後は、センター・ピン用にそのステーの両端を残して切断することになる。
その他、センター・ピンの作成、復元装置等の組み込みが残っているが、取り敢えず先台車は一段落。
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